働く女子を悩ませる「パンプス問題」
ビジネスやフォーマルなシーンでは、指先を見せることのないパンプスを履くのがマナーになっていますが、働く女子にとってはその「パンプス選び」が非常に難しく、切っても切れない悩みのタネに。就活中の学生の中には、歩きやすい運動靴で出かけ、面接場所の近くでパンプスに履き替える……というように工夫している人も見かけますが、ただでさえ荷物が多く疲れが溜まるそんな時期に靴を2足も持ち歩くのは大変。働きはじめてからはもちろん、毎回履き替えなんてことすらできる余裕すらなくなってしまいます。
慣れないパンプスで1日中移動を繰り返していると、靴擦れをおこして傷ができるなんて当たり前。足の指が曲がってしまうハンマートゥになっているという人も少なくはないでしょう。今回は、そんな働く女子の悩みを軽減するべく、正しいパンプスの選び方についてお伝えします。
正しいパンプスの選び方
足の長さと幅が合っているかチェックする
サイズだけでパンプスの購入を決めるのはとても危険。外反母趾や内反母趾にならないよう、しっかりと自分の足のサイズに合っているかを試着してみましょう。①足の一番長いところの長さ、②足の横幅、③甲の高さをそれぞれにチェックして。
つま先部分がキュッと細くなっているデザインもありますが、足の指が窮屈になっていると指を落ち曲げて履くことになり、痛みを感じやすくなってしまいます。足の指には窮屈だと感じない程度の余裕があるものを選んで。
曲がる部分をチェックする
次は、曲がる部分についてです。
靴を試し履きして、5メートルほど、5分間歩いてみましょう。足の前部分、曲がるところが合っていない場合は、靴の横にシワのようなものができてしまいます。これはカーブにズレがある証拠。
指が入る場合はNG。ぴったりサイズまたは少し小さめサイズを選んで
甲の高さが合っているか合っていないかチェックする方法です。パンプスを履いたら、足の甲の真ん中部分に、指が入るか入らないか調べて。パンプスはぴったりサイズか、または少し小さめのものを選んだ方が靴擦れしづらくなります。甲の部分に入るのは爪先程度に。
指が入るくらいの余白がある場合は、歩いた時にパカパカしてしまい、指先に力が入り過ぎてしまう原因になってしまうので購入しないように。
かかとの高さも、靴選びはとても重要。もっとも靴擦れを起こしやすい箇所です。かかとやくるぶしの部分が深すぎると、靴擦れを起こし血が出てしまうこともあります。とはいえ、浅すぎると移動がしづらいので、かかとの外側をしっかりと覆ってくれるくらいの高さを選ぶことです。
かかとの深さも重要
ヒールのかかと部分はしっかりと硬いもの
足を支えてくれるヒール部分やかかと部分は固めのしっかりしたものを選びましょう。足が安定して、歩きやすくなります。柔らかい素材のものは一見自分にフィットするように感じますが、経過とともに緩くなってしまうことも。
靴擦れしては治り、治ってはまた靴擦れする……そんな連鎖をストップ!
パンプスを履くたびに、靴擦れするという悩みを抱えている方もいることでしょう。仕事に集中するためにも、自分に合った靴を選んでおくことは欠かせません。ヒール部分が削れてしまい、体重が均等にかからなくなってしまうのも、足に疲れを感じる原因になっているかもしれないので、パンプスは定期的にメンテナンスに出してあげて。また非常時のために、絆創膏などを持ち歩いておくこともオススメします。
靴裏が滑りにくいものを選んでおけば、雨上がりの道も安心して歩くことができますよ。マンホールの上は、歩かないようにご注意を。