「今の一言、本当に必要だった?」余計な発言で相手を困らせる言葉とは?



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そこは黙っててよ……

みなさんのまわりに、余計な一言を言ってしまう人っていませんか?

さっきまで盛り上がっていたのに、相手をイラっとさせてしまう発言をしてしまって気まずい雰囲気になってしまったり、会話が続かなくなってしまったり……。盛り上がって話している最中に、「あぁそれ知ってる~」と先回りしちゃう人など。コミュニケーションに不要な言葉をつい持ち出してしまう人って、時々見かけます。

もちろん悪気はないとはわかっているのですが、「え?」と思うような発言が何度もあると、少しだけ嫌な印象がついてしまいますよね。

とはいえ、自分も気づかぬうちに余計な一言を言ってしまっている可能性はあります。
「黙っていれば良かったのに……」なんて、思われたくはないですから、どんなパターンが余計な一言だと思われてしまうのか、知っておきましょう。

褒めるのが苦手でけなしてしまうパターン

「黙っていれば美人でモテるのに」
「熱心に美容の勉強なんて、偉いね。その努力が仕事にも向いていたら良いのに」
「頭の回転は早いのに、なんで仕事には活かされないのかなぁ」

褒めることが得意でない上司がよく言ってしまうのが、このパターンです。褒めるだけでとどめておけばいいものを、なぜかそれが気恥ずかしくなり、冗談まじりで相手の癇に障ることを言ってしまいます。

これでは、せっかくの褒め言葉も素直に受け取ることができません。会話は、相手がいて初めて成り立つコミュニケーション。そして、相手と自分の価値観は、ときに大きく異なるのです。
褒めるときや、感謝の気持ちを伝えるときこそストレートで良いのです。それを理解できるようになると、ただ「面白い」というだけで人を傷つける言葉を口にすることは減るでしょう。

話を止めて、自分の話をしてしまうパターン

友人A「この間、話題の映画を観たんだけどさ」
友人B「え、いいなー!私まだ観れてなくて」

「あ!みたみた!いや~あのシーンは衝撃的だったよね、だってさ……」

人が話している最中に、自分の話をしてしまうパターンです。自分が知っている会話になった瞬間に聞き手から話し手に代わり、相手に話す隙を与えません。こういう人は、相手の反応に無頓着なところがあります。人の話にはあまり興味がないのか、一方的に話すことが続いてしまうのです。

自分の話を聞いて欲しい気持ちはわかりますし、自分の話を聞いてもらえると嬉しくなる気持ちはすごくわかります。ですが時には空気を読み、周囲の様子を伺ってから話すようにしましょう。

また、相手の話している先が見えているからと、話を途中で中断させてしまうことも同じです。結末が予測できたとしても、まずは最後まで聞くことをルールに心掛けてみてください。また、それに対して意見があるときは、全て聞き終わってからに。
わかっていても、まずは受け入れる。大人の会話では必要なことです。

最後に水を差すパターン

「この俳優さんかっこよくて好きなんだ~」
「その俳優さん知らないし、良さがわからないわ」

「新しくできたイタリアン美味しそうだから今度行くの!楽しみ~!」
「あの店、美味しくなかったよ」

相手が盛り上がる会話をしているにも関わらず、グサッとくるような発言を急にする人も居ます。時には、それはまた「面白い」とみなされることもありますが、もちろんそれは全ての人に適応されるわけではありません。

自分の価値観を押し付けてしまったり、求めていないアドバイスをすることは、人に嫌われてしまう原因になります。誰と、どういった会話でそのセリフが活きるのかを自分自身で意識してみると良いでしょう。

誰も指摘してこない。だからこそ、自分で気が付き直すこと

コミュニケーションを積極的にとることは大事ですが、簡単に「思ったことを口にしない」「あえて黙っている」ことも大人だからこそできる会話術です。

余計な発言をしてしまうあまりに、せっかく築いた人間関係を簡単に壊してしまうこともあります。自分が話したい内容は、誰に話せばいいのか、どんなシチュエーションで話すかなど具体的に想像し、相手に嫌な思いをさせないよう気をつけましょう。

今回ご紹介したパターンを参考にし、日々のコミュニケーションをもっと楽しんでみてくださいね。