♯年上が合うと思っていたけれど…。
これは私自身の経験ですが、今まで付き合ってきた彼も、好きになる人も全員年上でした。同世代の男性の子供っぽい考え方が合わず、年上男性の大人な考え方や物腰の柔らかいふるまいが自分にはあっていました。25歳を過ぎた頃の私はとくにその気持ちが強く、年上でしかも個人事業主や経営者の男性でないと尊敬できないから…と年下の男性にアプローチをされても全スルーを決め込んでいました。
そんなある日、友人が「私、占いができるからやってあげるよ」と私に向いている結婚相手を占ってくれました。そうすると彼女は生年月日から統計を割り出し、こうアドバイスをくれたのです。「あ、年下男性と相性が良いみたい。うーん、3歳〜5歳くらい下?かな。」
それを聞いた瞬間、私は「えぇ〜!?ほんとー?私、年上としか付き合ったことないよ〜。年下ってなんか子供っぽく見えてイヤなんだよねぇ」と、占ってくれた彼女のアドバイスに文句をたれる始末。ほんと、失礼ですよね。でも、そのくらい信じられなかったのです。自分が年下と付き合うだなんて想像もつかなかった。だけど、実際に結婚した相手は人生で初めてのお付き合いとなる3歳年下の夫だったのです。
♯実は気の強い女性ほど年下が合う?
彼と付き合ってしばらくは気づかなかったのですが、今思えば彼女の占いはぴったり当たっていたのですね。ビックリしました。ありがとう!(笑)それと同時に気づいたのは、気の強い女性や向上心が高い女性ほど、意外と年下男性との相性が良いのかもしれないということ。私は1986年生まれの寅年なんですが、実はこの年は「五黄の寅年」と言われていて36年に1度生まれ持つ、超絶気の強い性格を持つ生まれ年なんですよ。
私自身もそうなのですが、周りの同年代の友人もまぁ、結構気が強くみんな向上心が高い女性が多いです。そんな私たちを飼いならすかのような年上男性とばかり付き合っていたのですが、年齢が高くなるごとに価値観が凝り固まっていき、いつのまにか年上男性とも意見が対立するようになっていきました。
そうすると、今度は素直に甘えてくる可愛い年下の男性に心が開けるようになっていくのです。聞こえよく言えば、精神的にも物理的にも自立したから男性への求めるものが変わった。悪く言えば、自分自身がより男化していったからではないかと思っています。この結果から個人的な見解としては自他共に認める気の強い女性や、自立した女性ほど、ちょっと頼り甲斐がなくても素直な男性の方がうまくいくのではないかなと思います。
♯繊細な感受性の持ち主は、年上男性があう?
そのいっぽうで、繊細な感受性を持つ女性は自身の年齢に関わらず、年上の男性の方が統計的に相性が良いのかなと思います。繊細に揺れ動く女心に敏感になれるのは、経験値の高い男性の方がお得意。経験値が高いというのは、何も付き合ってきた女の数ということではありません。恋人、職場、友人、知人など、様々な人と出会い、話をして深く親交してきた経験のある人ほど、あらゆる女性をパターニングできるので、30代後半や40代の男性の方が女心に対してうまく立ち回っていくことができます。
もちろん年下男性でも経験値が高く、エスコート上手な男性もいますが、そういう男性は確率的に言えば、稀有なほうなので、とにかく「女心をわかってほしい」、「自分が望む愛し方をしてほしい」と願う方にとっては年上男性と接する機会を増やすことで、相性の良い男性に出会えるかもしれません。
♯絶対に合わない!と決めつけない
私自身、「年下男性なんて絶対に嫌!」と思っていましたし、結婚するのは年上の男性だと根拠もなく確信していました。でも、実際は全然タイプの違う年下の男性。だからといって、それに後悔はしていません。それどころか、実は自分が絶対に違う!と思っていた相手の方が相性が良かったという新しい発見に驚きつつも「人生って予測不可能で楽しいな」と思うようになりました。
もし今、アナタが以前の私のように異性に求めるものが「絶対にこうでないと!」というこだわりがある場合は一度その考えを見直してみるのも良いかもしれません。私はタイミングよく考えを見直すきっかけがあって今の夫と付き合うことになりました。考えを崩さないままだったら、恐らくは今の夫と出会っていても結婚することには至らなかったでしょう。
こだわりが悪いわけではありませんが、ずっと変わらなかった考えに対して今一度「何故、そうなのか」と自問自答をすることで新しい発見がもたらされるかも。そしてそれが新たな出会いにつながっていくのでしょう。