恋人と一緒に暮らすときの部屋選びの基準は? 住みやすいお部屋選びのコツ【カップル編】



[記事内に広告が含まれています]

大切な恋人との同棲生活は、一緒にいる時間も増えて楽しいもの。今の時代、結婚をする前から一緒に暮らすカップルも増えています。ですが、良い恋愛関係を持続させるには環境づくりが大切。特にお部屋探しは今後の関係を大きく左右してしまうかも知れない大事な部分なのです。

カップルとの同棲ではどんなお部屋が良いのか? お部屋探しのプロであるアットホーム株式会社の西嶋 優理子さんに、カップルに人気がある部屋の特徴と、気を付けておくべきポイントについて聞いてみました。

同棲肯定派に聞きました! 結婚する前に一緒に住むことのメリットって?

同棲のメリットは「家賃が安く済む」「生活費が抑えられる」のほかに「結婚を意識して暮らせる」などが挙げられます。

全国の20~59歳の男女に結婚前に同棲するべきかどうかアンケートをとったところ、肯定派からは「金銭感覚が合うか、経済面で不安はないかなどを試せる」「私生活を一緒にすることで、結婚した後のイメージができる」といった声がありました。

相手の食生活や家事など、生活する上で大切にしている価値観は一緒に暮らしてみないと分かりにくいことから、結婚前に同棲するカップルが多いようです。

カップルに人気の条件とは?

住まいのプロである不動産会社のスタッフに同棲生活成功のカギを聞いたところ、エリア選びでは「通勤距離や実家との距離でどちらかが有利になりすぎないところ」が良いという声がありました。

最近テレワークが普及していますが、テレワーク実施者にアンケートをとったところ、駅近などの「交通アクセスが良いエリア」よりも、スーパーが近いなどの「周辺環境の充実したエリア」にこだわる傾向にあります。二人ともテレワークの場合には、周辺環境にも注目して選ぶと良いかもしれません。

また、最近テレワークが普及していますが、テレワーク実施者にアンケートをとったところ、駅近などの「交通アクセスが良いエリア」よりも、スーパーが近いなどの「周辺環境の充実したエリア」にこだわる傾向があります。二人ともテレワークの場合には、周辺環境にも注目して選ぶと良いかもしれません。

設備面では「広いキッチン」もおすすめです。二人で楽しく料理をつくるのも良いですし、カウンターキッチンならリビングにいる相手と会話がしやすいです。ベランダに洗濯物を干したくない場合は、「浴室乾燥機」「室内物干し」などの設備も便利です。

オンラインでの買い物が増えている点から、「宅配ボックス」「インターネット接続料無料」も人気を集めています。インターネットについては、二人ともテレワークの場合、回線によっては通信が不安定になることもあるので、物件に導入されている通信環境(速度やサービス)を確認するとより良いでしょう。設備ではないですが、Wi-Fiルーターも、なるべく新しいものを使うことをおすすめします。

ライフスタイル別、カップルにおすすめの間取り

①ずっと一緒にいても苦でないカップルの場合
リビングが広めな1LDKがおすすめです。普段はリビングで過ごし、たまに喧嘩した時にも一時的に別々の空間で過ごすことができます。

②1人の時間も欲しい or 2人の生活時間が異なるカップルの場合
仕事や趣味のスペースをそれぞれが持てる2DKや2LDKがおすすめです。玄関や水回りから遠いところに居室があると、寝ている間に帰ってきた、という場合でも気になりにくいです。

③友人を招いてホームパーティーをするのが好きなカップルの場合
リビングが広めな1LDKがおすすめです。カウンターキッチンがあると料理をしながらリビングが見渡せます。

2人で住む時に注意しておくべきこと

不動産会社のスタッフによると、家賃面では「無理しないで余裕が持てる家賃で住むこと」という声がありました。いっぱいいっぱいの家賃だと、どちらかがきつくなったときに別れる原因になったりします。

また、初期費用や家賃をどちらがどれだけ払うのか、住む前にきちんと決めておくことが重要であるようです。「建物は古くても、水回りがリフォームされている物件は、家賃が手頃で若いカップルにはおすすめしたい」というアドバイスもありました。

内覧時に不動産会社に聞いておくと良いことは?

二人ともテレワークをしているカップルであれば、「二人分のワークスペースがあるか?」「コンセントの数や位置は?」「インターネット回線が物件に導入されているか? ない場合は自分の好きな回線を引けるか?」などを聞いておくと良いかもしれません。

また、結婚を見据えたカップルであれば、「子育てにも向いている物件かどうか?」「ファミリー世帯は住んでいるか?」を聞いておくと、より生活イメージが湧きやすくなると思います。

物件を探すときのオススメの探し方

不動産情報サイト アットホームでは、Webサイト・アプリの両方に「二人暮らし向け物件特集」があります( https://www.athome.co.jp/chintai/theme/couple/ )。

他にも、住みたいエリアを検索した後、「人数に合った間取りを絞り込む」で「二人暮らし」を選ぶと、二人暮らしにおすすめの間取りの物件が自動で表示されます。

他にも便利機能として……

①物件情報を共有できる機能
物件の詳細ページの「この情報を共有する」ボタンなどから「メール・LINE・Twitter・Facebook」でシェアが可能です。二人で好みの物件を共有し合うのも同棲の楽しさの一つです。

②2カ所の通勤・通学時間から探せる機能
「通勤・通学時間から探す」では、2カ所まで設定が可能です。

などの機能があるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?

同棲前は、恋人の好きな部分だけ見ていればよかったものが、一緒に生活することで、見たくない部分まで見えてしまうものです。ですが、コミュニケーションをしっかり取れていれば、お互いに配慮することができて、楽しい同棲生活を送ることができます。今回のポイントを踏まえてよく相談しながら選んでくださいね。

教えてくれたのはこの人!

アットホーム株式会社 マーケティングコミュニケーション部 広報グループ
西嶋 優理子

2017年アットホーム入社。家・街・暮らしの情報サイトの制作を担当したのち、
2018年より広報を担当。アンケートによる住まいや暮らしのトレンド調査に携わる