意志が弱いわけじゃない!心理学を用いたダイエット法でコロナ太りから脱却



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やばい、太った…?! コロナ太りを解消する策は?

新型コロナウィルスの蔓延で外出自粛が続く日本。ついに5月末までの緊急事態宣言の延長も決定しました。そこで気になるのがコロナ太り。外出をしないことでストレスが溜まり、ついつい食べ過ぎてしまったり、運動不足で脂肪が付いてきたなんて人も多いはずです。そこで今回は「続かない・ツラい・痩せない」を一気に解決してくれる魔法のような心理学をご紹介。

ズボラさんもこれを実践すれば確実に痩せることができる…?! ぜひお付き合いくださいね。

食事制限や糖質制限はツラいし、続かない! そんなときにおすすめな方法は…

きつい食事制限や糖質制限。
意志が強かったり、意識が高い系女子なら耐えることもできるでしょう。ですが、そんな人はそもそもダイエットを必要としていない可能性大! 自分の体型と向き合い、その変化を楽しむことができています。

では食事制限や糖質制限ができない、意志が弱いタイプの人はどうすれば良いのか…? そんな人は、食事制限を簡単にできる工夫をする必要があります。
その方法は「いまよりも小さな茶碗やスプーン、コップに変える」だけ。
いつも使っている食器よりも、ひとまわり小さな食器に変えるだけで食事量が減り、痩せられるのであればこんなに簡単な方法はありませんよね。

アメリカのペンシルバニア大学のアンドリュー・ゲイアーが、粒のチョコレートを入れたお皿を被験者の前に置き、「好きなだけどうぞ」と勧める実験を行いました。
このとき、お皿の横にあるスプーンの大きさを変えておき、一つのグループにはスープ用のスプーンを、もう一つのグループにはその4倍の大きさものスプーンを用意し、被験者が食べるチョコレートの量の違いを調べます。

その結果、「好きな量を食べてください」という指示は同じでしたが、大きなスプーンを使ったときには粒チョコレートを食べる量が2倍になったのです。つまり、意識しなくとも、小さな茶碗やスプーンやコップを使うだけで、しっかりと食べた気になり、知らないうちに食事制限が出来てしまうということ。

アメリカ人に肥満が多いのは「食べ物や袋のサイズが大きいから」かもしれません。大きなサイズの食べ物を買って「2日間に渡って食べればいいか」と思っていても、ついついその日に食べきってしまった……ということは少なくないはず。アメリカはその大きめなサイズが日本製と比べてもとても大きいので、肥満が多いと考えられています。みんなが大好きな「お菓子」も、小分けされているものを選ぶことで制限できます。
どうしてもお菓子が食べたいというときには小分けにされているものを買いましょう。

「◯◯しない」は逆効果! 三日坊主はあなたのせいじゃない

ダイエットを決意した人がやりがちなことが、「もうお菓子は食べない」、「ご飯を食べ過ぎない」、「お酒は飲まない」などの制限です。気合いがある時はついこのようなルールを設けたくなりますよね。

それで痩せられれば美談ですが、残念ながら人間はそんなに強くありません。
一度頑なに決心したあの気持ちはどこえやら。三日坊主の連続記録更新……? いえ、これはあなたの「気持ちや決意が足りないから」なのではありません。

実は「○○しない!」と心に決めるのは逆効果なのです。
ハーバード大学のダニエル・ウェグナーが被験者を3つのグループに分けて、シロクマが映った映像を 50分間見せる実験を行いました。映像を見せ終わったあとに、一つのグループには「シロクマのことを覚えておいてください」と、もう一つのグループには「シロクマのことは考えても考えなくてもどっちでもいいです」と、そして最後のグループには「シロクマのことは考えてはいけません」と指示を出します。

そして1年後、シロクマの映像について被験者に聞いたところ、一番内容を覚えていたのは「シロクマのことは考えてはいけません」と言われたグループでした。
ウェグナーはこれを「皮肉効果」と名付けました。つまり「シロクマのことを考えないようにしなきゃ」と思っていると、逆にシロクマのことが脳裏に焼き付き、結果シロクマのことばかり考えてしまったということ。

つまり 「お菓子を食べないようにしないと」、「ご飯を減らさないと」と思っていると逆効果。頭の 中はお菓子やご飯で埋め尽くされてしまいます。もちろんストレスも強く感じることで、つい誘惑に負けて食べてしまう……。
そうならないように「食べない」「これはやめる」と考えるのではなく、「私は少し食べればお腹がいっぱいになる」、「食べたら運動がしたくなる」という風に前向きな考え方を身につけていきましょう。禁止するような考え方は、禁止しようとしていることが思い浮かびやすくなり、結果失敗に繋がる可能性を高くしてしまうので、考え方を変えることです。

夕食を食べ終わる時間を意識して

人間は食べ物を食べ、それを消化するのに時間がかかります。
消化しきる前に睡眠を取ってしまうと睡眠の質を下げるだけでなく、太る原因になります。理想は20 時までに夕方を食べ終わり、23時には寝ることですが、忙しい社会人にとってそれはなかなか難しかったりします。

どうしても遅い時間に夕食を取らなければいけない方は、消化の悪い揚げ物や炭水化物は控えましょう。そのときも「揚げ物や炭水化物を食べないようにしよう」と思うのではなく、「私は野菜スープやお豆腐で満足できる」と捉えて。夜ご飯は少なめに、明日の朝食べればいいのです。

意志が弱いわけでも意識が低いわけでもない! ダイエットの攻略法を覚えて

いかがでしたか?
少しのコツさえわかれば、あなたのダイエットは劇的に楽になりますし、効果が出ます。
今までのあなたは「意志が弱い」わけでもなく、「意識が低い」わけでもありません。「ダイエットの攻略法」が分からなかっただけです。攻略法がわかればあとはそれを実践するだけ。前向きな考え方と少しの工夫で、コロナ太りを脱していきましょう!