「一度の失言で、ずっと嫌な態度をとられるようになりました」#これってハラスメントですか?!

「一度の失言で、ずっと嫌な態度をとられるようになりました」#これってハラスメントですか?!

さまざまなハラスメントが社会問題として話題になっている昨今ですが、自分が被害にあった時、だれに相談すればいいのか、どこからがハラスメントと呼ばれるのかがわからず頭を悩ませている方も多いようです。そんなお悩みに弁護士、齋藤健博さんがお答え。今回は一度の失言で、ずっと嫌な態度をとられている場合です。


Q.「1回失言をしてしまっただけなのに、ずっと嫌な態度をとってきます…」

私のことではないのですが、同じ介護職のヘルパーとして仕事をしている同僚が施設長に目を付けられ同僚の扱いが雑になっています。昔は優しかったのですが、2ヶ月前に施設長が来客に渡す資料を探していた時に「資料ならあそこにあります」と指を差して伝えたことに腹が立ったようです。少し軽率な発言だったのかも知れませんが、そこまで怒ることなのかと疑問に思います。

それから同僚は必要以上に仕事を振られて業務過多なのに「まだ終わってないの?給料泥棒じゃん」と言われたり、先回りで仕事をしていても「何で今、これをやっているの?」と褒めるべきことでも怒られています。それなのに、入居者やそのご家族には仲良くやっていると伝えています。

精神的に同僚は苦しそうです。これってパワハラですか? できれば助けてあげたいのですが、こんな場合は何をしてあげれば良いのでしょうか?(星南/25歳/介護)

A. その場で異論を述べないと、承服したことになってしまう。自分の意思を伝えよう!

介護職のヘルパー職は、大変な現場です。同僚とのコミュニケーションも必要になることが当然要求されるので、ひとり誰かが上司から目をつけられてしまうと、組織全体の停滞をも引き起こしかねないのではないでしょうか。とくにここ2ヶ月で態度が激変したのであれば、仮に軽率な発言だったとしても、不満を抱えていたのかもしれませんね。それ「まだ終わってないの?給料泥棒じゃん」という発言は、それだけで、発言の必要性があまり感じられません。そのうえ、「何で今これやっているの?」との言葉で追い打ちをかけることば遣いは、明白にパワハラでしょう。

アドバイスとしては、その場で記録を取るなどと考えず、正当な理由をもって拒絶したり、その場でその発言が不当であることを示し、その論拠をパワハラに求めていくことです。これには当然勇気が必要ですが、その場で異論を述べないと、承服したことになってしまいます。星南さんは25歳でまだ若いのですから、しっかり自分の意思を伝えられるようになっていかないといけません。

回答者:弁護士 齋藤 健博

自身のLINEIDを公開しており、初回相談はLINEで無料で行うことが可能な弁護士。ハラスメント問題や浮気・不倫問題の解決に定評があり、過去には弁護士ドットコムのランキングトップに名を連ねた経験も。YouTubeではセクハラ時の対応に関する動画なども公開している。多くの被害者の悩みである「セクハラの線引き」や、「残すべき証拠」などを動画で分かりやすく伝えている。
YouTube動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=gd8rwOXDKp0

この記事のライター

Cinq(サンク)-よくばり女子のはたらきかた-

関連する投稿


「ずっとコンプレックスだったものが武器になった」ウーマンダイアローグ #39

「ずっとコンプレックスだったものが武器になった」ウーマンダイアローグ #39

こんにちは、ライターの渡辺彩季です。 この連載では「多様な女性の働き方」をテーマに私とゲストで対談をさせていただきます。 今回のゲストは、株式会社ウィルオブ・スポーツ スポーツビジネス部の小嶺美沙樹さん。2019年には仕事と両立しながら『ミス・ユニバース・ジャパン』に挑戦し、見事沖縄代表に選ばれた素敵な女性です♡


女性営業はうまくかわすスキルを身につけないといけない? #これってハラスメントですか?

女性営業はうまくかわすスキルを身につけないといけない? #これってハラスメントですか?

さまざまなハラスメントが社会問題として話題になっている昨今ですが、自分が被害にあった時、だれに相談すればいいのか、どこからがハラスメントと呼ばれるのかがわからず頭を悩ませている方も多いようです。そんなお悩みに弁護士、齋藤健博さんがお答え。今回は先輩からこんな助言を受けた人のお話。


「自分にしかできない仕事」は理想論。誰にでもできる仕事にある価値について

「自分にしかできない仕事」は理想論。誰にでもできる仕事にある価値について

自分が今やっている仕事が「誰にでもできる仕事」だから、将来に不安を感じる。自分にしかできない仕事を追及したくなる。でも、そんな仕事ってあるのでしょうか? そして、その選択は幸せになれるものなのでしょうか? 今回は「誰でもできる仕事にだからこそある価値」について考えていきたいと思います。


「タバコを吸うのはやめて」はパワハラになる?#これってハラスメントですか?!

「タバコを吸うのはやめて」はパワハラになる?#これってハラスメントですか?!

さまざまなハラスメントが社会問題として話題になっている昨今ですが、自分が被害にあった時、だれに相談すればいいのか、どこからがハラスメントと呼ばれるのかがわからず頭を悩ませている方も多いようです。そんなお悩みに弁護士、齋藤健博さんがお答え。今回は病院で働く部下へタバコの注意の仕方に対してのお悩みです。


人の見た目をイジる先輩、どこまでが“冗談”で許される?#これってハラスメントですか?!

人の見た目をイジる先輩、どこまでが“冗談”で許される?#これってハラスメントですか?!

さまざまなハラスメントが社会問題として話題になっている昨今ですが、自分が被害にあった時、だれに相談すればいいのか、どこからがハラスメントと呼ばれるのかがわからず頭を悩ませている方も多いようです。そんなお悩みに弁護士、齋藤健博さんがお答え。今回は、体型や見た目をイジられている女性からこんな質問が。


最新の投稿


婚活は焦る必要ナシ!自分にあったパートナーを選ぶコツ

婚活は焦る必要ナシ!自分にあったパートナーを選ぶコツ

恋活・婚活・妊活、現代女性は公私共に求められるものが多いですね。だからといって何事にも焦りは禁物。ご自身の婚活に迷いが生じた時こそぜひ考えて欲しい、自分にあったパートナー選びのコツをご紹介します。


心理学が解説! マンネリや喧嘩の繰り返し…夫婦の結婚生活がうまくいく方法

心理学が解説! マンネリや喧嘩の繰り返し…夫婦の結婚生活がうまくいく方法

「小さなことでケンカしてしまう」「マンネリしてしまってドキドキも変化もない」結婚生活というものはなかなかうまくいかない場合があります。そこで今回は結婚生活がうまくいく方法について紹介。心理学できちんと証明された実験を通して、あなたの結婚生活の満足度を高めます。


急な環境変化にも。キャリアの鍛え方がわかる「履歴書の書き方」をおさらい

急な環境変化にも。キャリアの鍛え方がわかる「履歴書の書き方」をおさらい

環境の変化により、突然会社を辞めなくならなくなってしまったり、転職活動が必要になることもあります。そこで今回は転職活動の基礎となる「履歴書と職務経歴書の書き方」をおさらい。


覚えておいて損はナシ!人間関係をスムーズにさせる断り方

覚えておいて損はナシ!人間関係をスムーズにさせる断り方

友達や知人からやってきた乗り気でないお誘い、仕事の急な依頼、興味のない人からのアプローチ。私たちには時にこうした、即イエス!とは言い難い場面に遭遇します。うまく乗り切れれば良いのですが不器用な方だと、ちょっとした言い回しや断り方で余計に相手との関係に亀裂が生じることも……。


いつまで続けるか悩む…。働く女性が仕事を「辞める」決心がつく時は

いつまで続けるか悩む…。働く女性が仕事を「辞める」決心がつく時は

「今の仕事をいつまで続けよう……」なんて悩んでいませんか?職場環境や仕事へのやりがい、ライフイベントなど、その原因はさまざまです。そこで今回は、退職を考えるタイミングと転職率から、働く女性は今の仕事をいつまで続けるべきなのかを解説します。


RANKING


>>総合人気ランキング