最初は頑張る気満々だったのに……
働く女性たちの中には、自分の興味のある分野の学びや資格取得に意欲的な人もいるはずです。しかし、社会人となると仕事の合間に勉強をするのは大変。最初は気合いを入れて勉強をはじめても、仕事が忙しくなるとつい勉強をする余裕も時間もなくなって途中放棄してしまいがち……。
社会人が勉強をするとなると、モチベーションを上げつつ効率的な習慣法を知っておくことが必要になります。そこで今回は、勉強するときにやっておきたい習慣についてご紹介します。
“なぜ勉強するのか”を明確にする
勉強が続けられない理由の一つとして、目標が曖昧なことが原因にあります。
資格を取りたいのならば、「資格をとってどんなことがしたいのか?」「その夢を叶えるためにはいつまでに取っていなければいけないのか?」というように、明確な目標を持っておく必要があります。曖昧な目標だと、その後の計画全てが曖昧になってしまうからこそ、「自分は何のためにこんなに頑張っているんだ?」と頑張りに対しての報酬を求めるようになってしまうからです。
なんのためにその資格をとる必要があるのか、なんのために学ぶ必要があるのか、それをどう活かすのか…というように明確なキャリアプランが見えていると、勉強をする意義が見つかります。
目標に向かって頑張る気持ちが高まれば高まるほどモチベーションが維持され、必要な知識や技術を習得できるようになります。
過去問を中心に勉強していく
試験がある場合、テキストで知識をつけてから過去問を解いていくのが一般的な流れですが、多くの試験問題は過去問をベースに作りかえらることが多いです。そのため効率の良い勉強を身に付けたい人には、まずは過去問の問題と答え、出題される問題の方向性を一通り見て覚えていくのがおすすめです。
その後に、テキストを見て理解を深めていく方が、試験に必要な知識が効率的に身に付けることができます。
移動中は、昨日勉強したことをおさらいする
通勤時間や移動時間は忙しい方にとっては貴重な勉強時間となります。通勤中や移動中は、集中力や思考力を発揮するのが難しいので、「暗記系科目」や「過去に行った問題の反復練習」が最適です。
通勤ラッシュで本が開けないようであれば、覚えたことを思い出すだけでもOK。思い出せなかったら、後で再度復習できるように、電車から降りたらメモしておくことを忘れずにしましょう。
覚えたことは1日1回話す
知識を蓄える上でインプットはもちろん大切ですが、アウトプットをして初めて知識が身に付いたと言えます。参考書を読んで満足、過去問を解いて満足では勉強の効果は出ません。
覚えた内容を整理し、1日1回は身内や同僚に話してみましょう。説明しようとすると記憶や理解が曖昧な部分が見えてきます。もちろん、聞いてくれる相手が興味を示していないようであれば、無理に人に話そうとはせず、文字にして自己流の言葉でノートに書いて、口に出して読んでみましょう。身体を使ったアウトプットはより脳内に残りやすく、知識が深まります。
5分でも良いから毎日続けよう
勉強したいと思っていても、忙しくなりできなかったが続いてしまうと、せっかくあったモチベーションも下がってしまいます。また、「忙しいから、今週は休もう」とブランクを作ってしまうと忘れてしまう内容も多くなってしまいます。
勉強と貯金は、「すぐ」が叶うものではありません。継続力こそがもっとも成果を出す最短ルートです。5分だけでも良いので勉強時間ゼロの日がないように心がけましょう。空き時間を利用する習慣をつければ、全く何もできなかったという事態は防げるはずです。
やりたいことを明確にして取り組んでいれば必然的に毎日勉強するようになりますので、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にして、勉強を頑張ってくださいね。