断捨離のスケールとしては最も小さいお財布の断捨離。
面積は小さいけれど、お財布の中には自分のライフスタイルや考え方がつまっています。たとえば、1円でも得をしたいとたくさん詰め込んだポントカード、整理せずにグチャグチャに押し込まれたレシート、収入の良さをうかがわせる上位ランクのクレジットカードなど…。
財布の中身の断捨離は生活の中で不必要なものを見直す機会でもあります。
1.お財布ミニマリストの特徴
お財布ミニマリストは、小さめのショルダーバッグに入るくらいの、ミニマルで機能性の高い財布を使っています。大きな財布を持つと、あれもこれもと必要のないものまでお財布に入れて、気がつけばパンパンのお財布でバッグに入らない…なんてことも。
お財布がコンパクトになれば、何が必要で何がいらないか、定期的にお財布をチェックするクセがつきます。
また、キャッシュレス決済を心掛けているので、極力小銭を持ち歩きません。現金で支払ってお釣りが出ると、銀行に入金するか、別のコインケースに入れて管理するという人が多いようです。
無駄にポイントカードを作らず、ポイントはスマホのアプリで管理します。
ミニマリストの多くは、お財布の中に現金の他は免許証、保険証、クレカ1、2枚と銀行のキャッシュカードくらいしか入れていないのです。
2.お財布をスマートにするとお金が貯まりやすい理由
ポイントカードがあるからの『わざわざ買い』を防げる
ポイントカードは上手に使わないと、かえって無駄遣いすることになります。
「あと30円買えばポイントがつくから」とか「今日はポイント5倍の日だから」と、必要でもないものをわざわざ買ってしまうことはありませんか?
ポイントカードを整理すれば無駄な出費を防げます。
お店でポイントカードを作るか聞かれたら「ポイントが貯まるほどこの店で買い物するだろうか?」と考えてみてください。
すっきり残金が見やすい!
レシートや領収書がつまった財布では、いざレジでお金を出そうとしても、なかなか小銭が見つからず後列に並んでいる人をイライラさせてしまうかも…。
お財布を断捨離して、本当に必要なものだけにすれば、サッと現金を取り出してスマートに支払いができます。不要なレシートは家計簿につけて処分するか、確定申告に必要な場合は買い物から帰ったらすぐにお財布から取り出してファイルケースなどに移しきちんと管理しましょう。
クレカ整理で収支管理がしやすい
クレカはとても便利ですが、入会キャンペーンや特典に惹かれて作ったものの、あまり使わないのに年会費だけ支払い続けていることもあります。年会費1,000円だとしても、8枚クレカを持っていれば8,000円維持費が関わっているわけです。
カード会社によって引き落とし日が違うので、たくさんのクレカを持っていると口座の管理も難しくなります。管理が雑になるので紛失のリスクも高まるのです。メインのクレカと、その他1、2枚、合計で2、3枚持っていればOK。
年会費無料のクレカやポイント還元率が高いカード、光熱費の支払いや近所のスーパー、ドラッグストアでの支払いに使用しているメインカードだけ残しましょう。
5枚以上クレカがある人は、ぜひ断捨離することをおすすめします。
3.お財布の断捨離で豊かな暮らしを
お金に感情があるわけではありませんが、なぜかいい加減に扱う人のところよりも、大切に扱ってくれる人のところに集まると言われています。現に、大企業の社長や起業家など成功している人のお財布はきちんと整理され、必要最低限なものしか持ち歩いていません。
あなたもお財布を断捨離して、無駄なものを減らせば、お金が貯まるかもしれませんよ。