時間を共有できる人の数は限られている
皆さんは、人間関係について「マイルール」は存在しますか?または、定義や解釈はありますか?古くからの友達、仕事で出会った良きライバル、衣食住を共にする家族、なんでも話せる親友……。
すべての人間関係を平等に共にすることができれば良いですが、自分の体はたったひとつであり時間も限られているのが現実です。私自身、人間関係についてしばしば考えることがあります。
人間関係は、必ずしも一定ではなく、循環しながら流れていくもの。そして、縁があればまたどこかで合流する。そんな「船旅」に似ていると思います。
変わるものであり入れ替わるのが自然
人間関係についていろんな考え方があると思いますが、私は入れ替わるのが自然だと思っています。その時々で変わる心境や環境により作られる人間関係は、すべてタイミングです。
しかし、家族のような本当に親しい人間関係は、数人が限界だと思います。1日24時間過ごす中で、寝る時間、トイレやお風呂の時間、着替える時間など「一人でこなす時間」をのぞくと、残りはおそらく10時間程度でしょうか?
仮に、その10時間を1時間ずつ人間関係に使ったとしても、たった10人としか交流できません。ましてや、仕事をしながらや自分の趣味の時間をのぞくとなると、さらに少ない時間になるのではないでしょうか。
つまり、家族や親友などの深い関係は、少数が普通。逆に言えば、自分が大切にできる人間関係も、少数しかいないと思います。
気軽に私生活を見れる時代だからこそ
デジタル機器が発達し、気軽に遠く離れた人間関係を作ることができるようになりました。ソーシャルメディアにある機能「お友達追加」と言う名前から、気軽に「お友達」というワードが使われるようになりましたが、私はたまに違和感を感じます。
ソーシャルメディアで繋がっているから、お友達でしょうか?
画面上の「友達」、リアルな「友達」、仕事で出会った「仕事仲間」、関わりを少し持ったことがある「知り合い」、いつでも悩みや弱みを話せる「親友」、どんな時も縁がある「家族」——。
人との距離感が見えずらくなっている時代だからこそ、隣にいる人がもっとも大切な存在なのかも。自分の生活で軸になる人間関係は、本当に少数であり、その他の人間関係は日々変kしながら入れ替わるのが普通だと思います。
もし、人間関係の入れ替わりでストレスを感じることがあれば、ごく自然なことだと捉えてみてください。それと同時に、自分にとって必要な人間関係を整理するのも大切なことだと思います。