なんでも「若さ」が有利だとは限らない!能力別でみた年齢のピークについて



[記事内に広告が含まれています]

全てのことが若いと有利とは限りません

アラサー世代になると、身体能力の低下を感じたり、お肌のくすみ・たるみが気になってきたり、肉付きが変わった……などと全てのことを下り坂に感じてしまうことがあります。けれど、これは肉体的なもの。知能的な部分もこれから低下していくか? と聞かれれば、実はそうではないのです。

確かに、身体能力や総合的な情報処理能力と記憶力に関しては20代前後でピークを迎えます。ですが、それ以外のことに関してのピークは、もっと上の年代だと言われています。その証拠付けになるのが、マサチューセッツ工科大学の研究チームが10歳から90歳までの数千人を対象に、暗記、計算など、さまざまな能力について調査した結果にあります。脳のピーク年齢は、能力によって違うことが証明されたのです。「歳をとったからもう無理だ」なんて諦めている人には、ぜひ知っておいてほしい情報です。

今回は能力別にみた年齢のピークを見ていきましょう。

「32歳」に顔認識能力がピーク

人の名前を覚えられるピークは22歳ですが、人の顔を覚えるピークは32歳と少し年齢があがります。「最近のアイドルはみんな同じ顔に見える」と口にしていた両親の気持ちにも共感できるようになってきた頃なのではないでしょうか。たくさんのアイドルがテレビの画面の中で並んでいる場面をみると、衣装が似ていることもあって、なおさら区別がつきにくくなってしまいます。けれど、ひとりひとりの顔をしっかりと確認さえしていけば、顔を覚えるのは難しいことではないのです。

顔さえ覚えられていれば、名前は後から調べることはできる。32歳までにたくさんの人と出会い、覚えるようにしていくと後々メリットが大きいです。

「43歳」に集中力がピーク

集中力のピークは43歳。つまりアラサー世代のみなさんの集中力はこれからどんどん伸びていくということがわかります。

若い人たちは覚えるのは早いのですが、長時間の集中は別。
上の世代の方が集中力を維持することができます。ただそれ以上に年齢が上がってくると、肉体的に集中しにくい状況が起きることが多くなるので、結果的に43歳頃がピークとなるようです。

もしこれから何かを始めたいと思っているのなら、これからどんどん高まる集中力を味方につけて挑戦してみると良いかも知れません。資格の取得や勉強など、今から生まれる「学びたい」という欲求を上手に継続することができます。

「48歳」に相手の感情を読み取る能力がピーク

働き盛りで人生の経験も豊富になっている48歳には感情を読み取る能力がピークになります。
この頃までキャリアを積んでいると、今以上に責任のあるポジションになっている可能性も高いです。人との接し方や距離感など、コミュニケーション面においては最もスマートにできる時期なので、人との接し方で悩んでいるのであれば、いずれは上手になっていくことを知っておくと安心です。自信を持って人とコミュニケーションをとっていきましょう!

能力のピークはまだまだ先!

さらにお伝えしておくと、50歳前後に新しい情報を学び、理解する能力がピークになり、67歳前後では語彙力のピークを迎えると言われています。

このように、全年齢層において何かしらの能力がピークを迎えているのです。全ての能力がピークにある年齢というものは、存在しないのかもしれません。逆を言えば、私たちは毎日コツコツと、何かしらの能力が成長しているのだとも考えられます。

「もう昔みたいに若くないから」とネガティブに考え、自分の能力の限界にフタをしてしまうとそれ以上の能力は発揮することはできません。「私はまだまだ成長する」というポジティブな意識付けで、自分の成長度を高めていくと、人生がより豊かになっていくでしょう。まだまだ私たちはこれから! いつになっても物事を諦めることなく、イキイキとした毎日を過ごしていきましょう!