「いきなり決まった退職、有給消化も認めてもらえず…」#これってハラスメントですか?!



Q.「上司に本日付けで退職してもらうと言われました、有給も使えないようなのですが…」

新卒で入社をしてからずっと営業の仕事をしていましたが、上司から話があると言われ会議室に連れられ何事かと思ったら、いきなり「本日付けで退職してもらう」と言われました。前から別の仕事に興味があったため辞めたいとは伝えていたのですが、まさか当日に言われるとは思いもよりませんでした。

随分前に辞めたいと伝えた時も「辞めるなら有給は使うな」とも言われたのですが、これもどうなのでしょうか?有給は上司が制限をかけても良いものなのでしょうか?このような場合どうすれば良いのか教えてください(しゅら/25歳/映像制作)

A. 複合的なハラスメント、争い方を考えよう

しゅらさんの場合、映像制作という体力勝負のテレビ業界で営業の話をするのは大変だと思います。密室で、「本日付け」退職という不利益処分を言い渡され、かつ、その原因となる事実関係も明確化されていない本件では、ハラスメント、もしくは解雇権の濫用になりえます。やめるなら有休を使うな、などは明確にハラスメントでしょう。これらが複合的にハラスメントを構成しており、争うことは十分可能なのでないでしょうか。質問にお答えすると、有休は上司が制限をかけられるものではなく、法律上の権利です。ただし、これら正論をふりかざすには、副作用が伴ってしまうのも事実です。正当に権利行使を主張することもできますが、大きな顔をして法律上の権利をつかって会社を休み、のちに異議を唱えられたタイミングで争う、など、解決に向かっての工夫は必要でしょう。

回答者:弁護士 齋藤 健博

自身のLINEIDを公開しており、初回相談はLINEで無料で行うことが可能な弁護士。ハラスメント問題や浮気・不倫問題の解決に定評があり、過去には弁護士ドットコムのランキングトップに名を連ねた経験も。YouTubeではセクハラ時の対応に関する動画なども公開している。多くの被害者の悩みである「セクハラの線引き」や、「残すべき証拠」などを動画で分かりやすく伝えている。
YouTube動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=gd8rwOXDKp0