【ワンフレーズ英会話 vol.9】「お疲れ様」「いただきます」日本語特有の表現を英語で言える?



[記事内に広告が含まれています]

日常会話でよく使う「お疲れ様」や「いただきます」という言葉。実は日本独自の表現で、英語にはこれらの言葉を一語であらわす表現がなく、シチュエーションによってあれこれ使い分けなければいけないんです。

英語が苦手な人でも簡単に使えるワンフレーズ英会話を日本ワーキング・ホリデー協会のKOTAROがレクチャーします。

あなたは言える?日本語特有の4つの表現

おつかれさま

本来「おつかれさま」はねぎらいを表す言葉として使われていましたが、現代においては一種の挨拶として定着しています。出社した時の挨拶、帰るときの挨拶、上司や同僚とすれ違う時など、思い返してみると様々なシチュエーションで使っていますよね。

「ねぎらう」という意味であれば「Good job」「Well done」などがありますが、逆に日本語的な「おつかれさま」の使い方から遠ざかってしまいます。そのため、英語で挨拶的に「おつかれさま」と伝えたい時は、シチュエーションによって言い分けが必要です。

挨拶としてのおつかれさま ⇒ Good morning / Good afternoon
別れの挨拶としてのおつかれさま ⇒ See you tomorrow / Have a nice day

いただきます

海外には、食前・食後のあいさつをしない国も多くありません。クリスマスや感謝祭など家族で集まる特殊なディナーであれば食前にお祈りをささげることもありますが、料理がサーブされればそのまま食べ始めることが多いです。そのため日本の「いただきます」「ごちそうさま」に該当する言葉がなく、これらの言葉を直接英訳することができません。

いただきます ⇒ Let’s eat / Enjoy your meal (サーブする側)
ごちそうさま ⇒ Thank you for dinner / That was delicious

おかえりなさい

「Welcome home」「Welcome back」などが「おかえりなさい」という意味で紹介されますが、夫婦や親子のように親しい間柄や、長期間顔を合せていなかった時に使われるタイプの言葉なので、日常会話ではあまり聞きません。

多くの人が「おかえりなさい」という意味で「Hi」と相手に伝え、「How was your day?(今日はどうだった?)」といった会話に繋げます。

おじゃまします

これも英語にはない表現です。ただ、ゲストとして招かれているのであれば「Thank you for inviting me(お招きありがとうございます)」などを使って感謝を伝えるようにしましょう。

いかがだったでしょうか?

「普段何気なく使っている言葉なのに海外には存在しない言葉」というのは、実は結構あるんです。これは言葉の違いというより文化の違いという側面が強いので、そのことを知っておくと理解が早まりますよ。