美しい所作が武器になる!日本食を頂くときの箸マナー



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みなさんは箸や日本食を頂くときのマナーに自信はありますか?

仕事の接待やお祝いの席など、改まった場ではマナーはきちんとしておきたいですし、職場のランチタイムや友達とのご飯など、意外と箸使いはしっかり見られています。「食べ方には、その人の知性や品格が現れる」と言われており、大人の女性として正しい箸の使い方は、しっかり覚えておきましょう。

そこで今回は、箸に関してのマナーと日本食でのマナーをご紹介します。

間違った箸使いのNGマナー

まずは間違った箸の使い方を見ていきましょう。間違った使い方にはそれぞれ名前がついており、その数は20種類近くあります。その中でもつい、やってしまいがちな4つをご紹介!

逆さ箸

大皿料理やサラダをいただく際、皆さんはどのように取り分けをしていますか?よく、自分の箸を逆に持ち、使っていない方の逆さま側で取り分けたりしがちですが、実はこれ「逆さ箸」と呼ばれるNGマナーなのです。

直箸か、一番良いのは取り箸を用意しておくことが望ましいです。料理と一緒に出ていない場合は、お願いして持ってきてもらいましょう。

探り箸

談笑しながら食事を楽しんでいると、何気なくやりがちなのが「探り箸」。器に取った食べ物を、箸で探ってから口に運ぶのはNGです。

すくい箸

これもマナー違反だと知らずに、ついついやってしまう人が多い「すくい箸」。
スプーンのようにお箸で食べ物をすくうのは止めましょう。食べにくいお料理でも、少しずつ丁寧にお箸でいただくのが正解です。

ねぶり箸

ねぶり箸とは、お箸を口の中に深く入れて舐めたり、箸についたご飯などを舐めてとることです。これは箸のマナーの中でも特に不評な行為です。食事を一緒にとっている人を不快な気持ちにしてしまうマナー違反は絶対避けたいですね。

正しい箸の持ち方とは?

箸のマナーはわかったものの、そもそも箸の持ち方が間違っている人をよく見かけます。正しい持ち方を改めて覚えておきましょう。

正しい箸の持ち方は、上になるほうの中央部分を人さし指と中指で軽くはさみ、親指を添えます。
下のほうは、薬指にのせるようにして親指と人さし指のつけ根の部分で固定させます。

意外と多いペン箸持ち

パッと見は正しいように見えますが、微妙に違うのがわかりますか?
これは、ペンを持つのと同じように、薬指を使わない「ペン箸」という間違った持ち方。これでは箸先をうまく動かすことが出来ません。

意外とこの持ち方をしている人は多いですが、食べ物を掴みにくく、美しさがないです。正しい持ち方を身に着ける必要があります。

箸の取り方

お茶碗など器を持って食べる場合、器を先に持ち、お箸をその後に持ちます。その後、両手で器を持ち上げ、右手を離して左手で持ち、右手でお箸を取ります。
器を持っている左手の人差し指と中指の間にお箸を軽くはさみ、右手を右方向にすべらせ、右手を下に回してお箸を持ちましょう。

まだまだある! 日本食でのマナー

器と箸の取り方

箸を取るときは、右手で箸の右側を持ち、胸の前まで持ち上げます。

左手で箸を下から支え、右手をスーッと横に優しく滑られます。右手で箸の下にくぐらせて持ち替えて、左手を離します。
箸を置くときは、料理が直接触れるはし先3センチ程を箸置きから出るようにして置きます。箸置きがない場合は、膳の左縁にはし先をかけて置きましょう。

持てる器は持つ

手に持てる器は必ず持って食べるのが作法です。

刺身の小皿、小鉢、汁物のお椀、お重などは手で持ちます。持つときは、器は両手で持ち上げて、左手の親指以外の指で器の底を持ち、親指でふちを押さえ、右手を離して左手で持ちましょう。

揚げ物の皿、刺身や焼き魚、大鉢の皿は持ってはいけない器なので、そのまま置いたまま頂きましょう。

品格ある大人の女性を目指そう

箸のマナーは意外と覚えることが多いので、友人との食事やお仕事での会食などで、食事中に箸のマナーばかりに気を使いすぎてしまうと料理をおいしくいただく事ができなくなってしまいます。食事前に事前に確認しすることをお勧めします。

和食は「箸に始まり箸に終わる」と言われてるくらい箸のマナーが重要視されています。品格ある大人の女性を目指して、正しく使いこなせるよう心がけていきましょう。