木の芽時は心も体も急下降。五月病から少しずつ抜け出していく方法



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季節が移ろう時期は、ふっと切なくなる

木の芽時とは季節が春に変わり、樹々が新芽を吹く様子、タイミングのこと。どうやら昔から「木の芽時は体調を崩しやすい」とか「芽吹き時になると心の調子が悪くなる」と表現する習慣があったようです。

長い、長い連休が終わり、ようやく梅雨に差しかかる頃。令和元年を迎え、慌ただしい日々を過ごしている方が多いのでは?でも、もしかしたら五月病の症状を甘くみるのは危険かもしれません。

筆者もうつ病や適応障害を経験してきた身です。そんな私だからこそお伝えできる心の調子の整え方をご紹介します。

「なるようになる」「ケセラセラ」は大人にとって魔法の言葉

先日、鎌倉のとあるお寺に伺いました。境内には数えきれないほどの青紅葉が勇ましく立たれていました。まさに木の芽時を感じるさせるかのように、太陽の光とともに活き活きとしたエネルギーを放っていたのです。でもなぜか季節の移ろいが完了していても、心や体が追いつかなくなるのが人間だったりもしますね。

ふっとしたときに深いため息をつき、そんな自分にまた落ち込む。せっかくデートしていても、彼に八つ当たりしたり。負の連鎖とまではいかなくても、小さなことでイラっとし、浮き沈みが激しくなってくると何をするのも気だるく、さらには面倒くさくなります。

自分を責めたくもなりますが「なるようになる」「ケセラセラ」と思っているのが一番です。
あれもこれもどうしようと考えるのではなく、一時的でもいいから忘れる。その瞬間を楽しむ。大人にとって「なるようになる」というのは、一瞬で気持ちが明るくなる魔法の言葉だと思いませんか?

一時的に回遊魚モードをやめてみる


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何かしていないと気が済まない。常にTODOリストを考えていないと、自分らしくいられない。周りからアクティブに見えている人でも、さすがに5月・6月は体調的につらくなる瞬間が増えるでしょう。

これから6月に入ると、ますます雨の日が多くなり、低気圧が来ていると思うだけで船酔い状態の人も多いはずです。どうしても体が重く、モチベーションが復活しきれずにいるなら、一時的に回遊魚モードをオフにしてみるのもあり。

1日かけてオフにすると、今度はいつもの私に戻れなくなってしまいますから、早めに仕事が終われそうな日は、自宅では仕事をせずに、趣味の時間を多めにとってみるとか。夜眠るまでの数時間だったとしても、回遊魚である自分を忘れることで精神的に楽になれるでしょう♩

調子が悪いときの「お守り」を決めておく

心の調子が悪いときも、目の前に納期が迫っていれば仕事を進めなければいけません。今の自分なりに精一杯のパフォーマンスにしていくためには、いざという時に助けてくれる「お守り」を用意しておきます。

たとえば筆者の場合は、ココ・シャネルの本を読み返します。同じ獅子座の女性として、また、日曜日(みんなはお休みの日、恋人と会っている日)を選ぶかのように亡くなった彼女の生き方に憧れているからです。

彼女に関する書籍に目を通したり、CHANELの香水を吹きかけたりするだけで「いつもの調子にまでは戻れなくても、どうにか進めていこう」と思えるのです。自分なりのお守りをもっておくと、五月病や梅雨のメンタル対策にもなりますよ♩

「私なんて」と思わずに、休めるときは休みましょう

心の調子が下がり、いつものパフォーマンスではなくなると、誰かから指摘されるというよりも自分のことながら自分自身が一番、腹を立てているものですよね。

けれど、調子が悪いときに「私なんて」「他の人はもっと頑張っているのに」と思うと、そのまま心が風邪を引いてしまいます。

仕事に差し支えない範囲で休めるときは休み、休息に対する罪悪感のようなものも思いきり手放しましょう♡