デジタルトランスフォーメーション(DX)って?
デジタルトランスフォーメーションとは、簡単に言うと「デジタル技術を利用した変革」です。
よく「DX」と表現される事がありますが、これはDigital Transformationの略。本来であれば「DT」という表記になるはずですが、英語圏では「Trans」をXと略す事が多いため、その影響で「DX」と表記されるようになりました。
例えば、インターネット技術の発展、普及はわたし達の生活様式を大きく変えました。
従来リアル店舗でなければ購入できなかったものが、今ではスマホひとつで簡単に購入できます。
インターネット技術を利用し、Amazonや楽天、ZOZOなど多くのECが生まれ、iPhoneなどのスマホ端末が普及する事でビジネスを広げていきました。
また、4Gや5Gなど通信速度の進化は動画でのコミニケーションを後押しし、YoutubeやNetflixなど動画メディアの普及をもたらしました。
このようにデジタルトランスフォーメーション(DX)は常にわたしたちの周りで起こっていることなのです。
今またデジタルトランスフォーメーション(DX)注目される理由は?
最近また「デジタルトランスフォーメーション(DX)」や「デジタルシフト」という言葉がメディアなどで注目されています。
なぜまた今になって、デジタルトランスフォーメーション(DX)は注目されているのでしょうか?
注目されてる理由は2つあります。
1つはコロナの影響、もう1つはAIを中心とする技術の革新です。
コロナ時代に求められるデジタルトランスフォーメーション(DX)
今は新型コロナウイルスの影響で、人と人とのリアル環境での接触をできるだけ避けなければいけない状況にあります。
「リモートワーク」や「在宅ワーク」が当たり前になりつつある環境化で、対面でのミーティングや商談が減り、ZOOMをはじめとしたオンラインコミュニケーションツールを利用する企業が増えてきています。
今までデジタルトランスフォーメーション(DX)にあまり積極的ではなかった企業も、WITH(ウィズ)コロナの状況化で、環境に対応する為、デジタルトランスフォーメーション(DX)が求められているということ。企業がどのように対応するのかが注目されています。
AIなど技術革新によるデジタルトランスフォーメーション(DX)
もう一つの注目される理由が、技術革新です。AI技術の発展に伴い、計算スピードが圧倒的に早まり、自動学習も可能となりました。今まで解析できなかった膨大なデータも解析できるようになり、新たなる発見も次々に見つかっています。
AI技術の発展はスマホ誕生以上の変化をもたらすと言われており、企業はこぞって技術を取り入れ価値を生み出そうとしています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)はチャンス?ピンチ?
デジタルトランスフォーメーション(DX)は、企業にとってピンチなのでしょうか? ソレともチャンスなのでしょうか?
例えば、ECの普及に伴い、従来あった百貨店の売上は大きく減少しています。SNSやYoutubeなどの普及に伴い、TVや雑誌などのマスメディアは視聴者も減り、それに伴って広告効果も大きく減っています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)は、従来当たり前だとしていたビジネスモデルに大きな影響を与える事に間違いありません。それに対応仕切れない企業にとってはピンチと言えます。
逆に、スタートアップ企業やベンチャー企業にとってはチャンスとなります。Amazonも、FacebookもGoogleも、日本で言うと楽天や、ZOZOも90年代にはスタートアップでした。技術革新を早く捉えアクションする事でここまで発展したのです。
AIの発展に伴い、多くの仕事が失われると言われています。しかし、逆に多くの仕事が生まれるとも考えられます。デジタルトランスフォーメーション(DX)は、技術革新をいかに受け入れ行動するかでピンチにもチャンスにもなるのです。
まとめ
デジタルトランスフォーメーション(DX)によって全てがなくなるのではありません。
新しいものが生まれ、古いものは変化を求められ、よりよくなるチャンスです。今までできなかった事や、夢だと思われる事が次々に実現されていくかもしれません。
プライベートではデジタルトランスフォーメーション(DX)をとことん楽しみ、仕事としてはチャンスと捉え技術革新を生かす。デジタルトランスフォーメーション(DX)がピンチになるかチャンスになるかは変化をどう捉え、どう行動するか次第になるでしょう。