仕事向いてない…もう辞めたいけど我慢すべき?判断の方法とは?



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仕事の向き不向きってあるの?

世の中には実に多くの仕事がありますが、その中で天職ともいえる仕事に付いている人も少なくありません。でも、同じ仕事をしていても、そこにやりがいを見出す人と苦痛しか感じないという人もいます。

では、仕事の向き不向きというのはあるものなのでしょうか。

向いていないからとすぐに会社を辞めたいと思うのは短絡的ですが、辞める判断はどこですれば良いのか迷うところです。

仕事の向き不向きの判断基準

やりがいを感じるときはあるか

まず、その仕事にやりがいを感じているかは非常に大きな基準となります。

一生懸命取り組んだ結果、それなりに成果が上がったとすればモチベーションが上がって次もまた頑張ろうと思えるはずです。

逆に、苦痛とはいえないまでも毎日同じ作業をこなすばかりでは何の面白みもなく、ある日突然この仕事は向いていないと感じるかもしれません。

立ち止まって考え、どうしてその仕事をしているのかじっくりと考えてみると良いでしょう。

向いていないと思ったきっかけ

もしも向いていないと思ったら、そう思ったきっかけを思い出してみてください。

中には、上司や同僚に言われたのがきっかけという場合もあるでしょう。当の本人が思ってもいないのに周りからはそう見えたのですから、これは悩んでしまうかもしれません。

しかし、向き不向きというのは、最終的には本人が決めることです。他人の評価は間違っていることも当然あるわけですし、努力を続けていればそれが実ることも十分あり得ます。周囲に振り回されていては、あの時辞めなければよかったと後悔するだけです。

また、人に向いていないと言われても、あなたがそんなことはないと思うのなら、もう少しこの仕事を続けたいと思っている証拠です。気にしないで仕事に邁進するのが賢い選択といえるでしょう。

逆に、人に言われて納得するようなら、既にその仕事に対して諦めてしまっているということでもあります。

未来の自分が想像できるか

もし仕事を続けていった未来に明るいものを想像できるなら、その仕事はあなたに向いているといえそうです。

先輩や上司の働く姿を見ることでも未来がどんなものかイメージできるはずです。1年後や5年後、そして10~20年後をイメージしてみてください。

将来のビジョンと合致していれば、その仕事を続ける意味があるはずです。

精神面や体調面に支障が出ていないか

どんなに意味のある仕事であっても、精神面や体調面に支障が出てしまうようでは困ります。

ミスばかりして怒られ、ストレスをためてうつになれば日常生活もままならなくなることもあります。もし負荷が多いと感じるようなら、支障が出る前に一旦仕事から離れる選択も考えてみてください。

心身を十分に休めれば、今後どうするべきかみえてくることもあります。調子の悪い時は、向いていないという考え以外は出てこないものなのです。

向いていないと思うのは甘えか

仕事の成果かどうしても上がらないと向いていないと思いがちです。
しかし、そうとも限らないのではないでしょうか。

もしかしたら、向いていないのだから成果が上がらないのも当然だ、と言い訳にしているのかもしれません。

そのため、向いていないと決めつける前に、仕事のやり方などを今一度振り返ってみましょう。努力なしに向いていないとするのは甘えと見られてしまいます。やるべきことをやった上で向いていないと結論づけるのなら、それは単なる甘えとは違ってきます。

向いてないと感じたときやるべきこと

では、向いていないと感じたら、やるべきことはどんなものでしょうか。

向いていないけど、努力してみる

前述しましたが、もう一度、思いつく限りの努力をしてみます。なぜなら、そのような努力は次の仕事の糧にもなるからです。

どうしても好きになれない作業であっても、とにかくこなして成果が上がれば自分の能力に自信が付きます。自信がつけばやりがいも生まれ、その仕事が好きになるかもしれません。

また、そんな小さな成功体験を積み重ねていくと、例え転職しても再び成果を得やすくなるはずです。

他人に相談してみる

それから、自分一人で思いつめないで人に相談してみることも大切です。不満や改善してほしいことがあれば、上司に伝えることも必要でしょう。

人間関係に原因がある場合は、相談すると異動になることもあります。異動は1年先ということもありますが、期限があれば頑張れるということは十分にあり得ます。

また、同僚や友人に相談するのもおすすめです。同じ悩みを抱えていれば共有することで気持ちが楽になることがありますし、カバーしてくれるということもあるでしょう。

プライベートを充実させる

それから、プライベートが充実していると仕事にはりが出てくるのはよくあります。

つまらないと思えることでも楽しくこなせるものなので、プライベートを思いっきり楽しもうとするのは名案です。仕事を持ち帰っている人や休日返上ばかりというのではプライベートの時間が奪われてしまいます。

ストレスを発散したり気分転換するのにも、プライベートはこの上なく重要なものなのです。

どうしてもダメなときは転職を考えてみる

考えられる限りの努力をしても、どうしてもダメなときは転職を考えてみることです。

もともとやりたかった仕事があるのなら、もう一度トライしてみるのも良いでしょう。もしかしたら次の仕事があなたにぴったりな仕事なのかもしれません。

転職をする前に考えておくべきこと

とはいえ、転職する前には考えておくべきことがあります。

転職先でも同じ状況になるかもしれない

もしも今の仕事が向いていないと思うだけで何の努力もしないなら、転職先でも同じ状況になるかもしれません。

ネガティブな気持ちのまま転職してしまうと、再び向いていない、辞めたいという思考の悪循環に陥る可能性があります。

在籍期間が短い場合、退職理由を必ず聞かれる

面接の際に良く聞かれるのが前職の退職理由です。

それが、もしも在籍期間が短いとなるとほぼ間違いなく質問されるはずです。しかし、ここで「向いていなかったので」などと説明するのは良くありません。それではまたすぐに辞めてしまうと思われてしまうだけです。

採用したいと思われるためには、自分なりに努力をしてみたものの転職するに至ったという理由を述べなければならないのです。

部署異動や休職するという手もある

向いていないからすぐに転職、となる前に、部署異動や休職という方法もあります。

前述もしましたが、特に人間関係上の悩みなら異動を希望するのは良い方法です。また、少し休んで旅に出てみるのも良いでしょう。

自分のことを冷静に分析するきっかけにもなり、転職するにしてもどんなところが良いか時間をかけて考えられます。

向いていることを明確にする

求人情報の良いところばかり注目するのはやめましょう。会社の研究はしっかりと行い、社風や経営方針にも目を通して自分に向いていることを確認することが必要です。

また、適職診断などで客観的な意見を参考にするのもおすすめです。