素直に「ごめんなさい」が言えない!? 職場にいる謝らない人の心理



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どうしても謝らない人はなぜ?

みなさんは職場や仲の良い友達などで、明らかにまわりの人に迷惑をかけたり、トラブルになったりしているにも関わらず「謝らない人」に出くわしたことはありませんか?

謝罪すれば丸く収まることも、どうして素直に謝らないのか疑問で仕方ない……。こうした人への対処法に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?

今回は「謝らない人」の心理・理由について考えていきたいと思います。

謝ることは負けと認識し、謝らない

謝らない人に最も多い性格が、意地っ張りで負けず嫌いというタイプ。

謝ることを強制するとますます意固地になって謝ることをしません。謝ることに「負け」だという認識を持っています。また、社会人になっても謝ることが「負け」と思っている人は、今までの人間関係で謝らなくても許されてきた傾向にあります。「自分が強く言えば、相手は許してくれる」と気の強い性格の人に当てはまります。

どちらかと言うと子どもっぽい考え方をする人なので、謝ることは決して恥ずかしいことではないと理解できるよう説得をしましょう。

悪いと思っているが素直に言えない

謝ることができない人は、“謝る=自分のミスを認めた”だと思っています。
自分で悪いと本心ではわかっていても、仕事で自分の評価を下げたくないから謝らない、というタイプ。職場で一定の役職を持っている人は保身に走りやすいものです。
このタイプは、仕事でミスを認めることで地位や立場が悪くなるのを避けたがる、という心理的特徴があります。

本来であれば潔く謝る方が悪目立ちせず、部下からの信頼度も落ちずに済みますが、謝るタイミングがわかっていません。謝るタイミングを作ってあげて穏便に済ませるようにしましょう。

自分が悪いという自覚がない

倫理観、価値観の違いによって悪いという自覚がない人も中にはいます。このタイプが一番厄介かもしれません。責任があるとも思っていないので、謝らせるのは至難の業といえるでしょう。そのためいくら話し合っても平行線になってしまいます。

プライベートであれば距離を置くことができますが、職場ではそれでも一緒に仕事をしなければいけないこともあります。

この場合は相手の価値観を尊重してあげるのが解決の近道。イラっとする気持ちをグッとこらえて、なぜ自分が悪くないと思ったのか? 話を聞き、整理をしましょう。迷惑がかかるから次から気をつけるように、と優しく伝えるのをおすすめします。

遠回しではありますが、「自分のせいで迷惑をかけてしまったんだな」と思ってもらえれば、今後に繋がります。

謝ることはカッコ悪くない

謝らない人の中には、謝ることによって自分自身が否定されていると勘違いする人もいます。

しかし、実際はその逆。
「謝る」ことで周りからの評価は上がることが多いのです。大人になっていくに連れて、素直さがなくなってしまいがちの私たちですが、自分の非を認め、素直に謝ることができる人には信頼が芽生えるのです。

謝らない人の心理状態はそれぞれ異なりますが、真正面から向き合うことで、「自分が悪い」ことは理解できるはずです。もし、自分の周りに謝らない人がいたら教えてあげましょう。謝ることはカッコ悪くないということを。