【エディターレポート】今更聞けない! 接触確認アプリ「COCOA」の活用メリット



[記事内に広告が含まれています]

2020年6月に厚生労働省からリリースされた「COCOA(ココア)」は、新型コロナ感染者との接触を確認できるアプリ。みなさんはすでにダウンロードしていますか?

8月下旬の時点では約1500万ダウンロードで、日本の人口と比べるとまだまだ少ない数字となっています。リリース当初は不具合なども多くあったため、ダウンロードするのはやめておこうと思われた方もいらっしゃると思いますが、最近は安定してきて、スマホを所持している人はダウンロードしておくべきアプリになったと感じます。

今回は、接触確認アプリ「COCOA」の活用メリットと使用感について解説していきます。

「COCOA」を利用するメリット

アプリをダウンロードし、規約に同意すると、Bluetoothを利用して感染者との接触情報の記録が可能になります。これによって、過去14日以内に、陽性者と1m未満の距離で15分以上近接していた場合、ユーザーに通知が送られます。

陽性者と接触した結果が出た場合、自分も陽性者である可能性があるということです。PCR検査を受けるなど、感染を拡大させないための行動を意識することができます。

接触情報が記録されるということは「氏名や連絡先などの個人が特定されるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、情報や位置情報などは記録されることはありません。また、Bluetoothを通して記録された接触情報は暗号化され、14日後に自動的に削除されます。

また自分自身が陽性と診断された場合にも、陽性登録をすることで自分の感染情報をアプリに登録することができます。もちろんこちらも匿名で行われ、氏名や連絡先などの個人が特定される情報や、位置情報などは記録されません。

利用してみた感想

筆者もリリース当初はダウンロードしていなかったのですが、繁華街など人が多い場所に出向くことが増えたためダウンロードすることに。氏名や住所などの記入はなく、利用規約に同意をしBluetoothをONにするだけで、手間はなく非常にシンプルなつくりになっています。

人によっては「電池の減りが早くなった」という意見も耳にしますが、筆者の場合、ワイヤレスイヤホンをよく使うこともあり、常にONの状態にしているため特にアプリをダウンロードしてから極端に減ったという感覚はありませんでした。端末によりけりなのでしょうか?

陽性者と接触することがなければ、このような画面が表示されます。また、プッシュ通知をONにしているとアプリを開かなくても1週間のまとめが送られてきて、陽性者と何人接触したかの合計人数も表示されます。

新たな生活様式にアプリを入れよう

外出する度に感じる、自分は感染していないか? という不安。
「通知がきていないから絶対に安心」とまでは言えませんが、アプリを入れることで少し不安がやわらぎました。

COCOAアプリは徐々に広がってきているものの、このアプリが十分な効果を発揮するには全体の6割がダウンロードをする必要があると言われています。「今、ダウンロードしても意味がない」と自己判断をせず、感染数を増加させないためにもこのアプリを利用してみてはいかがでしょうか?