「家の中を整理することは、自分自身を整理すること」ウーマンダイアローグ #34

「家の中を整理することは、自分自身を整理すること」ウーマンダイアローグ #34

こんにちは、ライターの渡辺彩季です。 この連載では「多様な女性の働き方」をテーマに私とゲストで対談をさせていただきます。 今回のゲストは、株式会社 MIND ONE STYLEの石川桔予美さん。ノートを使ったセルフコーチングを通して、お客様が理想の現実を自分で作っていくお手伝いをされています。


今回のゲスト♡ 石川桔予美さん

石川桔予美(いしかわ きよみ)
沖縄県石垣市出身、三人の娘の母、リフォーム会社を9年経営。
業界新聞やフジテレビ『にじいろジーン輝く女の人生劇場』で特集される。
現在は三人の娘の子育て経験から、働くママを応援したいという思いで、ママ向けにノートを使ったセルフコーチングを伝えています。
定期的にセミナーやセッションなども開催中。

インタビューする人♡ 渡辺彩季

渡辺彩季(わたなべさき)
京都府出身、東京在住のフリーライター。
女性をターゲットにしたメディアを中心に美容、ファッション、ライフスタイルなどの幅広い記事を執筆中。
美容が大好きで、コスメコンシェルジュ、全米ヨガアライアンス、アロマテラピー検定1級、温泉ソムリエなどの資格を取得。

ウーマンダイアローグ#34 【株式会社 MIND ONE STYLE/石川桔予美さん】

渡辺:本日はよろしくお願いいたします。

石川:よろしくお願いいたします。

渡辺:早速ですが、石川さんはどのような仕事をされていらっしゃいますか?

石川:女性向けにノートを使って自問自答を繰り返す、セルフコーチングをしています。「自分は将来どうなりたいのか」「今の自分をどう変えたいのか」、本心と向き合う方法を教えています。単純に思想を言葉にするだけでなく、お気に入りの万年筆やシールを使ってデコレーションもします。

渡辺:以前、この対談連載『ウーマンダイアローグ』にパーソナルカラーのセミナー講師をされていらっしゃる長橋さんが来てくださいましたが、様々な分野で自己分析をすることが流行っていますよね! 石川さんは、ノートコーチングをいつごろから始められたのですか?

石川:私は、3年ほど前からノートコーチングを始めました。自分自身が理想の現実を作っていくことに成功したので、この方法をたくさんの人に伝えたいと思い、仕事にすることにしました。ブランディングとして、私は自分の講座を『空間メンタルデザイン』と言っています。

渡辺:日本ではあまり浸透していませんが、海外旅行をした時に文具店に入ると必ずと言っていいほど、日記+αで自己分析ができるノートが置いてありますよね。すごく興味深かったので、印象に残っています。実際にノートコーチングをする時は、どんな手順で進められるのですか?

石川:まずは、自分が現在どんな設定を持っているのかを考えます。それから、自分の設定をどんどん改善していき、最終的には理想に近づけるようにサポートをしていきます。そのなかでメンタル面と同時進行で『空間メンタルデザイン』をしていただきます。「あなたにとってお部屋はどんな場所ですか?」「部屋にどんな気持ちを持っていますか?」と考えを教えてもらい、一人一人の心を引き出しています。例えば、机ひとつにしても「気に入っていますか?」「インテリアとしてこの机を選びましたか?」「このカラーを選んだ理由は?」とたくさん質問をしていきます。

渡辺:たしかに同じ机でも単に食事や仕事に使うだけというのと、お気に入りのデザインやカラーを踏まえて選んでいるのでは全く違いますものね。

石川:そうなんですよ。「自分が心地よいと思って買ったのか」「購入した時にどんなエピソードがあったのか」と丁寧に振り返っていただきます。掘り下げていくと「考えてみたら、ちょっと違うかも」とか「心から大切に思えるもの」とか……自分が物に対して持っている感情に気付くことができるんですよ。そういった「好き」「嫌い」「心地いい」「心地よくない」といった自分の気持ちが分かるようになっていってもらいたいんです。コーチングをすることで自分の思考や方向性が見えてくるので、周りにも上手く伝えられるようになります。

『空間メンタルデザイン』とは?

渡辺:先程、『空間メンタルデザイン』という言葉を使っているという話がありましたが、これはどういったものでしょうか?

石川:ザックリ簡単に説明しますね。心と空間は密接しているものだと思うんですよ。環境は自分で作るものですし、逆に環境が自分を作るから、自分の部屋をより良い場所にするべきだと言っています。元々はノートコーチングと部屋の模様替えは別ものではありますが、掛け合わせることで理想の自分に近付くことができるので『空間メンタルデザイン』というくくりにしました。

 自分がリフォームの会社を経営しているので、家で生活をしている中心になる人が心地よく過ごせる空間作りをして幸せになってもらいたいなと考えています。もちろん空間だけでは満たされない部分もあるので、そこにメンタル的なサポートが入ったらいいなと思って、自分が勉強していた心理の部分をくっつけたという感じですね!

ノートコーチングに興味を持ったきっかけは、人間関係のストレス

渡辺:石川さんがノートコーチングに興味を持ったきっかけを教えてください。

石川:リフォームの会社を経営していますが、在籍している職人のほとんどが男性なんですよ。以前は子育てと仕事の両立が大変だったので、職人とコミュニケーションを上手にとるのが難しく……私はお客様の部屋をリフォームして“人を幸せにする立場”なのに自分自身がストレスをいっぱい抱えていてはいけないと思い、どうしたらいいのかと心理学やカウンセリングについて学ぶようになりました。そうすると気持ちが楽になって、自分の道は自分自身で切り開くものなんだと実感できたんです。今までやってきたリフォームの実績と心の整理を掛け合わせて、お客様に本当の自分に気付いてもらえるように導くことができたらいいなと思いました。「こうしよう!」と計画的に行動したというよりは、自分がやりたいことを仕事にしたら自然と今の形になったというイメージですね。

渡辺:自分自身が抱えていたストレスを解消できたからこそ、お客様にもシェアができるのですね。

石川:そうなんですよ。私は仕事をしながら3人の子どもを育てているので、ワーキングマザーにも共感してもらえる部分が多いと思います。子育てをしながら、そうでない人たちとも同じように働いていかなければならないとなると大変ですが、自分次第で問題を解決できるし、周りを気にしなくてもいいと気付きました。この考えを周りの女性にどんどん広めていきたいです。

お客様がいい方向に変わっていく姿をたくさん見れました

渡辺:石川さんが仕事のやりがいを感じる瞬間を教えてください。

石川:セッションをしたあとにお客様がノートコーチングを通して「自分にとって大切なことに気付けました」と声を届けてくれた時ですね。直近で言うと、芸能活動をしているお客様がオーディションを受ける時に緊張してしまうという悩みを解決できたことです。

渡辺:私も緊張してしまうタイプだから、どうしたらアガらないのか気になります……!

石川:まず、最初は自分がオーディションに対して持っているイメージを書いてもらいました。かつては「周りと比べるもの」「勝ち取るもの」というプレッシャーが強すぎて緊張していたとのことだったのですが、「オーディションはただの自己紹介の場」と思い込むことで全くアガらないで自分を上手くアピールできたそうです! そして実際にオーディションに合格することができたと報告を受けて、嬉しい気持ちになりました。本人もとても喜んでくれたので、そうやって生徒がいい方向に変わっていく姿を見ることができた時に自分の仕事の意味を感じますね。

渡辺:たしかに! そう考えるとスムーズに行くのですね。持っているイメージを変えることでリラックスして受け答えができそうですね。私も参考にさせていただきます。

本当に自分が好きな物だけを選ぶようにしています

渡辺:セミナーでいろいろ部屋に関してのアドバイスをされていらっしゃいますが、石川さんにとって自身の部屋はどんな場所ですか?

石川:素の自分でいられる場所です。なので、常にきれいにするようにしています。

渡辺:部屋に関して、こだわっていらっしゃるポイントがありますか?

石川:なるべく物を置かないようにしています。たくさんの物を置くことで、思考が分散してしまうんですよね。なので、要らないものは置かずに必要なものだけ揃えるようにしています。あとは、お気に入りの物しか置きません。家具や小物も本当に自分が気に入って買ったものしか置かないようにしています。

渡辺:服や靴についてはどうですか? 定期的に断捨離をされていますか?

石川:服や靴などの持ち物に対しても同じです。気に入ったものしか使わないので、結構な頻度で断捨離をしますね。買った当時は好きだった物でも気持ちがなくなったら手放すようにします。

渡辺:トレンドやシーズンの物もありますしね。全部残していたら増える一方ですものね。

石川:そうですね。基本的に物をたくさん持たないようにしています。

渡辺:物がたくさんあるとお掃除も大変ですよね。洋服や靴に関してもきれいな状態で保存するだけでコストがかかりますし。湿気取りや防虫剤のランニングコストも馬鹿にできないと感じます。私も石川さんとお話ししていて断捨離をしたくなりました。今一度自分の部屋を見直したいと思います!

石川:私は古くなくても「ん?」と思ったら手放しますね。物が少ない方が部屋にあるもののひとつひとつを大切にできるんです。

渡辺:私も常にお気に入りの服を着ていたいという考えです。24時間365日体制でファッションを楽しみたいので、なんとなくで洋服を選んだとして、その日に一期一会の出会いがあったら相手にとっては私がなんとなくで済ませた服のイメージのまま、それっきりになってしまうじゃないですか。過去に海外留学をした時の持ち物リストに「畑作業の時に使う捨ててもいい服」という項目があったのですが、捨ててもいい服は既に捨てていたので、慌てて汚れてもいい服を買い足しました(笑)

動画を発信をしていきたい!

渡辺:現在セルフコーチングの仕事をされていますが、今後はどのように展開していきたいですか?

石川:動画コンテンツを作っていこうと思っています。仕事と子育てを両立している方はなかなかセミナーを受けに来ることが難しいですけど、いつどこからでも見れるように動画をアップしたら今以上にたくさんの人に自己分析の方法をシェアができるので。一概に“親”と言っても十人十色なので、自分自身が本当に考えていることや子どもへの向き合い方を見つめ直して何かに気付いてもらえたらと。私は、親の幸せは子どもの幸せになると考えているので、そういったことが伝わるような発信をしていきたいです。

渡辺:今の時代、動画の需要は高いですよね。忙しい方も時間を見つけて好きなタイミングで見ることができますし、より一層多くの人に『空間メンタルデザイン』の魅力に気付いていただけたらいいですね。

インタビューを終えて…

株式会社 MIND ONE STYLEの石川桔予美さんと対談をさせていただきました。空間も気持ちも整理整頓をすることで心が生まれ変わるような感覚を味わえますよね。私は学生時代から日記を書いていましたが、そこからもう一歩踏み込んで、自分の心と向き合うノートコーチングもやってみようと思いました。ペンとノートさえあればできるので、手軽に生活に取り入れることができますね。

「家の中を整理することは、自分自身を整理すること」

風水師、カレン・キングストンの名言です。

毎日忙しく、予定をパンパンに入れてしまいがちな私たちですが、ゆとりを持つことは心に大切です。「心」と「時間」と「お金」のバランスに加えて、「空間(部屋)」も意識するべきなのだと思いました。空間が心に与える影響はとても大きなものです。環境のひとつひとつが心に影響し、所作やオーラに反映されます。もしかしたら、自分の人格を磨く手っ取り早い方法なのかもしれません。

私も石川さんを見習って、お気に入りのものだけに囲まれた部屋を作っていきたいと思いました。

この記事のライター

京都出身、東京在住。
ファッションや美容が大好きなおしゃれミーハーです♡

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