バツイチ・セカンドパートナー…40代の女性から学ぶ濃厚恋愛事情について



[記事内に広告が含まれています]

20代は恋愛そのものを楽しむ時期。
30代は恋愛の先にある結婚につながる関係を求める。では、40代の女性はどんな恋愛・結婚観を持っているのでしょうか?今回は、40代の女性の様々な濃厚恋愛エピソードから考える“幸せな恋愛”について考えてみたいと思います。

離婚歴を持つ者同士の新しい人生の歩み方

私が通っているダンスサークルで出会った、44歳の女性は長身スレンダー美人。中学生の一人娘を持っているシングルマザーですが、見た目からしても子供がいるとは思えないくらい洗練された、いわゆる“イイ女”で、私はサバサバとした彼女の性格に付き合いやすさを感じていました。

離婚の原因をはっきりと聞いたことはなかったものの、どうやら彼女のキャリア志向な考えが、「奥さんには家を守って欲しい」と考える元夫の価値観に合わなかったのが大きな亀裂になったのではないでしょうか。そんな彼女には、交際3年にもなる同年代の彼氏がいるとのこと。彼女の愛娘も彼と仲が良いという順風満帆なお付き合いなのに再婚をしないのが不思議だったので、何故かと問いかけてみました。

すると彼女は「結婚は向いてなかったんだよね。一回やってみてわかった。夫に生活を支えてもらおうという考えじゃないし、結婚しない方が良い意味で適度な距離が生まれて良い付き合いができるのよ。」とのこと。

確かに結婚をしてしまうと、どんなに愛し合っていてもやっぱりどこか“家族”という関係性になってしまって恋人のような刺激がなく、馴れ合いのような関係になってしまうかもしれませんね。一度結婚したからこそ、自分にはそういう恋愛スタイルが合わないと理解して、次の恋愛では自分らしいスタンスで恋を謳歌していました。

セカンドパートナーを持つ夫婦

セカンドパートナーという言葉をご存知でしょうか?遠い将来、自分の夫・妻と離婚、死別することがあった時には、次のパートナーとして互いを支えあうと約束し合える、友達以上・不倫未満の間柄のパートナーを持つことを指します。

私が仕事関係のイベントで知り合った、40歳の年上女性は夫と良好な家庭関係を築きながらも、セカンドパートナーとして男友達に恋心を抱いているといいます。その男友達も同じく既婚者で互いに、セックスをするような関係ではないけれど、とても大事な存在と共通で認識しているそうです。このセカンドパートナーの在り方は人によってかなり意見が割れるところではありますよね。

この関係を続ける二人が言うには、不倫のように誰かを傷つけるような関係は絶対にしない、生涯を通した友達であり、好きな人であり、家族のような存在。セカンドパートナーがいるからといって、自分の家族をないがしろにすることはなく、たまに会ってご飯を食べにいって、ちょっとしたデートを楽しむことで刺激を与え合っているそうなのです。その関係を認めてもらいたいからと、驚くことに互いの夫・妻にもそのセカンドパートナーを紹介しあっていると言うかなり特殊な恋愛の形。

逆にこれで双方の家族に亀裂が生むことがなく、関係が続いていると言うのではればそれは、かなり大人的で崇高な関係性なのかもしれません。世間一般的な意見はさておき、個人的にはこういう関係が成立できるほど、精神的に大人になりたいものです。

成熟した大人同士だからこそ出来る、恋の在り方

アラフォー女性は既婚者が多いという勝手なイメージもあったので、40代の女性で恋愛をしている身近な方のお話を聞くのはとても参考になりました。40代という年齢はそれこそ、20代・30代に比べてより一層、多種多様な生き方をしている方々との出会いや交友関係が増えていくので、必然的に恋愛事情もアラサー世代よりもグッと濃厚になっていくようにも思えます。

若いと「こういう恋愛の在り方って、正しいの…?」と、深く悩んでしまうようなことも40代になると、「大丈夫、大丈夫!」という、ある意味、広く寛容に、軽やかな気持ちでいられるのかも。束縛・嫉妬・不安・恐れ…そうした恋愛のネガティブなものが一掃された恋愛こそ、本当の意味で純粋な関係を築き合えるのでしょう。

一人の人とずっと幸せに暮らせるのが理想ですが、例えその理想から外れた人生になっても幸せな恋愛を送ることはできるのだと、彼女たちは私に教えてくれました。