SNSにアップした写真から身バレ?! 個人情報流出を防ぐ写真の撮り方



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SNSの投稿から「身バレ」する女性が急増…

SNSで写真を投稿する人が多い時代。有益な情報を交換したり、自分の思い出の記録として気軽に写真を撮って共有できるのは楽しいものです。

しかしプライバシーの漏えいについては注意しておきたいところ。気軽さゆえに危険性も高いのがSNSの弱点でもあります。最近ではアイドルが投稿した画像から自宅を特定、ストーカー行為に及ぶといった悪質なファンの行為が話題になることも。その原因となったのが、写真なのです。写真に隠された個人情報を読み取られることのないように、文章だけではなく写真にも十分に注意しておく必要があります。今回はSNSの危険性や、プライバシーを守るためにできる対策法などを解説します。

撮影時に注意するポイント

位置情報

GPS機能付きのスマホで撮影された写真には、写真に関するデータを記録するものが内蔵されています。撮影日時・機種名・撮影者名・位置情報が入っています。つまり撮影した場所がピンポイントで特定できてしまうので、自宅やその付近で撮影した写真を不用意にSNSにアップしてしまうと、自宅を特定される可能性が高くなるのです。

もちろん防ぐ方法もあります。
iPhoneの場合だと「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」からアプリごとにオン/オフを切り替えられるようになっています。そのためカメラの部分は必ず「オフ」に設定するようにしましょう。
Androidも「設定」→「位置情報」でオン/オフの切り替えが可能なので、設定を事前にチェックしましょう。(機種によって異なる場合があります)

飲食店のメニュー

人気のカフェに行って、美味しいケーキの写真を撮影し「〇〇カフェに行ってきました!」とあえてお店の名前を公表するときは別として、職場や地元付近のいきつけの居酒屋など、お店名を公表しないケースにも注意が必要です。

料理の名前や店の外観を投稿していなくても、料理の写真だけでお店が特定されることがあります。料理の写真をスクリーンショットで撮影し、ネットで「類似画像検索」をして、他人がアップしたものと同じ料理を画像検索するという方法です。また居酒屋でよく見かける、壁にメニューが貼ってある場合も注意が必要です。誰にも知られずにひっそりと通いたいというお店の場合は、写真投稿は避けるのがベター。
また現在地を特定されることのないよう、投稿時間に配慮して写真を投稿するようにしておきましょう。

マンホール

道路で「#今日のコーデ」を投稿したり、愛犬の散歩時に写真を撮るといった光景は多いはずです。その場合、表札などの特定できそうなものは避けて撮影しましょう。けれど、実は気を付けるポイントはそこだけではありません。それがマンホールが映っているということ。

マンホールも市町村ごとにデザインが異なったり、固有番号や自治体名が記載されています。それを検索することで簡単に居場所が特定できてしまうのです。
下手すると表札が映っているよりも簡単に見つけられやすくなるので、足元までしっかり写真をチェックするようにしましょう。

目の反射で映っているもの

最近一番トラブルが起きているケースなのが、瞳から特定するということです。屋内で撮影するからといって油断は禁物。最近のスマホのカメラは高画質なため、部屋に映っているものや撮影した人の顔も瞳を経由して映りこむことがあります。

最近発生した事件でも、アイドルの瞳に映った背景から住所を特定されたことが話題になりました。カーテンの位置や自然光の入り方・高さ・方角を計算し、マンションの何階に住んでいるかまで判明したとのことです。写真には写り込んでいないから大丈夫だと油断は禁物。自撮りなど、被写体をアップにした写真を撮る際には特に気を付けましょう。

近所で撮影した写真はSNSに投稿しないことが安全

有名人だからこそ起こりうる、特殊なケースなのでは? と楽観的に受け取るかも知れませんが、一般の女性でも被害に合ったケースがよくあります。(実際に、私の知り合いにも被害に合った人がいました)

もっとも安全なのは、「近所の写真は投稿しないようにする」かもしれません。SNSを利用する以上、どうしてもリスクは避けられないものです。ですが、個人情報が漏れてしまう原因を知っておくことで、リスクは大幅に減らすことができます。
誰でも見ることができるアカウントであれば今一度、全世界の人から「見られている」という意識を認識し、写真をアップするときには事前チェックを忘れないようにしましょう。