これから必要なスキルとは?
30年くらい前の日本では、今では考えられないことですが、女性がバリバリ働き続けるという認識は、ほとんどの企業で存在していませんでした。
しかし、今ではどうでしょう。多くの女性が結婚しても出産しても働き続けることが普通となってきています。一昔前では考えらえないことですが、女性の社会進出が当たり前となってきており、多くの女性が年齢を重ねても活躍できる環境が整ってきました。
ただし、活躍し続けるには、それなりの経験や知識が必要です。
コロナウイルスの感染拡大も広まり、経済は混沌としてきていますから、働き続けるには常に自分をブラッシュアップしておかなくてはなりません。
常にブラッシュアップしているからこそ、どんな仕事もやってのけることができますし、そうすることで周囲からの信用も上がり、仕事が舞い込むようになるからです。
これからも仕事をし続けるために必要なスキルというと、大きく分けて4つあります。
・IT系
・語学力
・マーケティング
・ディレクション
では1つ1つ解説していきます!
IT
フロントエンジニアであったり、ネットワークエンジニアだったり、色々な種類がありますが、全体的に不足していますから、自分の仕事の延長線上にある、もしくは興味があるIT系のスキルがあれば、すぐに身につけておくと良いでしょう。事実、IT系の知識や経験を持っていると、転職サイトで有利に働きますし、転職まで行かなくても、副業として収入アップを図ることができます。
語学力
これからの時代を生き抜いていくために必要な武器と言えます。経済のグローバル化は進む一方であり、前述のIT業界では、英語ができなくてはプログラミングの知識を学ぶことができないでしょう。語学に関してはアプリがありますので、簡単な英会話くらいなら、英語ができなくてもコミュニケーションを取ることができます。しかし、ビジネスで交渉レベルとなると、やはりアプリではまだ役に立ちません。自分の考えを自分の言葉で説明できるように、語学力は養っておきましょう。
マーケティング
コロナウイルス感染拡大によって実店舗での営業が難しくなってきた今、戦略的に商品をヒットさせることが重要になります。特にインターネット上の市場はどの業界でもヒットにつながる可能性が広がっているため、Webマーケティングの知識はどの業界でも役に立ちます。
マーケティングは会社によって担当範囲が少しずづ変わってきますが、売上につなげるために、企画したり、交渉したり、調整したりしながら、プロジェクトを進めていく推進力も今後必要とされるでしょう。
ディレクション
仕事をし続けていく上で重要なスキルとなってきています。プロジェクトを実行する際のヒト・モノ・コストの管理や、各業務の調整など、円滑にプロジェクトを行うには高いディレクション能力が必要となります。
最終判断をするだけでなく、トラブルの対応やスタッフの管理など、まさに縁の下の力持ちのような役割を果たすのがディレクション業務です。このような仕事は、細やかな気配りができる男女におすすめなポジションです。
この先「資格」は必要なの?
近年、新しい分野にチャレンジする際によく耳にするのが「資格は必要ない」「実務経験に価値がある」という言葉を耳にすることがあります。
確かに、テキストで学んだ知識や授業で教わった事だけでは実践で役に立たないケースもあります。でも、資格取得は必ずメリットがあります。
本当に必要かではなく信頼にもつながる
仕事をしていく上で必要な知識や経験があると、一緒に働く人たちからの信頼が厚くなるので、プロジェクトを進めやすくなります。例えば、スタッフから指示を仰がれても、知識があれば動じることなく、的確な判断ができるはずですから、スタッフとの仕事がやりやすくなるでしょう。もちろん、クライアントからしてみても、資格があることで仕事をお願いしやすくなるはずですから、周りからの信頼を得るためにも資格取得は大きなメリットとなります。
学ぶことで業界の知見が深まる
信頼を得るという周りからの評価が高くなるだけでなく、自分自身の中でも業界の知識が深まるというメリットがあります。知識が深まると、仕事に対する情熱が生まれてきますので、仕事がより楽しくなるでしょう。今までとは違った見方で、仕事を楽しむ余裕も生まれてくるかもしれません。
自分の自信につながる
資格取得という事実があるだけでも、自分が頑張ったという自信につながります。仕事をしていく上で自信は大事です。
おすすめ資格
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定は国家資格であり、1級から3級まであります。ウェブデザインに関することを問われる試験であり、実技と学科による試験が行われます。IT系業界の躍進は今後も続くと思われていますから、こちらの検定を受けて、ウェブデザインの知識を深めておくと良いでしょう。
日本語教師養成
日本は外国人労働者の数が増加しており、今後も増えていくことが予想されていますから、日本語教師の需要は伸びています。日本語教師は、海外から来た人たちに日本語や日本の文化を教えるだけでなく、学習支援なども行っていきます。
日商簿記検定
日本商工会議所が主催の検定であり、勉強をすることで帳簿の付け方や経理・経営に関する知識を得ることができます。転職に有利となるのは2級以上であり、2級から工業簿記の知識が必要となっています。
キャリアコンサルタント
2016年に創設された国家資格で、一人一人の適正や仕事の経験から、その人に適した職業設計をしていく仕事です。個人の職業の選択や能力開発に関してサポートすることができる資格であり、企業の人事や人材派遣会社で働きたい人は取得しておくと良いでしょう。
CCNA
CCNAは、シスコシステムズが主催しているネットワークエンジニアの適正を調べる検定です。世界基準の検定であり、IT系の仕事をしている人の登竜門的存在です。色々な業種でネットワークエンジニアが必要とされていますので、IT系の仕事を探しているのであれば、勉強をしていて損はないでしょう。
働きながら勉強するコツ
いつまでに習得するか計画を立てる
資格を取るにしても、ダラダラとしていてはだめです。必ずいつまでに何を学習するかを決めて、それを達成するための計画を立ててから勉強するようにしてください。
副業を始めた、転職した自分をイメージする
ただ収入をアップさせたいだけの副業や転職は、たとえうまくいったとしても、長く続くことはないでしょう。自分が将来どのような仕事をしていきたいのか、どのような生活を手に入れたいのかという目的を持ってから勉強を始めると、モチベーションがキープできるのでおすすめです。
辛いときは無理をしない
時間がたっぷりある学生の時ならまだしも、家庭や仕事を持っている社会人が勉強時間を確保するのは、かなり難しいものです。体調が悪くなったら早めに休養をとり、無理しないようにしてください。
スキルアップして必要とされる人材に
これらからの日本経済は混迷を深めており、仕事をゲットしていくためには、これからの時代に必要とされる人材になるほかありません。資格試験の勉強をしてみるなりして、必要な知識を学び、それを使ってスキルアップしていくことで、どんな時代も乗り越えられるような、光る人材となってください。
(2021年現在)