仕事と勉強の両立は体が資本!疲れにくい体をはぐくむ“中医学的”1日の過ごし方



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中医学リズムで1日を過ごすと疲れにくい身体になる!?

中医学の世界には「子午流注(しごりゅうちゅう)」というものがあります。これは、時間の流れとその時間にあっている養生法が示されているものです。
昼夜逆転の生活をしていると心身ともに不安定になったという経験があると思いますが、これはこの子午流注の流れに逆らった過ごし方をしてしまったことが原因の1つとして考えられます。
夜は陰の時間といって休むことに適している時間帯ですのでしっかり休む、日中は活動に向いている陽の時間帯ですので仕事や家事などをして体を動かすなど、自然のリズムに沿った生活をすることで体内のリズムと調和して不調を感じにくくなります。

何事も体が資本。多忙な方こそ、子午流注の考えを取り入れて過ごしてみましょう。

【朝】7時〜11時:消化吸収の時間&1日のなかで1番集中力が高まる

7時〜9時は消化吸収の活動が活発になる時間帯。この時間に食事をすることでスムーズに消化ができて、栄養をしっかり吸収できるといわれています。この消化の時間帯に朝ごはんを抜くと集中力が低下したり、やる気がおきない原因にも。効率よく仕事や勉強をこなすためにも朝食はしっかり摂りましょう。もし、食欲がわかない場合は夕飯を食べ過ぎているか、食べる時間が遅いことが考えられますので夕飯の量を見直してみて。

9時〜11時はエネルギーを作り出す脾(ひ)という臓腑の活動が高まる時間帯で1日のなかでの一番気力や集中力がアップするといわれていますので、この時間に集中したい仕事を持ってくると良いでしょう。休日はこの時間に勉強の時間を持ってくると◎。

【昼】11時〜15時:ランチタイム後は目と頭を休めて午後のエネルギーをチャージ

この時間帯は血の巡りを司る心(しん)という臓腑の時間帯です。この時間は陽から陰の時間に切り替わるタイミングですので、激しい運動は避けて15分程度のお昼寝をして休息をとることで午後からのエネルギーを蓄えることができます。また、目と頭の使い過ぎは血(けつ)という体や心の栄養である物質が減ってしまう原因にもなりますので、ランチタイム後はスマートフォンを見る時間をお昼寝する時間に充てましょう。

昼食はお腹いっぱいまで食べるとだるさを感じやすくなりますので腹八分目で食事は終えることを心がけて。メニューはお米中心にして、お腹を温める汁物をプラスしましょう。

【夜】19時~23時:寝る時間は削らないのが仕事と勉強の両立のカギ!23時までには就寝して

深夜の方が集中できるという方も多いかもしれませんが、長い目で見た時に0時を越えてまで起きているのはおすすめできません。

と、いうのも23時〜1時にエネルギーの源である気、脳の栄養である血(けつ)を充電するからです。この間にしっかり休んでおかないと疲れがとれなくてイライラしてしまったり、集中力がとぎれやすくなったりしやすくなります。

やりたいことの実現のためにはその場しのぎの勉強の仕方では体力が持ちません。中国のことわざに「午の刻(23時〜1時)の睡眠を放棄するくらいなら一度の食事を放棄するほうがずっといい」ということわざがあるほどです。

頑張りたい気持ちは分かりますが、資格勉強と仕事を両立させるためにも寝る時間を削らないスケジューリングにしましょう。

自然と体のリズムを調和させて疲れにくいカラダとココロを育む

頑張りたい気持ちはあっても体が元気でないとやりたいことにも前向きに挑戦できないものです。

忙しい毎日ではこれらを全部意識することは難しいかもしれませんが、まずはできることから少しずつ。できれば寝る時間だけは削らずに23時までには就寝することから始めてみてください。

中医学の知恵をとりいれて今よりもっとすこやかな毎日を過ごせる方が増えますように。