早く乾いてツヤツヤ髪に! ズボラ女子に教えたいお風呂上がりのドライヤー術



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髪の毛を乾かすのがめんどくさい……!

仕事が終わり、疲れて帰ってくると、お風呂に入るのも面倒だと思ってしまうことがあります。なんとか最後の力を振り絞ってお風呂入ったとしても、お風呂上がりのドライヤーやスキンケア、保湿が面倒臭い……。女性ってお風呂上がりのケアに意外と時間がかかるもの。
「全部面倒くさい!」とお風呂あがりにダラダラしていたら、髪を乾かすのを忘れてそのまま寝てしまった、という経験をした人も多いのでは?

髪を乾かすのは時間もかかるし、ドライヤーは重いし、とヘアケアが億劫に感じてしまうのはわかりますが、髪はしっかりと乾かしておかないと、翌日ヘンな寝癖がついてしまったり、細菌が繁殖して臭くなってしまうことも。正しい乾かし方をすると、髪を乾かす時間が短縮されるだけでなく、美髪にもなれて、翌日のヘアセットが楽チンに済ませられるようになって一石三鳥! ズボラ女子こそ、夜のドライヤーにこだわりを持つべし。

今回は、髪の毛を乾かすのがめんどうくさいと感じるズボラ女子のために、美髪アドバイザーの寺村 優太さんが、髪を早く乾かし綺麗に保つドライヤー術を教えてくれました。

今回使うドライヤーはこれ!

Dyson Supersonic Ionic ヘアードライヤー
4万8600円(税込)/オープン価格

風温を毎秒20回測定し、髪を過度な熱から守り、分散した風で均一にブローが可能。

【STEP1】タオルドライ後、目が粗いブラシでブラッシング

タオルドライ後に目の粗いブラシを使いブラッシングをします。ブラッシングの順番は、毛先→中間→根元へ。内側から入れ込んでとかすと綺麗にとかすことができます。

髪の毛は乾く時に跡がつくので、ブラッシングをしないと髪の毛が絡まった状態で乾いてうねりが出てしまいます。特に髪の毛の内側が絡まりやすいので、しっかりととかしてあげましょう。
特に夏と冬は、エアコンにより室内が乾燥しやすく髪も乾きやすいので、お風呂上りはスグに髪をとかしておくことです。

ポイント:「タングルティーザー」は優秀!

粗い目のブラシがない方は、ぜひイギリス生まれのヘアケアブラシ「タングルティーザー」をチェックしてみて。

髪が絡まった箇所だけ串がへこんで折れてくれるから、無理やりガシガシといても安心。ダメージを与えることもないので、タングルティーザーなら、根元からといても大丈夫♡ ズボラ女子にこそオススメです。

【STEP2】オイルをつける

Flowers
ヘアオイル
成分:ホホバ種子油、(C13–15)アルカン

ブラッシングを終えたら、オイルをつけていきます。

“洗い流さないトリートメント”として発売されているものには、オイルタイプやクリームタイプなどがあり、仕上げのスタイリング剤だと考えると好みがわかれますが、ヘアケアで考えるとオイルがもっともオススメ!

オイル選ぶ時のポイントは、原材料を見ること。最初に原材料が「水」と記載されているものは、水が多く入っているので効果がやや薄め。日中に水分が多いオイルを使ってしまうと、髪がうねったり、ヘンな癖が出てしまう可能性があります。自分が使っているオイルは大丈夫? しっかり原材料をチェックしておいてくださいね。

オイルにも種類がありますが、中でも寺村さんのオススメは「ホホバオイル」。人間の皮脂に近い油分を含んでいるので髪に良いと言われています。

【STEP3】前髪は最初に乾かす

では、ドライヤーで髪を乾かしていきましょう! 前髪を作っている人は、癖がつきやすい前髪から最初にドライヤーを当てていきます。細いアタッチメントがある人はそれを装着しておきましょう。

「いつも前髪が割れてしまう!」というお悩みがある人は、真正面から風を当てていることが原因の可能性が大。ドライヤーを上から下に流すと、前髪が割れることもなく綺麗に乾かすことができます。顔を下に向けてドライヤーをあてると乾かしやすくなります。

【STEP4】根元、中間、毛先の順にドライヤーをかけていく

根元、中間、毛先の順にドライヤーをあてていきます。しっかりと頭皮に風をあてるように意識して。根元に向けてドライヤーの風をあてていると、中間や毛先部分にも熱が広がっていきます。地肌のどこをさわっても濡れていない状態になっていることを確認してから、中間や毛先部分を乾かすようにしていきましょう。

毛先から乾かすのは絶対にNG。中間や毛先から風をあててしまうと、オーバードライ(乾かしすぎ)になって髪が痛んでしまいます。また、地肌の水分が毛先に向かって落ちてくるので、しっかりと根元から乾かして。髪は乾きながら形が定着するので、寝癖を作るのも防いでくれますよ。

毛先は特に厚みが少なく、ヘアカラーの繰り返しやヘアアイロンもよく使用する箇所なので、キューティクルが少ないため早く乾きますが、根元はカラーリングの回数も少なく、キューティクルがあるので乾くのに時間がかかります。だからこそ、面倒くさがらずに最初に乾してあげてくださいね。

同じ場所にドライヤーの熱をあて続けると、髪の毛が痛むうえに頭皮をやけどしてしまう可能性もあります。なので、ドライヤーの当てる場所はゆっくりと変えながら乾かしていきます。また髪の毛を、ドライヤーを持っていない逆の手で軽く降ったり、手ぐしをしてあげると、濡れてくっついている髪の毛と髪の毛が離れるので風が良く通り、結果早く乾かすことができます。

ポイント:手首でドライヤーを振るのは意味なし。正しい向きでしっかり乾かそう

ズボラ女子にありがちなのが、同じ場所に当てまいと手首をブンブン振る行為です。これは、髪の毛に風が当たっていないので、時間と電気代の無駄!  髪にはしっかりと当てつつ、横に振っていきましょう。

【STEP5】根本と中間が乾いてきたら毛先のツヤ出しへ

キューティクルは下向きについてるので、ドライヤーの風を当てる角度は上から45度を意識して当てましょう。キューティクルを寝かせてくれるので、髪の表面に綺麗なツヤがでます。

【STEP6】冷風をあてる

全体を乾かし終わったら最後に冷風をあててフィニッシュ!
冷ますことにより髪の毛の形が定着します。乾かしたては余熱が残った状態になっているので、しっかり冷風を当てて熱を取ることにより、きれいな状態を維持できるように。髪の内側はとくに熱がこもりやすいので要注意。

冷風を当て終わった時に、まだ濡れている所を見つけた場合は、もう一度熱を当てて、乾かしてあげましょう。

ツヤのある美髪に完成!

乾かし方を少し変えるだけで、こんなにもツヤのある髪の毛に! そのまま寝ても、寝癖がつく心配もありません。水に濡れると髪にはクセやうねりが出ます。そして乾く時の形で定着してしまうという流れ。汗をかいたら寝癖がつくこともありますが、その時は霧吹きでシュッシュッ、と水をかけてドライヤーをかけてあげると再度美髪が復活。
寝癖直しなどの専用スタイリング材なども一切不要です!

しっかり乾かすことが美髪への第一歩

髪の毛は長時間放置すると細菌が繁殖してしまいます。お風呂に入ったあと換気扇を回さないとお風呂場が臭くなるのと同じで、髪も濡れたまま放置していると臭くなってしまいます。長い期間ドライヤーをしない時期が続くと、毛穴の奥底に雑菌がたまって頭皮臭が定着してしまうことも……。

正しい乾かし方を学ぶことで、いつもより時間を短縮することができるだけでなく、髪を傷めることもありません。毎日のドライヤーを見直して、美髪を目指していきましょう!ぜひ参考にしてみてくださいね。

今回教えてくれたのはこの人!

【寺村 優太】

著書 美髪のルール は発行部数3万部突破
美髪アドバイザーとして、テレビ、雑誌、ラジオなどで活動
ヘアケアブランド【Flowers】をプロデュース
現在ミニストレートアイロンを開発中