学生時代にしっかり英語を勉強したはずなのに、いざ話そうとすると全然相手に伝わらなかったり、習ったフレーズを使っているのに怪訝な顔をされてしまった。そんな経験はありませんか?
英語が苦手な人でも簡単に使えるワンフレーズ英会話を日本ワーキング・ホリデー協会のKOTAROがレクチャーします。
実はあまり使われていない、4つのフレーズ
「I’m fine thank you. And you?」
「How are you?」への回答として誰もが習うフレーズです。もちろん意味が間違っているわけではありませんが、ネイティブでこのフレーズを使う人はほぼいません。表現が古く、「ダサい」イメージを相手に与えてしまいます。
「How are you?」という質問に対しては、「Same as usual.(いつも通りかな)」「I’m all right.(まぁまぁかな)」「Could be better.(よくはないかな)」「Couldn’t be better.(最高だよ)」といった返事をしてみましょう。
「Good bye.」
「Good bye.」には「もう会うことがないかもしれない」というレベルの別れを告げるニュアンスが含まれています。なので、日常会話で使ってしまうと「えっ!?」という顔をされてしまうかも。日常的なお別れのフレーズには「See you soon(またね)」を使いましょう。
「Pardon?」
「もう一度言ってください」という意味で間違ってはいませんが、「Pardon」という単語は丁寧すぎる言葉なので日常会話ではほぼ使われません。聞き返すときは「What did you say?(なんて言ったんですか?)」「Could you say that again?(もう一度言って)」などが良いでしょう。
「What’s your name?」
このままだとかなり厳しいフレーズになってしまい、警察の尋問かのような威圧感を与えてしまいます。「May I have your name?」と聞くようにしましょう。
「Can you ~?」と「Please」は使い方に気を付けて!
「Can you ~?」
「Can」を使った「~できますか?」系の質問には気を付けて。「Can」を使った質問は、「実行できる能力があるかどうか」というニュアンスを含むため、質問内容によっては小ばかにしているように受け取られてしまうことがあります。なので、質問をするときは「Do you ~?」を使うように心がけましょう。
「Please」の使い方
文章に「Please」を付ければ丁寧な表現になると思っている方もいますが、「Please call me.」など命令形の文章の場合、たとえ「Please」を付けても命令形には変わらないので相手によってはかなり失礼な言い回しになります!
せっかく習ったフレーズだけど……実は注意が必要!
いかがでしたか?
実はあまり使われていないフレーズ、意外だと感じた人も多いのではないでしょうか。
ここで紹介したのは、どれも授業で習ったものだと思いますが、教科書通りのフレーズをそのまま使うことはある意味危険。不自然な表現が例文として使われていることも実は多いのです。相手に嫌な思いをさせることなく、きちんと伝わる英会話を学んでいきましょう。