音声のみはNG?! オンライン会議での上司の対応に困る #これってハラスメントですか?!



Q. 頻繁にくる連絡、音声のみはNG、さらにはプライベートな質問も…

私の会社ではコロナの影響で3月からテレワークが実施されていて、オンライン会議が増えました。その中でも特に多いのが上司との1:1での打ち合わせです。突然テレワークになったので、業務進行の相談も多く、最初は特に疑問に思うこともなかったのですが、最近は必要のないことでも「今ちょっと話せる?」と頻繁に連絡がきます。

会議中も、声のみの参加はNGで画像をオンにしないといけないと注意されてしまい、必ずメイクをして仕事をすることになりました。しかも、服装のことや部屋に置いてある物のことなど、プライベートのことも聞いてきて、正直「暇なのかな?」と思うほど雑談ばかり。
断りたいものの、家にいるというのは分かっていることなので悩んでいます。どのように対応すれば良いのか、またオンライン上でもプライベートな質問などはセクハラに当てはまるものなのか教えてください。ちなみにその上司は独身で一人暮らしをしています。(かおり/29歳/人材派遣)

A. 人間関係が悪化するリスクがあるため、パワハラ・セクハラを疑いましょう!

かおりさんのような人材派遣会社では、比較的早期の段階からテレワークが一般化されていました。いまや、採用面接でも、オンラインが通常です。コロナの影響ではなくても、テレワークがアフターコロナでは増加していくでしょう。そうすると、上司との1:1の局面はこれからも増加するでしょうから、「今ちょっと話せる?」と頻繁に連絡がくる可能性が高まっています。実際、個人のアドレスや携帯、ラインをこれに乗じて聞き、執拗に連絡をするケースもあります。

とはいえ、会議中も、声のみの参加はNGで画像をオンにしないといけないと注意されてしまうことや、メイクをして仕事をすることを強要するようであれば、パワハラが成立しえます。しかも、服装のことや部屋に置いてある物のことなど、プライベートのことも聞いてくるのであれば、セクハラも併用しているといえましょう。もちろん、明確に断われば、人間関係が悪化するリスクがあるわけですから、自然と仕事の会話に戻していくなどの工夫が必要でしょう。悩んで当然ですから、抱え込まず、これはセクハラなのだと考えてください。

回答者:弁護士 齋藤 健博

自身のLINEIDを公開しており、初回相談はLINEで無料で行うことが可能な弁護士。ハラスメント問題や浮気・不倫問題の解決に定評があり、過去には弁護士ドットコムのランキングトップに名を連ねた経験も。YouTubeではセクハラ時の対応に関する動画なども公開している。多くの被害者の悩みである「セクハラの線引き」や、「残すべき証拠」などを動画で分かりやすく伝えている。
YouTube動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=gd8rwOXDKp0