「プライベートでうまくいってなくて……」
恋人との喧嘩や別れなど、プライベートで痛手を負ってしまった時に、仕事に身が入らないというのはよく聞く話です。
けれど、プライベートでうまくいかないことがあったからといって、それをビジネスに持ち込むのは言語道断。周囲の人に迷惑をかけるだけでなく、「あの人は使えない」と自分の評価を下げてしまう、最悪の結果を招くことに。仕事とプライベートを割り切って考えることができない人のために、今回は落ち込んだ時の対処法について学んでいきましょう。
仕事に手がつけられない時は、思い切って「休む」
仕事が手につかない状況で会社に来ても、周囲に迷惑をかけるだけ。仕事が進められないと自分で判断したのならば、思い切って「休む」決断をしましょう。ズルズルと引きずる気持ちを仕事のエネルギーに変えるのか、それとも言い訳をしながら仕事を中途半端にこなすのかは自分次第。けれどここで理解しておきたいのは、“仕事の評価は自分ではなく他人がするもの”ということです。
休めない言い訳を自分で作り、仕事でミスを犯してしまった責任はどうなるでしょうか。そこで仕事の評価を落とした自分に対してなおさら落ち込む……これでは負のループです。
ありがいことに会社に勤めている人には「有給休暇」という制度が認められています。
また有給休暇には消化義務も設けられました。これを利用しない手はありません。しっかりと、疲れた体や心を休める時間を取りましょう。
数日休みを取って、気分転換をしっかり済ませた後に新しい気持ちで仕事に向かう。逆に、休みがあると考え込んでしまう性格の人は、何か他に没頭するものを見つけるべきです。何も趣味がない人は、が仕事で気を紛らわすことを覚えるのもおすすめです。
必要な「引き継ぎ」は忘れずに
休みをとる時に注意すべきは、仕事の引き継ぎについてです。
何も言わずに休みに入ると、進行中の仕事に穴を開けることになってしまいます。特に、営業職など、クライアントや他社の人がいて成り立つ仕事をしている人は、休みをとることを決めた時点で事前準備が必要です。担当者に連絡しておく、引き継ぎ先や連絡先を伝えておく、自分のチームメンバーに進行情報を共有しておく、仕事の進め方や今後のスケジュールをまとめておく。
自分が休んでいる間にも、仕事がストップせずにすむようにしておきましょう。
休むことは「悪」ではないということ
うまく気持ちの切り替えができない。
これはだれでも直面することのある悩みです。
その時に忘れないでいてほしいのが、休むことは悪いことではないということ。それが肉体的な疲れであっても、気持ちの問題であっても、関係ありません。宙ぶらりんの状態でモヤモヤを募らせているのであれば、一度仕事からも離れる時間を持つ。そうすれば自分の評価を落とす心配もありません。
間違っても、仕事関係者に「プライベートで色々あって、仕事が進められません……」とは言わないように。出社した以上は、仕事とプライベートを混合しないようにご注意を。