「向き不向き」について考える。ぴったりハマる仕事を見つけるには?|MY WORK ヒント#83



[記事内に広告が含まれています]

「適職」ってなんだろう……?

この連載のテーマでもある「女性の働き方」。仕事や生き方を決めるときに、どこに重点を置いたら良いのか迷うことがあります。

自分が好きなことでも仕事として成り立たないことや、自分では得意じゃないと思っているけれど、周りからみたら適職だと言われることも……。双方がぴったり一致するに越したことはありませんが、それが簡単なようで難しい。だからこそ、悩むし人生の方向転換を真剣に考える女性も多いのではないでしょうか。

そこで、自分に合う「適職」の発見方法を考えてみたところ、無報酬でもやり続けることができるかがポイントだと思います。

「仕事だからやる」「与えられた業務だからやる」のは、もちろんその通りです。しかし、上司や部下や同僚など仕事の人間関係を気にせずにやり続けることができたり、業務外のことでもついついやり続けてしまうことだったりすることがあるならば、その人にとって強みであり才能になるのではないでしょうか。

なぜなら、人の生き方にはマラソンのようにスタートラインを揃える必要はないからです。もし、マラソンであれば、人より早く走る出すと反則になりますが、仕事や生き方には反則どころか「付加価値」となります。

努力しようと思って努力できる人はいない

話は少しそれますが、私は「努力」という言葉があまり好きではありません(笑)。「努力」と聞くと、辛くて険しくて厳しい道のりでも強く突き進んでいく強さみたいなことを連想してしまうのですが、正直なところ気合いや根気だけで「努力」できる人はいないのでは……?と。

周りからみたら「あの人は、努力しているよね」と表現することはありますが、当の本人は「私は、努力している!」とは思っていないのではないでしょうか。それが、冒頭でお話しした「無報酬でもやり続けることができること」に繋がってくるのですが、本人はやりたくてやっているのです。無理にお尻をペンペン叩かれたからやる、義務感に縛られてやる、なんてことは長く続かないですし何よりストレスだけ溜め込んでしまいますよね。

また、無理やりお尻を叩きながらやるから「三日坊主」になってしまうのだと思います。自分がやりたくてやっていることなら、誰かに言われる前にやっているはずです。

あなたは、何を無意識にやり続けていますか?

これらの想いを踏まえて、もう一度振り返ってみましょう。

毎日、無意識にやっていることはどんなことでしょう?毎日のルーティンやこれをやらないとモヤモヤしちゃうと感じることはありますか?

例えば、部屋をとにかく綺麗に保っていないとイライラしてしまうタイプや、すっぴんで外に出るのが絶対にイヤだ!という人もいるでしょう。その行動が、仕事に直結していることではなくても、その自分の中の無意識のこだわりが結果的に仕事に生きてくるかもしれないですよね。

お掃除の達人になるかもしれないですし、ヘアメイクアーティストになるかもしれない。

ちなみに、私は「考え事」が多いです。「常に何かに悩んでいるよね」と親しい人には言われるのですが、決して苦痛ではなくて自分なりの答えを出すのが楽しいから考えているだけです(笑)。それが結果的に、統計や分析結果から記事を作るリサーチ記事を書くようになりました。

無意識の行動が、仕事に変わったのですね。不思議なもので、ぴったり自分の性格にハマると苦痛ではないのです。ぜひ、そんな自分の無意識に注目して、やりがいや生き方のヒントを見つけてみてはいかがでしょう。