パラレルキャリアを選択し、コミュニティをつくる|#つくるを選ぶ 【オンラインサロン運営 浜本晴菜】

パラレルキャリアを選択し、コミュニティをつくる|#つくるを選ぶ 【オンラインサロン運営 浜本晴菜】

働く女性にとって永遠のテーマでもあるのが、ライフステージとのバランス。見えないキャリアプランへの不安や葛藤、悩みや失敗を認め、生活に合わせた働き方を実行するワークスタイル、パラレルキャリアについて学びます。


メインキャリア(本業)とは別の軸でビジネスを立ち上げ、複数の名刺と収入源を持つ『パラレルキャリア』というワークスタイルについて、皆さんはどのような印象がありますか?

一般的にパラレルキャリアというと、『副業』と似た認識をしている人が多いようですが、実はパラレルキャリアという働き方の目的は、副業とは異なっています。

パラレルキャリアは、自分の好きなことや趣味、他の人より少しだけ秀でている得意なことを、誰かのために役立てることをいいます。つまり「報酬を得ることを目的にしていない」ことが、副業とは違っているのです。もちろん、人の役に立った対価として、報酬がついてくることもあります。けれど、報酬を第一の目的としていないからこそ、私たちも始めやすく、そして身近なものであります。

女性は男性に比べ、ライフステージの変化など、キャリアプランが立てづらい現状がありますよね。結婚、妊娠、出産…これらのタイミングは予知することもできませんが、だからといってキャリアのために諦めるものでもありません。自分らしく活動しながら、自分に合った働き方を実行していきたい。
そんな女性にこそ、オススメしたいのが『パラレルキャリア』なのです。

とはいえ、何をどう行動に移せばいいのか?
それは、誰でもすぐにわかるものではありませんよね。そんな女性たちの想いを、応援するオンラインサロンが現在、注目を集めているのは知っているでしょうか。同じ方向を向く仲間と、やりたいことを諦めずに、動き続ける場所。今回は、パラレルキャリアコミュニティ『Think In Move(通称:TIMサロン)』を立ち上げた、浜本 晴菜さんにお話を伺いました。

浜本 晴菜さんプロフィール

会社員としてパッケージの企画・デザインのディレクターをしながら、2枚目の名刺で「コンセプトストーリープランナー」を名乗り、人・モノ・コト・場所や空間などが持つ”想い”を、ターゲットに的確に届けるための言葉づくりを提案。
起業・独立を目指す人の屋号や肩書きの提案、新商品・サービスのコンセプトやミッションステイトメントの言葉づくりなど、スタートアップの人を応援する活動に注力している。
2015年4月より、同じくパラレルキャリアで活動する村上あゆ美さんとオンラインサロン『Think In Move』を立ち上げた。
世の中の働く女性たちを繋ぎ、働き方やキャリアをシェアすることで新たな一歩を応援するワークショップ型イベント『WOMAN TIES』などを企画。現在は二度目の出産を経て、育児休暇中。

「働き続けたい」という想いから始めたパラレルキャリア

現在のライフステージと仕事のバランスについてを教えてください

4月頭に2人目を出産して、現在は育休中です。24歳で結婚し、26歳で1人目を出産。1年で仕事復帰して、1年3ヶ月働いて2人目の産休育休に入りました。結婚しても、出産してもずっと変わらないのが「働き続けたい」という想いです。

会社員をしながらパラレルキャリアを始めたのも、もともとはライフステージの変化によって会社員として働き続けることができなくなったときのためのリスクヘッジでした。現在は、会社員とパラレルキャリアの両方をやることが当たり前の状態になっているので、バランスはあまり意識していませんが、子どもを中心とした“家族との時間”を意識しています。

例えば、土日どちらかは1日まるっと家族と過ごす、子供が起きているときにPCは開かない、などといったマイルールを決めています。

では、TIMサロンを立ち上げた経緯はどんなものだったんでしょうか?

ブロガー・作家である、はあちゅうさんと、ライフスタイルプロデューサー・村上萌さんが主宰していた「ちゅうもえサロン」の一期生として知り合って意気投合した村上あゆ美さんと、それぞれ肩書きを作って自分の好きなことや得意なことを活かしてチームでのイベント企画や、個人での活動をしているうちにそれが「パラレルキャリア」と呼ばれるようになりました。

私たち以外にもパラレルキャリアをやっている人たちと横の繋がりを作って、動き方やノウハウをシェアしたいと思ったのがTIMサロン立ち上げのキッカケです。
LINEでの何気ないやりとりで思い立ち、そこから2時間くらいLINEでコンセプトを決めて、その日のうちにはサロン開設の申し込みをしていました! あの時の勢いは我ながらすごかったですね…。

すごいスピードでの展開ですね。コミュニティやイベントの運営を通じて、伝えたいことはなんでしょう?

【ワークショップ型キャリアイベント『WOMAN TIES』での写真】

自分一人では動けなくても、コミュニティに飛び込むことで背中を押してもらえたり、仲間ができるということです。「何かしたいけど何から始めていいか分からなくてもやもやしている」という人や、見えない不安に立ち止まってしまった人は、とりあえずコミュニティに身を置いてみると良いと思います。

TIMサロンでは、メンバーのスキルを発揮するステージ作りや、パラレルキャリアのタネとなる強みを引き出す活動を積極的に企画しています。

では、実際にコミュニティ・イベントを通じて、ご自身が学んだことってありますか?

パラレルキャリアのコミュニティの中に入ると、本業では出会えない様々な価値観や意見を持った人に出会えます。自分の常識が誰かにとっても当たり前だとは限らないし、自分の中では大したことないと思うことが、誰かにとっては、とても役立つことだったりもします。

自分にとって必要な情報を見極めるアンテナや感度を高めること、自分にとっての当たり前を決めつけず多様な意見を取り入れる懐の広さを持つことはコミュニティを通して学び、身に付いたことだと思います。

会社員とパラレルキャリアは意識なく両立されているようですが、ご自身がパラレルキャリアとして活動する中で、大切にしていることは?

一番大切なのは時間管理です。
(今は育休中ですが)仕事して、パラレルキャリアして、子育てして、家事して…。時間がいくらあっても足りません。手帳やアプリを使ったり、TIMサロンメンバーのやり方を真似してみたり、自分に合った時間管理術を模索中です。
時間を上手く使うことで、仕事とパラレルキャリアの相乗効果が生まれたり、どっぷり仕事やパラレルキャリアに打ち込む時間と、仕事のことは考えずに家族と過ごす時間のメリハリもつけられるようになってきました。

浜本さんのようなワークライフを叶えたい、パラレルキャリアを実践したいと思っている女性が居たら、伝えたいことはありますか?

パラレルキャリアに興味があるけれど、仕事や育児、住んでいる場所、環境、家族の状況など様々な理由で行動に移せていない女性はたくさんいます。でも行動しないと何も変わりません。パラレルキャリアをやりたいという気持ちがあるのであれば何か一つでも、どんなに小さなことでもいいので始めてみることが第一歩だと思います。
あとはモチベーションを保つために、パラレルキャリアを頑張る人がいるコミュニティ(TIMサロン)に入ったり、パラレルキャリアのイベント(WOMAN TIES)に参加してみたり、まずは自分が身を置く環境から変えてみることがおすすめです。

ありがとうございました

仕事と生活、パラレルキャリアの7つの形

TIMサロンでは、パラレルキャリアというワークスタイルには7つの形があると紹介されています。仕事、家事、育児、さらには自分の好きなことを生かした仕事に…なんて「難しそうだ」と感じる方もいらっしゃることでしょう。だけど、この7つの形を見れば、パラレルキャリアが女性にとって、やさしく身近なものであると気づけるはずです。

①起業移行型パラレルキャリア
会社員をしながら、自分のやりたい事業を育て、タイミングがきたら起業・独立するパラレルキャリアの形(例:週末だけのカメラマン、また週末アシスタントを経てフリーカメラマンへ転身)

②自己実現型パラレルキャリア
起業・独立を目指しているわけではないけれど、自分のやりたいことや得意なことで、誰かを喜ばせたいという気持ちから社外活動をするパラレルキャリアの形(例:本業をこなしながら、趣味のアクセサリーづくりでネットショップを開設する)

③キャリア保険型パラレルキャリア
何かしらの理由でメインキャリアを続けられなくなった時のために、場所やスキルを問わないパラレルキャリアを保険として育てていく形(例:旦那さんの転勤や子供の成長に合わせて、パラレルキャリアを育てようとすること)

④ワークライフブレンド型パラレルキャリア
会社での経験やスキルをパラレルキャリアに活かし、パラレルキャリアでの経験も会社で活かし、相乗効果を生むパラレルキャリアの形(例:副業がOKな会社に勤め、休日を使ってパラレルキャリアをこなしどちらもにプラスになるようスキルを磨きながら仕事をこなす)

⑤社内還元型パラレルキャリア
パラレルキャリアで得たスキルや経験を本業に活かし、社内イントラプレナー的な立場で本業での実績に繋げていく形(例:本業では違う仕事をしているが、パラレルキャリアをきっかけに取得したキャリアコンサルタントの知識を活かして、人事などの兼務をする)

⑥キャリア展開型パラレルキャリア
本業とパラレルキャリアの両方が同じような目的や課題に向けてリンクしながらキャリアを進めていくような形(例:「女性が働き続ける社会をつくりたい」とパラレルキャリアでキャリア系のプロボノに参加した知識や経験本業のマネージメントにも活かす)

⑦ライフワーク活性型パラレルキャリア
人生の充実、ライフワークの活性化のために明確な目的があるわけではないけれど、社外のコミュニティなどに参加している形(会社員をしながら、毎年地域のお祭りの実行委員などに参加している)

いかがだったでしょうか?
やりたいことが明確になっている人、何かを始めたい人が、どのライフステージにいても身近にはじめることできるのがパラレルキャリアの魅力でもあります。

そのために、こうして女性を支援する働きが、今も広がりつつあるのです。本業や、自分の目標を叶えるためのシナジーを生むきっかけに。

女性にとって身近な、パラレルキャリアというワークスタイルがもっと浸透しますように。

取材協力

オンラインサロン 『Think In Move(TIMサロン)』

「パラレルキャリアという働き方に興味があり、実践することで人生の選択肢を広げたい! そしてゆくゆくは自分の名前で活躍したい」という目標を持った人のためのオンラインコミュニティです。
週単位での目標設定・振り返りや表では話しにくいパラレルキャリアの仕事の経緯やノウハウのシェアなどを公開中。
実績を積みたい人のためのTIMサロンインターン制度なども!(メンバー月会費/500円)

詳細はこちら

メインキャリア以外の強みを見つける【WOMAN TIES レポート】

https://cinq.style/articles/1232

働く女性をつなぐ場をつくり、働き方・キャリアをシェアすることで新たな一歩を応援する『WOMAN TIES』で行われたキャリアイベントの様子をレポートします。女性のキャリアにまつわるモヤモヤや漠然とした不安に向き合い、解消するキッカケに。

この記事のライター

Cinq(サンク)-よくばり女子のはたらきかた-

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