“癖”になってない?
ダイエットは明日から。
この言葉、本当によく聞きますよね。だけど、この言葉を本当に実行できている人ってどれくらいいると思いますか? 会う度に毎回同じ発言を繰り返して、結局スタートすることができずに終わる人……あなたの周りにはいないでしょうか。これって「明日でいいや」の思考が癖になっているからなんです。
嘘をつくのが平気になったり、自分をよく見せようとズラズラと綺麗な言葉を並べたり、発言にも癖というものがあるように、思考にも癖がついてきます。これは「自分をうまく見せたい」「演出したい」という思いがあるから。人は、つい自分に都合がよくなったり、甘くなってしまう生き物なのです。
普段できていないことは、他でできない!
「ひとりの時はできないけど、みんながいれば頑張れる!」そんな風に思っているのなら、それは思考が甘えモードになっている証拠。他人に責任を持たせてしまうのはある意味危険なことです。もちろん、ひとりの時にできないことは、他人がいてもできないし、状況が変わったとしても全て一時的なもので終わってしまいます。
発言と行動がかみ合っていない人を、信頼なんてできませんよね? それが仕事で接するような相手だと尚更のこと。普段できないことは、いくら発言したって他でできるはずがないんです。
癖を変えるまでの3ステップ
自分のよくない“癖”に気づいたのなら、気付いたときに変える努力をすべきです。良くない癖を改めるための3ステップを今回はお教えします。
まずは発言を変える
思考も癖も、ついつい甘えがちになってしまう私たち。これを改めるには、まず発言を変える必要があります。「あとで」「今度」の言葉は封印して「今から」に変えましょう。全ては現在の行動にかかっています。もちろん、「あとでやろうと思ってた」もナシです。普段自分がよく使う言葉の中で、先送りにしようとしていることがわかるような表現は、使わないよう意識してみてください。
つられて思考も変わる
発言を変えると、思考もつられて変わってきます。私たちの体は全て繋がっているので、一つでも違うものを取り入れると、他に作用するのです。「後で」を「今から」に変えるだけで責任感などが生まれてくるはずです。
その他にも、後ろ向きな発言ばかりしてしまう人は、視点を変えてポジティブな捉え方を身につけたり、前向きな発言を繰り返すように工夫することで思考が変わってきます。想像して、行動する。このステップを踏むまでの、やる気を自分自身でコントロールしてあげられるようになりましょう。
成功体験を増やす
長年繰り返してきた癖を変えるのは、そう簡単なものではありません。次は、自分が変えたいと思ったことを「継続できるような工夫」をしてみてください。日ごろから、あなたが行動に移せるようにするためには、成功体験を増やしてあげることがなによりも大切です。
「ダイエットがしたい」と思ったのなら、「夕飯は少しご飯を減らしてみよう」というような小さな目標を設定します。そんな小さな目標をひとつずつこなし、「できた!」という成功体験を増やしていくことで、あなたの行動が徐々に根付いてきます。無理に大きな目標を設定するのではなく、身近な目標設定を作り、達成をしていくことで成功体験が得られます。目標を達成することに快楽を覚えられるようなルール設定を設けておくと良いでしょう。
良くない癖に気づいた時こそ変化すべし!
自分の悪い癖を指摘してくれる人は、そう多くはありません。
ということは、自分の信頼度をひたすら自分で下げ続けていることさえあるかもしれないのです。自分で、自分の良くない癖に気づいた時こそ変化の時。焦らずとも、少しずつ改善するためのステップを実行してみてください。