キャリアも、ライフイベントも諦めない。「前倒しキャリア」のつくり方



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人生100年時代、どうキャリアを重ねていけばいいの?

人生100年時代、女性はどうキャリアを重ねていけばいいのか? 女性活躍推進法の施行から2年を経て、女性の働き方は何か変化したのでしょうか。

日本では、就業者に占める女性比率は4割強。
これは欧米とほぼ変わらない割合ですが、管理職や役員に絞ると、この比率は大幅に低下してしまいます。仕事ができる優秀な女性は、日本にも数多くいるにも関わらず、昇進してキャリアアップする女性は少ないのが現状。それはなぜでしょうか?

女性がキャリアとライフイベントを両立させ、なおかつキャリアアップするには、待機児童問題や夫との協力など、様々な課題があります。ですが、これをうまく進めるためには「前倒し」でキャリアを進める必要性があります。例えばですが、3年分前倒しでキャリアを作っておけば、2年の産休・育休を経ても同期より1年分のアドバンテージが残っていることになるのです。

また、ビジネスパーソンとしてキャリアアップしていくには、仕事の能力や実績を会社側に評価される必要があるため、組織の中で評価される仕事をしているかどうかも重要になります。

「前倒しキャリア」について書かれた書籍が発売

そんな、働く女性に向けて「前倒しキャリア」についての書籍『自由に働くための仕事のルール』『自由に働くための出世のルール』が2018年5月24日より発売されます。

『自由に働くための仕事のルール』では、異動や転職、育児・介護でキャリアが中断しても、業界や職種を超えて一生使える「ポータブル・スキル」について、『自由に働くための出世のルール』では、もうひとつ上の段階を目指す女性に必須の3つの戦略についてが紹介されています。キャリアを重ねた女性リーダーでもある、著者の経験に裏打ちされたテクニックが、キャリアを目指す女性に役立つことでしょう。

例えば「根回し」。
一般的に「根回し」というとネガティブなイメージを持つ人も多く、基本的に根回しはしないことが当たり前となっていることでしょう。しかし、昇進して、部門長となり全社に影響がでる案件や、金額が大きい案件を扱う中では、根回しの重要性を痛感する出来事もあります。

根回しとは、仕事を円滑に進めていく上で関係者の合意形成を図り、職場に不必要な波風を立たせないコミュニケーションスキルです。正しい手順として3つのポイントがあります。

①根回しの目的・手順・根回しに必要な人数を決める
②シナリオを作り、接触する
③合意が取れない人へのアプローチ方法を探し、合意に至らせる

相手の立場に立って考え、「思いやり」がある対応をすること。これは女性が発揮できるスキルでもあります。

20代の転機が、人生を変える

著者の秋山さんは、かつては専業主婦希望で、大学卒業と同時に結婚を経験しています。しかし、25歳の時に離婚。また、最初に入社した会社では、社内でのキャリアパスがないことに気づき、転職。経験を積み直すこととなりました。苦い経験があるからこそ、「女性たちには自由を失わないためのキャリアをきちんと見据えて欲しい」と語ります。

仕事を通じて、人として成長したい。
責任は重くなるけれど、社会へ大きなインパクトを与えたい。
そんな働く女性のバイブルとなる2冊です。ぜひ、お手に取ってみてはいかがでしょうか。

書籍情報

(写真左)自由に働くための仕事のルール 父がわたしに教えてくれなかったこと
定価:各1,500円(税抜)
発売日:2018.5.24

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(写真右)自由に働くための出世のルール 父がわたしに教えてくれなかったこと
定価:各1,500円(税抜)
発売日:2018.5.24

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業種や職種を問わずに持ち運びできる、ポータブル・スキルを身に着け、自分の能力を生かせる会社への転職や、育休明けなどの突然の部署異動でも人材価値を十分に発揮していきましょう。