何でもマウントだと捉える、勘違いマウンティング女子の実態と対処法



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「マウンティング」という言葉が流行った故に……

自分のほうが相手よりも優位であるということを示すための主張・行動のことを意味する「マウンティング」。特に女性同士のやり取りでマウントを取り合うこと多いことから「マウンティング女子」という言葉も最近耳にするようになりました。

しかし、流行っているが故になんでもマウンティングだと捉えてしまう、「勘違いマウンティング女子」も急増しているそう……!

なぜ何でもかんでもマウンティングだと思ってしまうのか。その実態について今回は、ひも解いていきます。

マウンティングと言われると会話に困ってしまう

私は去年の秋に結婚をして、今は旦那と2人で暮らしているのですが、独身である同期の女性に「旦那が、使ったものを元の場所に戻さなくて困る」と思わず愚痴ってしまったとき、同期に「そんなかわいい愚痴が出るほど幸せなんだ、いいね~。あ、これがもしかしてマウンティング!?」と言われました。
そんなつもりはないのに、なんでもマウンティングだと言われてしまい、何を話せばいいのかわからなくなってきました。(29歳/美容業界)

確かに、マウンティングを取ろうとして、独身の相手に旦那さんの話をあえてする人もいますが、この方の場合は何も悪気が無かったのに関わらずマウンティングだと捉えられてしまったのだとか。何気ない会話をしていただけのつもりが、勘違いされてしまったことによって「これからこの人と何を話せばいいのだろう……」と困ってしまいます。

すぐマウンティングだと捉えてしまう人は、単純にその人に対して「羨ましい」という思いが根底にあります。また、ただ単に言いたいだけという人も中にはいます。お互い、悪気はないのにモヤモヤしてしまうという悲しいジレンマが起きているのです。

悪意がないならば、愛情をもって伝えるのがお互いのため

人それぞれ“チクり”と来るポイントは違うので、マウンティングだと勘違いされないように会話をするのは非常に難しいものです。ここは素直に「マウンティングをしていない」ことを伝えるのがお互いのため。

ですが、伝え方にも工夫が必要です。
強い口調で言ってしまうと反感を買われることもあり、関係がより悪くなってしまうこともあるので、愛情をもって伝えることがとても大事です。
「あなたのこと、尊敬しています」ということを示します。ストレートに好意を伝えれば、相手も「この人は嫌なつもりで言っていない」ということを理解してくれるようになります。

また、人によっては言ってしまったことを後悔しているという人もいます。マウンティングだと捉えてしまい、一時的にカッとなって嫌味な言い方をしてしまった……なんて可能性もあるからです。そんな時は、あえて気にしないフリをして別の話題にすり替えて。
「気にしていない」と見せてあげることも大切です。

マウンティングに振り回されないように

「マウンティング」という言葉が広まりすぎてしまったが故に、全ての話題を勘違いしてしまう人もいれば、勘違いされないように、と気を使う機会も増えました。
しかしそれを意識しすぎていたら、コミュニケーションのハードルは高くなる一方です。あまり相手に振り回されないように、ときには人の言葉を素直にとらえて、ストレートな会話を楽しむ余裕ができるようになる。そんなコミュニティを持っていると気が楽になります。

20代後半から30代半ばの女性には結婚の話題はとくにセンシティブ。自分と似た環境の人にだけ愚痴をこぼすようにする、というのも気遣いのひとつかもしれませんね。