いくら仕事ができて、器量があったとしても、他の人と圧倒的な差をつけるにはどうしたらいいだろうか。今後グローバルな“できる女”に必要なのは、まだまだ日本では広く浸透しきっていない世界の知識です。
徹底的に研究して、オリンピックまでに“できる女”として周囲との差を広げてみては?
小松美羽「黄金の風、指差す先は数多の未来」
オリンピックまでに“できる女”になるために必要なものとは?
必要なのはずばり!アートの教養
グローバルに活躍する人材は、世界とつながりがあります。
彼ら語学や政治の知識に加え、自分自身がどのように考えているか?という意見を当然持っています。
このステージにつながっていきたい時、日本人に圧倒的に足りていないのは、自国である日本に関する知識とアートへの教養。
外国人とコミュニケーションを取る際に、日本人は日本やアートのことを説明できる人が少ないため、会話できない人も多いそう。海外の富裕層の方は、アートに対する知識が豊富な上、コレクションされている方も多いため“本当の意味でのできる女”になりたいのであれば、コミュニケーションを取る話題としてアートは研究しておくべき分野といえます。
小松美羽「山犬様 振り返り振り返り」
アートはビジネスにも役立つ
アートの知識があることで、“会話ができる”存在になれるのはもちろんですが、他にもメリットが。
それはアートを見ることで、物事を様々な角度から見ることができるようになり、自分が思い込んでいる方向とは違った視点を発見できること。つまりイノベーションを生むのにアートが役立つというワケなのです。
なかでもオススメの分野は現代アート。現代アートはアーティスト自身の内面に思想があり、コンセプトがあり、その部分をしっかりと作品に反映させています。
作品に込められた思想を読み解いたり、感じ取ることで、いつもと違った方向から物事を捉えられるようになり、新たなアイディアが沸々と湧き出てくるかも。
舘鼻則孝(壁)「Embossed Painting Series」/(奥)「Heel-less Shoes」
現代アートが鑑賞できる場所は?
さっそく現代アートを鑑賞してみたいと思っても、どこへ行ったら良いのかわからない。という方にオススメなのは、現在、SMBC信託銀行 日本橋支店で開催されている『ART IN PRESTIA』。
ART IN PRESTIAは、すでにグローバルに活躍している45歳以下の日本人アーティスト6名の、「和・伝統・日本」をコンセプトにした現代アートが一挙に鑑賞できる珍しいスペース。銀行内ですが口座を持っていない人でも、誰でも無料で鑑賞ができます。
SMBC信託銀行 日本橋支店2階
グローバルな“できる女”を目指して、期間中に足を運んでみては?
桑田卓郎(手前)「茶垸(ちゃわん)Tea bowl」/(奥)「Untitled」
鑑賞できるアーティスト6名
・小松美羽
大英博物館に作品のひとつである、有田焼の狛犬が収蔵されており、作品を通し「大和力」を発信している。
・舘鼻則孝
レディー・ガガ専属のシューメイカーとしても有名なアーティスト。遊女に関する文化的な研究とともに、伝統技法 友禅染を用いた着物や下駄を制作。
・奈良祐希
磁器土、轆轤(ろくろ)、CADなどの繊細な素材を使用し、古代から培われてきた技術と最新技術を駆使した現代工芸作家。
・小松孝英
作品は国連生物多様性条約記念ミュージアムに収蔵。「九州から世界へ」を実践し、生物の多様性をテーマに描く
・桑田卓郎
陶芸にポップな色彩表現加えた作品が魅力。ニューヨーク、ブリュッセル、ロンドンなど世界各地で展覧会を開催するアーティスト。
・名和晃平
独自の「Pix Cell」という概念をベースに、さまざまな素材とテクノロジーを駆使し、彫刻の新たな可能性を広げている作品を生み出すアーティスト。
開催情報
PRESTIA Art Branch(プレスティア アート ブランチ)
SMBC信託銀行 日本橋支店
東京都中央区日本橋2-1-14 日本橋加藤ビル1F・2F
鑑賞可能な時間-平日9:00〜15:00(土・日・祝休日 休)
※2020年3月27日まで期間限定開催