婚活と同時に料理教室へ通った女性の悲劇
以前筆者のもとに相談に来た女性は、結婚を意識し始めた20代後半から料理教室に通い始めたと言っていました。もともと仕事が忙しいのにもかかわらず、週末の料理教室だけは欠かさず通い、今では料理の腕もかなりのものになったのだとか。
そんな彼女、週末は料理教室へ、平日は職場と少し離れたお気に入りのスーパーに自転車で通う毎日を続け、気づけば4年間も繰り返していたのだそう。婚活目的で通い始めた料理教室ですが、このままではどんなに料理の腕を磨いても、披露する日が来そうにないと話していました……。
さらに、彼女にとっては残酷な話かもしれませんが、男性が女性に求める手料理というのは、彼女が得意だと話す「ビーフストロガノフ」や「アクアパッツァ」といった、男性からするとあまり聞きなれないような料理や手作りパン等ではないように思えます。
実際、女性に作ってほしい料理は何か? を男性に聞くと、カレーや生姜焼き等の食堂で出てくるような、ある意味男くさいメニューを答える男性が圧倒的に多いです。もしも料理教室に通う理由が「婚活」なのであれば、料理はご家族の方に弟子入りする程度にして、料理を披露する相手を先に探した方が現実的かもしれませんね……。
結婚出来る習い事って!?
一方で、結婚相手に出会ったきっかけが習い事であったというケースもありました。実際に結婚にいたった女性の習い事をみてみましょう。
・英会話教室
・仕事のスキルアップのために通っていた勉強会
・船舶免許取得のための教室
・スポーツジム
・社会人スポーツサークル
当初の目的は婚活でなかったとしても、毎週のように顔を合わせるうちに親密になったと答えた女性が大半でした。
前述した料理教室やヨガと比べると、習い事がきっかけで結婚した方々が通っていた場所に共通するのは、概して男性の多い場所であり、これが結果として結婚相手との出会いに繋がったのではないかと考えられます。
たとえば、ヨガに通っているという婚活女性は非常に多いですが、健康や美容のために通うのであれば、ヨガの代わりにスポーツジムやスポーツサークルに通うことで、出会いのチャンスにも恵まれ、一石二鳥になるかもしれませんね。
優先事項は、「出会える」習い事
婚活女性が陥りがちなのが、「まずは自分を磨かなくては」という思想です。日本人女性は特に自分磨きが好きで、必要以上に自分を磨くことだけに没頭してしまいがち。
しかしながら、結婚を望む女性に意識して頂きたいのが、貴重な時間を費やすのであれば、まずは理想とするような男性に現実的に出会える場面を見つけることから始めるという選択肢もあるということです。スキルアップのためなのか、または出会いのきっかけを探すためなのか。
「習い事をすることが目標」になる前に、一度よく考えてみると良いかもしれません。
ひいては、そういった男性と出会うことによって、もっと自分を磨きたいと思えるのが理想的なのではないでしょうか。