子どもから大人へ。25歳が「少し成長した」「大人になった」と自覚した瞬間



「大人」を意識する25歳。

前は早く大人になりたかった。 仕事も恋愛も器用にできる大人に。 というか、大人になれば、自然と人生が上手くいくもんなんだって、なんとなくそう思ってた。
でも実際にはそんなに「大人」は甘くない。 そんなことに気づいた25歳。 なぜか「大人」を意識し始める25歳。 もしかしたら、この年をターニングポイントにしている女性って多いのかもしれない。

周りの変化が目に入る

女性にとって、25歳はなんとなく、一つの節目のような気がする。 なぜそう思ったのかはわからないけれど、なぜか周りの変化がよく目に着くのだ。 では実際にはどんな変化が目についたのだろう?

就職しなきゃ

25歳の誕生日を迎える少し前に、よく耳にした言葉が「そろそろ就職しなきゃ」 だった。 というのも、私の周りには、夢に憧れた可愛い女の子たちが多くて、彼女たちはよく人気女性誌の読者モデルをしていた。 一般の女の子が読者の代表として、ファッションスナップや流行のコスメなどの情報を発信する。 そんなキラキラした彼女たちは、時々入る撮影にスケジュールを優先していることが多く、アルバイトを掛け持ちしながら自分たちで予定を管理していた。

スケジュールを自分自身で管理するからこそ、時間には敏感だったのかもしれない。 そして自分が人からどう見られているのかも。 自分の職業や、社会的立場を気にする子が多かった。 そろそろ就職しなきゃ、ちゃんと働かなきゃ、というセリフをよく耳にした。
それだけじゃない。「アラサー」は何歳から? と携帯で検索する子も居た。 「4」と「5」では四捨五入した時の結果が全く別のものになる。 だからこそ、「5」という数字は、より人を敏感にさせるのかもしれない。

結婚ラッシュ

第一次結婚ラッシュ、と呼ばれるのもちょうどこの頃だった。 本当に、今まで想像もしていなかったお知らせがたくさん届くのだ。 友達が急に婚約したり、命を授かったり。 今まで遠い未来のように思っていた出来事が、目の前で起こる。 石がついたリングが光る薬指を見つめながら、幸せそうに笑う友達の風景をマンガの世界じゃなく、リアルで見にするのだ。 もちろんそれは、とても喜ばしいことなのだけど、今まで一緒にバカなことを繰り返していた友達が家庭を持つ、という衝撃ったらない。

周りに結婚や出産を経験する人がいると、今までは一切想像もしていなかった、「結婚」という文字がよりリアルになるし、なぜか急に、人と自分とを置き換えて思考をめぐらせたりしてしまう。 友達とのギャップも生まれる。 そんな出来事がさらに「アラサー」を意識する私たちを焦らせる。 焦ったって何もないのだけど。

後輩ができる

今まで後輩としての立場で生きてきた私に、急に後輩ができた。 そんなときも結構な衝撃がある。 もちろん後輩ができることは嬉しいし、後輩自体はとても可愛い。 けれど今後は新しい先輩に出会うよりも、後輩が増えることの方が多くなるのだ。 自分が良い先輩になれるかなれないか、という心配の他に、もうちょっと後輩で居たかった。 と、少し年下が羨ましくなる瞬間があったりする。 若さは無条件に「かわいい」のだ。 あんなに嫌いだったダサいセーラー服でさえ、なんだかちょっと恋しくなる。

持ち物も変わる

今まではとにかく「量」と「安さ」でショッピングをしてきた。
友達と遊ぶ機会も多かったから、洋服もたくさん必要だったし、メイクもとにかく盛ることを優先してきた。 それが25歳になると、多少のブランドも知って、持っておいた方が良いという発想になる。 物をたくさん持つよりは、「断捨離する」とか「物を無くす」といったシンプルライフへの思考も強くなってきた。
今までは全然気にせず着ていたミニスカートやニーハイブーツも、出かける場所によってはやめておいた方がいいな。なんて思ったりした。

大人になる

こうやって、少しずつ今までの自分とは違う自分の感覚を感じ始めると、あんなに楽しみだった「大人になる」ということが急にとても不安な要素にもなって来た。 仕事もこなして、恋愛もこなして、家族ができて、と理想のような日々だけじゃなかった。 だけど、小さい頃にはなかった「余裕」がでてくることもある。 例えば金銭面的な余裕とか。 前はイライラしてばかりだった親に対しての配慮とか。

トピックスのように、今までとは違う瞬間が多く訪れる年齢だからこそ「25歳」は私たちをより考えさせる。 だけど遅いとか、早いとかでは決してない。 どちらが良い、どちらが悪い、なんてことも誰だってわからないのだ。 私は25歳になって、とにかく「経験」を増やしたいと思った。
時間も今までよりは少なくなったとはいえ、学生の頃よりは自由度がある。 それこそ金銭的な余裕はなかなか大きいものだ。 ちょっとした旅行や、思いつきでの贅沢もすることもある。 家族に食事をご馳走したときだって、なんだか得意げな気持ちになる。
大人になるって、悩みもあるけど、十分楽しいことではないか。
子どもの感覚から大人を意識しはじめる時期だからこそ、今はたくさんの経験を積んでおきたい。だって、それが「アラサー」になったときの自分の魅力になるのだから。