婚活疲れしているあなたへ ~「運命の出会い」を考える~



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前向きな婚活のはずが、婚活疲れに…

インターネットが普及した現代において、インターネットで気軽に申し込みが出来るパーティー、マッチングサービスなどの「婚活」をサポートするサービスが、今巷には溢れています。
一方で、結婚相手との出会いを求めそれらのサービスを利用したものの、一向に理想の相手と出会えない、好感を持った相手に選んでもらえない、実際に会ってみて想像していた方とは違う、こうした悩みを抱えていらっしゃる方が多いのもまた事実かと思います。
そして、こうした経験を何度も繰り返していく内に、出会うこと自体にマイナスイメージを持ってしまい、結婚に対するモチベーションが著しく低下してしまう「婚活疲れ」と言われる状態になってしまう方が少なくないように思います。
このような疲れた心の状態では、感性も鈍り、正常な判断がしづらくなります。
このような「婚活疲れ」を感じた時は、これまでの「出会い」を一度振り返ってみることをおすすめします。

出会いを増やすことに潜むリスク

たくさんの人と出会うことは、もちろん、婚活においては有効な手立てであり、結果として多くの選択肢(結婚相手の候補)を生み出すことにつながるでしょう。
しかしながら、選択肢は多くなればなるほど、反比例的に選択することは難しくなっていきます。そうなると、わかりやすく比較ができる「条件」によって相手を選択しがちになり、理想は比例的に高くなっていきます。

婚活において最もしてはいけないこと、そう、実はそれは「比較」なのです
比較をしすぎてしまうことによって、よりよい条件を持つ相手を求め、それにより必然的に婚活は長期化していき、結果としてせっかくの良縁も逃してしまうことになりかねません。
翻って言えば、「選択肢が一つしかない」ということは、婚活においてはむしろ幸運なこととも言えるのです。
もし、たくさんの選択肢がある場合には、誰かと誰かを比べるのではなく、一人一人とフラットに向き合うことを意識することが重要です。

「一期一会」の精神

茶道の精神の一つに、皆様もご存知の「一期一会」という言葉があります。
これは、たとえ同じ季節に同じ道具で茶会を開いても、同じひとときは巡ってこないという考えに由来しています。
「あなたと出会っているこの瞬間は、二度とは巡ってこないたった一度きりのもの。この一瞬を大切におもい、これが最初で最後と思って、誠心誠意を尽くす。」
このような考え方を心に刻むことが出来れば、一つ一つの出会いも、彩り豊かで味わい深いものに感じられるでしょう。

運命の出会いを手繰り寄せるには

世界の人口が約74億人と言われる現代において、その人が一生に出会う(接点を持つ)人の数は約3万人程度と言われています。
つまり、人と人が出会う確率は約0.0004%(25万分の1)であり、これは、30万分の1以下の確率を0に等しいと考える統計学上では、「あり得ないこと」の事象に該当するほどの希少数値なのです。
では、この奇跡に近いともいえるほどの確率の出会いとは、果たして偶然の産物なのでしょうか。そこに必然性は無いのでしょうか。

多くの人にとって、人との出会いは偶然の産物によるものだけではないと思います。
たとえ偶然性があるような出会いであっても、実際には、それぞれの人生の選択の結果が生み出したものであると考えられるのではないでしょうか。

自らの意志によって手繰り寄せた「たった一度きりの出会い」を大切にすることが出来たなら、それは、いつしか「運命の出会い」と呼べるものになるのかもしれません。
皆様の婚活が、より有意義で充実したものになりますように。