仕事復帰が楽になる方法は、キャリアを「見える化」しておくこと|MY WORK ヒント#61



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仕事を離れてしまうと戻りにくい?

結婚後に旦那をサポートする為に専業主婦になる方や出産して子育てをする方など、一定期間仕事を離れる選択をする女性もいらっしゃると思います。そこで、出てくるのは「復帰できるかな?」という悩みではないでしょうか。

キャリアが際立って優れており、名前や活動が知れ渡るくらいの方であれば「復帰後もぜひ!」とオファーがかかるかもしれませんが、すべての女性がキャリア志向が強いわけでもなければ、実績が豊富に作れるとも限りません。

また、結婚や出産を計画的にできれば良いですが、突然予想していないタイミングで訪れるかもしれないですよね。そこで、今回は、一定期間仕事を離れたとしても、復帰しやすくなるコツをご紹介します。

ほとんどの職種は、仕事風景や実績が残らない

ある経営者から言われたことで、ハッと気づいたことがありました。それは、「ライターっていいよね。原稿として納品するから、目に見えて実績が積み重なっていくし過去に書いた記事の内容まで読める。いや〜羨ましいよ」という内容。

その方は、リラクゼーションサロンを何店舗か経営していたのですが、「私みたいな仕事は、どれだけ数をこなしても接客商売だから、店がなくなれば実績も残らない。仕事を目に見えた状態で積み重ねられるのは、当たり前じゃないんだよ」と。これを聞いた時に、妙に納得したことを覚えています。

確かに、多くの仕事は実績が残りません。雑貨屋さんで商品を販売している人、営業やPR担当の人、美容師で髪の毛を切る人、交通機関の運転手など、ほとんどの職業が仕事をしている時“だけ”仕事風景を見ることができます。

一度現場を離れたら戻りにくくなる理由はまさにコレで、どれだけ実績を積んでも自分をまったく知らない第三者からは、たとえベテランだったとしても役職があったとしても、トップセールスだったとしても「未経験者」扱いになってしまうのです。

しかし、仕事が目に見えて積み重なっていくライターやイラストレーター、デザイナーなどは個人のスキルがある程度必要なので、すぐに真似できる職業ではないですよね。

では、一体どうしたら良いのでしょうか?

同じように「見える化」しておくのが◎

多くの職業が仕事風景や実績が残らないならば、逆手をとって「見える化」してはどうかと思うのです。確かに、ライターは過去に書いた記事を後から読み返すことができますし、それを過去の実績として第三者に見せることができます。

しかし、私は過去の記事だけに頼っているわけではなく、ポートフォリオ(オフィシャルブログ)を別で作ってまとめています。特に、掲載期間の決まっているような記事や広告であれば、自分が知らない間にリンク切れという場合もありますし、紙面で掲載されたら直接見せることしか方法がありません。

しかし、それをスクリーンショットして保存したり、掲載ページを画像として残しておいたりすることで、後からも見えるように工夫しているのです。

実際に、一定期間美容ジャンルの執筆が止まっていた時期があったのですが、また再開する時には「過去に書いた記事」や「出演したLP」などを見せることで未経験ではないと判断してもらえたことがあります。これは、冒頭であげたような結婚後のブランクにも応用できるのではないでしょうか?

※『MY WORK ヒント#27』にも、ポートフォリオについて書きました。

ないなら作る!自分で仕事実績を残そう

そのリラクゼーションサロン経営者も、「確かに今まで実績を見えるように工夫していなかった」と言ってくださり、来客者の様子や店長の日記など写真つきでブログを始めたというのです。

これは、どの職種にもきっと応用できると思います。写真が撮れるならば風景をおさめておく、写真が厳しいならばどんな内容の仕事をこなしたのか記録しておくなど、「実績が残らないから…」と諦めるのではなく、ぜひ自分で残していきましょう!

将来きっと、履歴書より役に立つと思います。