フリーランス同士で仕事を紹介し合うのはあり?orなし?|MY WORK ヒント#31



フリーランスで活動していると、直接のお問い合わせ以外に、日頃の人間関係から仕事が回ってきたり、自分が不適任だと感じた時に仕事を請け負える人に譲ったりすることがあります。一人で活動していて、特に信頼もなく実績も低い場合、仕事を新規で獲得するのは容易なことではありません。

その経験も痛いほど知っている私は、一昔前に仕事で困っているフリーランス仲間に、自分が繋がっている仕事を紹介したことがありました。しかし、相手を助けたいと願ったはずの行為にも関わらず、最終的には相手のためにならないと感じたのです。

そこで、安易に仕事を紹介することのデメリットを解説していきます。

デメリット①  仕事を獲得する意識が低下する

仕事に困っていた相手に対して、紹介した時のこと。よくその人を観察してみると、特にオフィシャルサイトもなく、自分で仕事を獲得するための営業ツールが揃っていないことに気づきました。確かにこれでは、直接お問い合わせを投げたくても、導線がないため仕事が生まれにくいと感じた私は、「お問い合わせフォームを作るのはどうかな?」と提案したのです。

しかし、ブログを作るのは面倒だし、お問い合わせフォームって難しそう……。と言う回答が返ってきました。これに対して私は、仕事を自分で獲得する意識は根本的に変わらなかったのだと理解しました。仕事は、誰かが運んできてくれるものではありません。その大切なことに、彼は気づかなかったのです。

今は個人発信が力になり、ブログやSNSが小さなメディアになる時代です。そのため、企業から個人ツールに連絡が来る可能性も多いにあります。紹介ではなく、自分から仕事を掴む意識を増やす必要があることを知っておきましょう。

デメリット②  自分がすごいと勘違いする

そして、もう一つ大事なことがあります。それは、紹介で始まった仕事は、「紹介者の顔」で成り立っていると言うこと。その人とクライアント以外にも、共通の友人関係や今までの仕事の質など、全てを含めた信頼関係の元「あなたの紹介だったら、良いよ」となります。

もちろん仕事の「質」がダイレクトに評価基準には反映されますが、その前にある程度人の「信頼度」も一緒に付与されていることを理解しておきましょう。

紹介から始まった仕事は、どれだけ月日が経っても、紹介者の「一声」と「顔」です。きっとどの業界にもあることだと思いますが、実力や仕事の質とは別に「人」で仕事は回っています。目に見える数字や名前だけではないのです。

紹介しても、相応の仕事で止まる

しかし、紹介しても最終的に本人の「力量」で止まります。請負えなくなるか、クライアントが満足しない、または人との縁が理解できていないとまたどこかで同じミスを繰り返します。

そこで、私が総論として結果を出すなら、「仕事の紹介はしない」に一票。相手のためにも、それが一番良いのではないでしょうか。