心理学が解説! マンネリや喧嘩の繰り返し…夫婦の結婚生活がうまくいく方法



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「小さなことでケンカしてしまう」「マンネリしてしまってドキドキも変化もない」。

どれだけ「この人なら大丈夫だ」と思って結婚したとしても、いざ結婚生活になるとなかなかうまくいかないこともあります。そこで今回は、結婚生活がうまくいく方法について考えていきたいと思います。もちろん必ず誰しもが「これでうまくいく」とは言えませんが、心理学できちんと証明された実験を元に、あなたの結婚生活の満足度を高めてみましょう。未婚の人にも役立つ情報ですので、ぜひご覧あれ。

マンネリ打破! マンネリを解消するためには○○へ行くべし

新婚のころはドキドキもあり毎日が楽しく思えますが、結婚生活が長くなるにつれ、良い意味でも悪い意味でも慣れが生まれマンネリ気味になってしまいます。

人間の恋愛感情は、3ヶ月から3年で終わるのともいわれているので、それを過ぎてしまったり、相手のことを知りすぎてしまったり新鮮さが失われて慣れてしまうと、どうしてもマンネリ化してしまうもの。これは、避けられないものなのです。
ですが、そんなマンネリ夫婦にオススメなのは「旅行に行くこと」。
お子さんのいる家庭であれば、お子さんを実家などに預けてあえて2人で行く時間をつくってみてください。オンライン旅行会社 エスクペディアが運営する日本人向けのウェブサイトで30〜50代の既婚者 391人を対象に調査を行った結果をみると、約8割の人が「旅行を通じて夫婦の絆が深まった」と回答し、中には「相手に惚れ直した」と答える夫婦もいました。

つまり、夫婦で旅行に行くと絆が深まり、相手のことを惚れ直す可能性が高いということです。

「私が疲れてるのに気付いて荷物を持ってくれたり、車道側を歩いてくれた」
「俺がコーヒーを飲みたいタイミングで缶コーヒーを買ってくれた」
「行ったことないところを案内してくれて頼りになった」

など小さなことですが、普段と違うシチュエーションで相手を気遣うことができると新鮮さや愛情を感じられるという人が多いようです。 是非旅行を通じて、夫婦の絆を深めあってください。

小さなことでケンカしてしまう、これってよくないこと?

結婚すると、大きな試練が定期的にやってくる家庭もあるでしょう。それが「ケンカ」です。
相手を好きになって夫婦になったとはいえ、元々は他人だったわけなので意見が食い違うのは当たり前。「でも私たちは夫婦ケンカが多すぎる」、「些細なことでもケンカになってしまう」となると、心配になることもありますね。

たとえ結婚していない人でも、パートナーとケンカした時に「多少の文句は我慢した方がいいのかな」と自分を抑え込むこともあるかもしれません。

そもそもケンカをするのは良いことなのでしょうか?

テキサス大学のリサ・ネフが、結婚して6カ月以内の新婚夫婦61組を対象に、2年半に渡って調査を行いました。その結果、結婚後数ヶ月以内にケンカをし、それを乗り越えた夫婦は、その後も仲良く暮らしていけることが判明しました。ケンカをして、仲直りをすることで「ケンカをどう乗り越えればいいのか」を夫婦は学習します。
ケンカをすることで、相手に免疫が付くということです。つまり、「ケンカはした方が良い」ということ。 ちょっとしたことでケンカをした夫婦の方が離婚しない。これを、ネフは「免疫効果」と名付けました。

逆に最初が幸せで、ケンカすることが少ないと、いざ大きなケンカをしたことにどうやって仲直りをすればいいのかわかりません。これはお互いに相手のことを学習していない状態だから。ケンカ慣れしていない夫婦の方が、破局を迎えやすくなるということです。自分の言いたいことや譲れないところまで我慢していては、いつか爆発します。「免疫」を付けるためにもある程度ケンカはした方が結婚生活はうまくいくものです。

でもなるべくケンカはしたくない! そんな人へ

先ほどは「ケンカはある程度した方がいい」とお伝えしましたが、「うちはいつもケンカばかり」なんていう夫婦もいるでしょう。

「ある程度」ケンカはした方がいいですが、毎日のようにケンカをしているのはちょっと問題ありです。そこで最後に、ケンカを減らす方法についてお伝えします。
そもそも人と人が衝突するとき、どんな心理状態なのでしょう。人間関係で衝突したときは、通常「相手に非があるのか」それとも「自分に非があるのか」を考える必要があります。けれど、大半の人は「悪いのはあいつだ」と考えてしまうのです。

相手のことを知っているからこそ「悪いのは相手だから、自分が考えを改めたり行動する義理はない。むしろ変わる必要があるのは相手のほうだ」という具合に。もちろんケンカの内容にもよりますし、どう考えるかは自由ですが、その考えをしているうちは基本的にケンカは無くなりません

ケンカをしない極意は「相手が変わるのを待つのではなく、自分が変わる」ことです。確かに相手にも落ち度はあるかもしれません。ですが「自分も改善してあげた方がいいな」 と考えた方が問題は早く解決します。
「相手が悪い」や「相手が変わるべき」と考えていると、その相手の悪いところや問題点ばかりが目につくようになってしまいます。相手だって完璧ではありませんし、あなただって完璧ではありません。お互いに「自分にも非があったかも」と謙虚になって生活していけば、ケンカは自然に少なくなっていくはずなのです。カウンセリングも行なっていて気付いたことは、「人は簡単には変わらない」ということです。「相手が変われば」と思っていても、簡単にその相手は変わりません。それよりも自分の考えを変えた方が楽で、早いです。

終わりに

いかがでしたか?
結婚生活は楽しいことももちろんたくさんありますが、意見のぶつかり合いやマンネリなど、不安なこともたくさんあります。けれど、パートナーとの関係を定期的に見直したり、話し合って解決できる解決策を知っておくと随分違うでしょう。
あなたの結婚生活がうまくいく方法についてお教えしました。「結婚は楽しい」と思えればこんなに幸せな人生はありません。是非パートナーと幸せな人生を歩んでください。