通勤がない分、たっぷり寝ているはずなのに……
在宅勤務で仕事をしていると通勤時間がなくなる分、朝もお家でのんびり過ごす時間が増えました。そのため、いつも以上に睡眠時間も多めに取っている人が多いのではないでしょうか?
けれど、寝つきが悪くなってしまったり、朝起きようとしてもスッキリ目覚められず勤務時間ギリギリまで起きられない……と悩んでいる人の声を耳にすることも増えました。朝の時間に余裕ができて、睡眠時間もいつも以上に確保できているはずなのに、満足のいく「眠り」がとれないのはどうして?
実はその原因として大きいのが「運動不足」と「日光浴不足」。
家の中での移動のみで体力の消耗が少ないこと、外出をしないため日光を浴びることが難しく時間の感覚が取りづらいところなどが挙げられます。お家にいながらも、質の良い睡眠をとるにはどうすれば良いのでしょう。
必要な物をあえて机に置いておかない
外で散歩をしなくても、意識的に家で動くことは大切です。
仕事に集中していると気がつけば午前中一度も席を立っていない、なんていうこともよくあります。それを防ぐためにも、“席を立たざるを得ない状況を作りだす”のがおすすめです。
例えば、喉が渇いたらキッチンまで飲み物を取りに行く。スマートフォンをあえて少し離れた場所に置いて、電話対応をするときは取りに行く、など。普段はまとめて机に置いてありそうな物を、あえて不便にすることで小さな運動をとることができます。
こんなこと、やる意味あるの? と疑いたくなりますが、ちょこまかした小さい動きでも、やっているのとやっていないのとでは、かなりの違いがあります。
動画サイトやアプリを活用しながら家トレ
ジムに行かずとも、フィットネス系のアプリや動画サイトを活用しながらお家で体を動かしてみましょう。ヨガや筋トレなど、種類が豊富かつ特別な道具がなくてもできる運動を探してみて。最近は、オンラインレッスンを配信しているフィットネスジムなども多くあるため、気軽にプロから教わることができます。
簡単そうにみえても、以外と汗だくになってしまう運動ばかり。運動不足が気になるタイミングにぜひチャレンジしてみて。
日光がよく入る場所で朝のルーティーンをする
睡眠の質を良くするために大切な要素、もう一つが日光浴です。
朝起きてもカーテンをしめっぱなしにしている人は注意が必要です。日光を浴びないと、体内時計が毎日少しずつずれていって時間感覚を失ってしまいます。そのため、夜になっても眠れないという状態になってしまうのです。
まずは朝起きたらカーテンを開け、窓から差し込む光を浴びましょう。スマホをチェックしたり、歯磨きをしたり、どんなことでも良いので毎朝していることを、日の当たる場所で行うように生活導線を整えて。朝、日光浴をすると気持ちよく1日を過ごすことができますよ。
生活環境の変化で影響しやすい睡眠の質
睡眠の質は、生活環境の変化によって影響されやすいもの。ですが、厚生労働省や首相官邸のサイトには感染予防には「十分な睡眠をとることは重要」と書かれています。
この十分な睡眠とは、ただ「〇時間寝れば良い」という考えではなく、サイトには記載していませんが「質」も大事だと思いませんか? 在宅勤務で睡眠の質が落ちたと感じたなら、今回の対策を実践し快適なおうち時間を過ごせるように工夫してみましょう。