1.会社・友人「飲み会」は嫌なら断っていい!
同僚や先輩に嫌われたくない、上司からの評価を下げたくない…そんな理由で本当は行きたくない飲み会にしぶしぶ参加したことありませんか?
行きたくないなら、思い切って断りましょう。無理して付き合っても精神的に疲れるだけで、お金も時間も無駄になります。何より断ることは悪いことではありません。ですが、言い方は大切です。
『断る=コミュニケーションの遮断』ではありません。自分の価値観や考え方、苦手なものを伝えられるチャンスでもあります。
たとえばタバコの煙が苦手なので参加したくないという理由で断る場合「気管が弱くタバコの臭いで具合が悪くなってしまう」と伝えれば、相手は「じゃあ次は禁煙席のある店を探すね」と、こちらに合わせてくれるかもしれません。
これは一種の交渉術です。日常的にこのような交渉がスムーズにできるようになれば、仕事の上でも役に立つでしょう。
2.嫌な飲み会を断るメリットデメリット
・メリット
1.時間やお金の節約になります。
アルコールが得意じゃない方は、ドリンクをたくさん飲まないのに会費の金額は同じになることも。それってなんだかモヤモヤする・・・。お金に余裕が無いときは飲み会を断る事も大切です。
2.飲み会疲れが無くなる
本当は行きたくないのに無理に参加しても疲れるだけで、後には何も残らない可能性があります。職場の人と一緒に飲んでも、楽しくはないし、上司や先輩の良く分からない訓示や説教を聞かされることも少なくありません。飲み会に参加しなければ、そのような無駄な時間を過ごす必要はなくなります。
3.セクハラ・パワハラ防止
また、飲みの席では気持ちが開放的になるせいか、セクハラやパワハラに合いやすいもの。飲み会を断れば、トラブルを招くこともないでしょう。
・デメリット
1.断った事で印象が悪くなるかも
職場での人間関係が円滑にいかず孤立する場合もあり、あるいは上司や先輩からの印象が悪くなるなどのデメリットが考えられます。
2.関係が良好になるきっかけを逃す
飲み会の席では、業務と関係ない雑談ができます。普段からコミュニケーションをとれる関係性を築いておくと、業務がスムーズに行きますし、ミスをカバーしてもらいやすくなります。普段から飲み会に参加していないと、このような良い関係を築きにくいというデメリットがあります。
とはいえ、このようなデメリットは、上司や先輩の性格や考え方に起因するものです。自身も家庭や趣味などプライベートを大切にしている上司や先輩であれば、このようなデメリットは生じないでしょう。職場の雰囲気や、周囲の人間関係によっては、飲みの誘いを断っても問題ないでしょう。職場の状況を見て判断できます。
3.NGな断り方
曖昧な返事は避けたいものです。日本人の傾向として結論をぼかして答えることはよくあります。遠回しに「行きたくない」気持ちを伝えられればいいですが、相手が汲み取ってくれるとは限りません。
「行けたら行きます」「考えておきます」など、曖昧な返事をすると相手は「参加する」と受け取ってしまうかも…。
強い表現は避けるべきですが、行かないなら「申し訳ありませんが、今回は参加できません」とはっきり伝えましょう。「誘っていただいてありがとうございます」と感謝を伝えるのも忘れずに!
すぐバレてしまう嘘をつくのも避けたいもの。その場しのぎの嘘をつくと、後でつじつまが合わなくなり、周囲からの評価が下がるどころか、信頼されなくなります。バレるような嘘をつくくらいなら、何も理由を言わずに断る方が良いでしょう。「すみませんが、今回は参加できません。また今度誘って頂けますか?」と簡潔に断りましょう。
4.嫌な飲み会をうまく断る方法
・体調が悪い
この断り方なら角が立ちません。誰だって、具合が悪い人に飲み会を強制できません。「夕方から頭痛がひどくて」「昨日からお腹を下しているので」など体調が悪いことを伝えましょう。
ただし、体調不良だと言ったのに元気にしていると、嘘をついているとすぐにバレてしまいます。せめて断った当日は、口数を減らすなど少し大人しくしておきましょう。もちろん大げさにならない程度に…。
ただこの理由は頻繁に使うと嘘を怪しまれます。ここぞというときに使用しましょう。
・家族の予定
「田舎から出てきた両親を食事に連れて行くので」あるいは、「子供を保育園に迎えに行かなければいけない」「子供の誕生日なので」「妻の体調がすぐれないので」など家族を理由に飲み会を断ることができます。
上司や先輩が家族を大切にしている人なら、なおさら効果的です。
・お酒を控えている
「今年は控えようと思いまして」「最近、お酒で失敗したので妻から止められていて」など、具体的なことを言わずにふわっと断りましょう。
ただし、深刻な病気や妊娠と勘違いされないように気をつけてください。最近は健康のためにお酒を断つ方も多いです。健康を目的として行っている事をアピールしておきましょう。
ただ、この断り方で相手から「ノンアルでいいよ!」という返しが来る事も予想されますが、その場合は純粋にあなたと一緒に話がしたかったり、すごく慕われているという事です。たまには顔を出してみるのもいいかもしれないですね。