バカっぽい喋り方の人と、信頼できる人の話し方は一体なにが違う?
初対面の人や、あまり面識がない人との会話で「この人、頭が悪そうだな」「バカっぽいなぁ」と思った経験はありませんか?
実際の頭の良し悪しは別としても、ちょっとした会話でそういったマイナスな印象はついてしまうものです。特に、会話での信頼度はビジネスにおいてはとても大切なもので、こういった印象が仕事の出来・不出来を左右してしまうこともあります。「バカっぽい」印象は、ちょっとした会話のコツさえ覚えれば回復できる。信頼できる人の会話術について知っておきましょう。
語尾を伸ばす・上げる癖がついている人は「バカっぽい」
バカっぽく見える人は、語尾を「そうなんですぅ」と伸ばしたり、「はぁい(↑)」と上げるクセがついていることが多いです。語尾が伸びていると、幼く、だらしない印象に見えてしまうのが問題。とくに女性の場合は「媚びている」と思われてしまうことも多く、同性からも異性からのウケも良くありません。家族や友人に甘え上手として育てられた人こそ、こういった語尾が癖付いている人が多いので、語尾は短く切るように注意しましょう。
信頼できる人の話し方は「はい」、「そうですね」と語尾が短く、相手に信頼感を与えます。
「可愛い」「綺麗」などと、自分の感覚の形容詞を多用すると「頭が悪そう」
「綺麗」「可愛い」「大きい」「狭い」などと、形容詞をたくさん使っている人も注意が必要です。このような形容詞は、聞き手の主観によって変わるもの。物事を正確に伝えるのにふさわしくない表現です。大きさや長さなどを伝えるのであれば、具体的な数字を使って表現するように改善しましょう。とくにこのような曖昧な表現はビジネスシーンではNG。
「可愛い」を繰り返し使う癖がついている人も多いので、そういった人は意識して使わない癖を身につけた方が間違いありません。
代名詞や連体詞の多用にも注意
これも先ほど同様、「あれ」「これ」「それ」という表現や、「こんな」「あんな」という曖昧な表現を使わないことです。会話中にどうしても出てこないワードがあるのは仕方ありませんが、繰り返し使っていると非常に理解しづらく意味が伝わりません。例としてだす言葉はなるべく的確なものを準備しておきましょう。
たとえ話が長くなる人は「仕事ができない」
仕事ができない人の特徴として「話が長すぎる」ことがあります。例え話をしようと思って、長くなりすぎた結果、何が言いたかったのか肝心なまとめ部分がうまく伝えられずに終わってしまうことが原因にあります。
たとえ話は相手を引きつける効果がありますが、長すぎると本筋が伝わりづらい。伝える人の話し方は「結論から話す」かまたは「短く面白く」を心がけていることです。
信頼できる人は「論理的」「的確」「まとまっている」
信頼できる人の話し方は、とても論理的。説明が順序立てられているので耳に入ってきやすく、すんなりと理解することができます。また受け答えをする時にも「はい」「いいえ」と語尾を濁さずハッキリと相手に意思伝えることができるので、説得力があるのです。
言葉のボキャブラリーが少ないと、どうしても幼稚な印象がついてしまうので、本を読む習慣を身につけ、シーンに合わせた表現を見つけると良いでしょう。日頃の小さな積み重ねこそが、自分の身となり、発言にも力としてついてくるものです。