マルチタスク向上! “器用で贅沢”なライフスタイルを作る3つのTips|MY WORK ヒント#60



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器用で貧乏なんて言わせない。“器用で贅沢”が◎!

一つのことを丁寧にゆっくり仕上げていくのも良いですが、人生は一度きり。アレもコレもやりたいことが多ければ多いほど、限られた時間の中で多くの物事を達成していく必要があります。この連載のメインテーマである「女性の働き方」というのは、決して仕事“だけ”を頑張るというわけではありません。

恋愛もする、一人の時間も持つ、友達との時間も楽しむ、家族も大切にする。そして、やりがいや夢があるならば、それらと共に自分のライフスタイルを楽しむ。そう、トータルして人生の満足度が上がることが私のモットーであり、この連載に込めたメッセージです。

しかし、1日は24時間、一年は365日、自分の身体は一人だけ。この与えられた条件をクリアするには、時間の使い方や考え方を器用に分散することにヒントが隠されていると思います。

そこで、私がいつも意識している3つのアイディア(Tips)をご紹介します。

Tips1. 食わず嫌いをなくしてまずはトライ

まずひとつめは、「食わず嫌い」をやめてみることです。よく食べ物の話題で出ますが、コレは仕事にやライフスタイルでも当てはまると思っています。「やる前から、できない」と判断することをやめてみる。このちょっとした意識で、同時進行は上手になります。

私の経験でお話しすると、先日急遽パートナーと一緒に海外へ行くことが決まりました。しかし、原稿の締め切りも近づいていました。飛行機の移動時間は、15時間。ただ寝ているだけでも良いですが、それでは時間がもったいないので、「インターネット環境がない機内でどうやったら原稿を仕上げることができるのか?」を搭乗前に考えて仕込んでおくことにしたのです。

いつもは調べ物をしながら書くことが多いのですが、インターネット環境がない空の上でも原稿作りができるように、事前にWordに記事案や構成、ポイント、調べたことをまとめておきました。そして、パソコンと数冊の本を手持ち鞄に入れて機内に持ち込みました。
おかげで、その15時間の間に、「原稿を数本書くこと」「パートナーとの時間」「機内サービスの食事やデザート時間」「ディスプレイで映画鑑賞」「読書時間」「移動」を同時にクリアすることができたのです。

いつもなら、インターネット環境がないと原稿は書けない!と食わず嫌いをしていたかもしれませんが、「やる前から、できない」をやめて、Wordに内容をまとめておくことや、パートナーに「締め切りが近づいているから移動中にパソコン仕事をしたい」と理解してもらうこと、そして読書用の本をトランクに入れてしまうのではなく、手持ち鞄に入れることを工夫したおかげで、スムーズに時間配分を作ることができました。

Tips2. マイナスの感情を引きずらない

ふたつめは、自分の感情をコントロールすることです。#44でも感情について触れましたが、自分の喜怒哀楽に振り回されていると、同時進行に物事をこなすことが不得意になると思います。なぜなら、頭で整理するよりその日の気分に左右されてしまうからです。

言葉を言い換えると「公私混同」でしょうか。自分の時間や恋人との時間、友達との時間など全てが順調だったらそれにこしたことはないですが、人間生きていれば失敗したり落ち込んだりすることもありますよね。前向きでワクワクしている気持ちならまだしも、マイナスになった感情を全然違うことにまで持ち込んでしまうと、効率はどんどん悪くなります。

例えば、仕事のプレッシャーで焦ってしまいイライラした感情を切り替えられずに、夜のデートで八つ当たりしてしまえば、相手は気分が悪くなります。それを、仕事は仕事、恋愛は恋愛と感情の区別することができれば、仕事は段取りを正しく組み直したり内容を見直したりすることに力を入れることに集中し、デートは楽しむ時間として切り替えることができると思います。

この“感情の垣根を作る”ことが、ポイントです。スムーズに進んでいること、問題解決する必要があること、考え直す必要があることなどを分けて考えてみましょう。できれば、仕事とプライベートの「公私混同」だけではなく、恋人や友達の「私私混同」も避けると良いですよ。

※「私私混同」は、造語です。

Tips3. 感情ではなく得たヒントを次にいかす

自分の思いが強くなればなるほど、衝突してしまうこともあるでしょう。けれど自分の感情と仕事は垣根を分けておくことです。仕事でなにか揉め事が起こったとしても、それをヒントとして次からの経験に活かす。自分のバネになるように、知識と経験を蓄積させていきましょう。

どんな仕事でもイレギュラーは付き物。
予想外のトラブルがあるときも、どっしりと構えていられるのは経験があるからこそ。臨機応変に対応ができることは、強み以外のなんでもありません。仕事で得たヒントをバネにしていきましょう!