言葉を磨くことは人間力を高めること。#幸せの見つけ方



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言葉一つで世界が変わる

嫌味を言ったつもりじゃないのに、相手に不快感を与えてしまったという経験はありませんか? 日本語はとても繊細で、言葉選びを1つ間違えただけでマイナスな印象を与えてしまうこともあります。大人になってから、言葉のチョイスは案外難しいものだと気がつくことが増えてきました。

特にビジネス現場では、どの言葉を使えば良いのかと悩む場面によく出会います。自分が思ったままを伝えてしまうと、失礼に当たってしまったり、後々「こういう伝え方すればよかった…」と後悔した経験も皆さんあるはず。

特に相手の表情が見えない電話では、よく聞き取ると単純な意見だったりするのに、当たりが強すぎてクレームにしかきこえないなんてことも日常茶飯事です。

人を成長させるのも言葉次第

子供のしつけで、『叱りすぎはよくない』と聞いたことがあるはずです。それと同じで、大人でも上司・先輩の言葉で成長するかどうかは変わってきます。人を動かす言葉を使っている人の下だと、自然と言葉選びが上手になり、人は勝手に成長していきますし、逆に「なんでできないの?」と責めるようなことを言い続ければ、恐縮してしまうだけで、その人は伸びません。

人を動かす言葉とはどうしたら身に付くのでしょうか?
それは、言葉を磨くことにより成立します。

“言葉を磨くこと”とは?

言葉を磨くポイントは、相手がいかにイメージを膨らますことができるかということに意識をすることです。難しい言葉は使わず、わかりやすい内容にかみ砕いて説明することで、情景が思い浮かんできます。もしもの話でも、うまく相手の気持ちを動かす言葉選びを意識してみましょう。

もちろん、そのためには言葉の引き出しをいくつも持っている必要があります。日頃から、素敵だなと思う言葉やその言葉面白い! というもので、「言葉探し」をしてみましょう。本から知ることもあれば、テレビだって、ネットからだって見つけることができます。

言葉を集めることにより人間力も上がり、亀裂が入らず良好な人間関係を築くこともできます。そして、さらには発信力も身に付くのです。

しかし集めるだけで、使わなければ古くなってしまうこともあります。ビジネスだけに限らず、プライベートでも言葉をうまく使っていくことで、その言葉を自分のモノにしてしまいましょう。状況別にどんな言葉を使えばいいか考える。そうした繰り返しで、言葉が磨かれていくのです。

昔から『言葉は心を映す鏡』といわれるように、言葉は自分の内面をも表しています。やわらかい言葉や表現を使うようになれば、相手も心地よく感じ、思いやりもって話しているという気持ちが伝わります。言葉を意識することで、心も行動もついてくるのです。

言葉は、人と人の心をつなぐために使うもの。相手の心をもっと強くつなぐことができたら、それは幸せなことではないでしょうか。

どうか、この文章も誰かに響いていますように。