複数の肩書をもちながら働く時代
今は一つの会社に勤め上げることが人生ではありません。
もちろん数十年の時間をかけて会社のために尽くすのも一つの働き方。ただ人生100年時代といわれる中で会社側がずっともつかも分からない時代にはなりつつあります。
複数の収入源を確保しておくことは、フリーランスだけではなく働く人にとって共通の課題となっているのかもしれません。
複数の肩書をもちながら働くスタイルを複業といわれており、また複業家という新たな肩書きのもと働き出す方達も増えています。
今回は、複業家になる方法をご紹介します。
一つの仕事で実績を上げる
複業家になるためには、まず一つの仕事に集中し、圧倒的な実績を積み上げることからスタートさせるべきでしょう。
私の例にはなりますが、webライターとして5年間、20000記事以上を書いてまいりました。5年間、ずっと平凡な道ではなかったものの、書かせていただけるサイトを探しながら、フリーランスにとって大事な5年目に入ったのです。
記事が20000記事以上にもなると、まず自分から営業をかけなくても、企業の担当者さまが探していただける仕組みが自然と築けるようになります。
ライティングに限ったお仕事ではなく、商品に関するレビュー記事(インスタグラマーさんに近いお仕事)や旅行代は支払うからトラベルライターをしてほしい等、事情もあってお断りしたものもありますが、1か月に何度かこういったご依頼が増えてきました。
一つの仕事で実績を積み重ねる。しかも通常よりも倍のスピードで働き続けることが複業家としての第一歩になるのではないでしょうか。
基本となる仕事から派生させる
webライターとしてもまだまだ勉強しなければいけないことがたくさんありますが、基本となるお仕事が一定の段階にまで達すると、自然と別のお仕事の依頼がかかってくるようになります。
私の場合は、今年から少しずつカウンセラーとしての準備を始めつつありますが、きっかけは、とある企業さまから「恋愛カウンセラーをしてみませんか?」というメールをいただいたことでした。
残念ながらその会社さまとはお取り組みしないことにはなりましたが、何となく「カウンセラーを始めるなら今のタイミングかもしれない」と、流れを読めた気がして、そこからアプローチを開始し、今年の月末より対面でのカウンセリング、他にもメールや電話でのカウンセリング業務がスタートする予定です。
基本となるお仕事から派生をすれば、複業家には自然となれます。意識しなくても、次のステージへ上がるときが訪れるのです。
ONとOFFははっきりとは分けられない
複業家を目指したいとなったとき、やはりONとOFFをはっきり分けるのは難しいというのが持論です。
なぜなら、私は毎日書店へ行き、必ず2冊以上購入していますが、これをONとするかOFFとするかは、人によって判断が分かれ、私にとってはONに近い状態になるからです。つまりボーダーラインを引きながら仕事をはしづらいということ。
むしろ、仕事と趣味と何もかもが繋がっている状態が楽しい、どんどん仕事をしようと思える人こそが複業家に向いているタイプではないでしょうか。
完全なプライベートな時間を求めている人には、やや難しいかもしれません。
楽しいし、やりがいはあるけど覚悟は必要
本来、一つの仕事(会社)で完結することを複数かけもちするということは、それだけ気力も体力も、モチベーションの維持も、何もかもが求められます。
きっと、本当に複業家として働き通したいという強い想いがなければ、人によってはしんどく感じる働き方かもしれません。
多くの複業家さんたちは自分にかなりストイックのはずです。ただ楽しいから目指すというよりも、もっと高い位置に上りたいと思っている人には、おすすめの働き方です♡