インターネットだけで完結する? “対面”が仕事にもたらす効果とは



リアルなコミュニケーションは不必要?

インターネットが発達し、ヒト同士のリアルなコミュニケーションが軽薄になりつつある今。さらには、人工知能が発達することで、今ある職業の多くがAIに置き換えられると言われています。インターネット、機械の技術の発展が進めば進むほど、ヒトの必要性はなくなり、ヒト同士のコミュニケーションも少なくなっていくと予想されているのです。

実際に、便利なツールはとても多く、リアルなコミュニケーションがなくても、進む仕事というものは多くあります。ToDoやタスクの管理が楽になる「Trello(トレロ)」やプロジェクトの進行具合を確認するために便利な「Slack(スラック)」なども、今までにはなかった便利なサービス。導入している企業も多いことでしょう。

リアルに顔を合わせる場所に足を運んだり、電車などの移動が多い中電話する時間を確保するのは、確かに手間だと感じることも多いですが、リアルなコミュニケーションは今後、不必要になってしまうのでしょうか?

タスクや仕事の進行などは、ツールで解決できる

確かに、依頼された仕事の進行やタスクに関しては、便利なツールを使うことで、手間を省くことや時間を短縮することができます。便利なツールを使うことで、スケジュールや進行、タスクなどを、プロジェクトベースで把握することが可能なのです。メールで長文を打つ必要もなければ、忙しい中電車を降りて電話をかける必要もなく、簡単に連絡が可能になりました。

信頼はインターネット上のみで完結する?

とはいえ、仕事で大切なものは「管理」だけではありません。例えば、フリーランスの方に仕事を依頼するときに重要視するのは「柔軟さ」であったりもするはずです。融通が効くことや、難しい詳細がなくても、ある程度の理解をしてもらうこと、つまりは信頼が優先度に高く上がることもあるのです。
もちろん、すでに信頼関係が成り立っている間柄であれば、それらもツール上で完結するかもしれません。けれど、そのような信頼関係は、一度も面識が無い相手に生まれるものなのでしょうか。

私たち、ヒトに対するサービスで大事なものの原点には、「愛」があることが多いのです。大げさかもしれませんが、私たちのように文章を書くライターにとっては、このような文章が一つの作品として、読者の方に届きます。そんな一つ一つの原稿に愛情を含んでいるのです。ヒトに重宝される、生活が便利になる、そんなサービスたちの原点も愛情なのです。つまりは、この愛情や信頼関係といったものが、インターネットやAIなどでも表現・作ることができるのかが、私にとっては不思議で仕方ないのです。

大切なものを失わない

例え、仕事を機械に失われることがあったとしても、私たちの愛情というものはなくなりはしません。つまりは、機械に置き換えられるような仕事であったとしても、あえてそれをヒトに頼む理由があれば、仕事はなくなりはしないのです。そこにあるのが、愛情や信頼なのです。

インターネット上でのコミュニケーションは増えれば増えるほど、リアルなコミュニケーションは減少します。その分、気軽に連絡を取れるようになることから、プライベートの時間にまで仕事のメッセージが届いたりとプライベートの仕事の時間の境目がなくなるようにも感じます。
スキルを伸ばすために、時間を確保することや、面倒な作業を何かで置き換えることは決して悪いことではありません。けれど、全てを無機質な便利アイテムに、小さな画面というハコの中で、私たちは満足のいく仕事をし続けることは可能でしょうか。

自分にとっての優先順位と周りにある環境、時代の流れ。視点を置くべきものはたくさんあるはずです。だけど、本当に大切なものは一体何なのか、これからも考えていきたいですね。