オフィスでの仕草、意外と見られています
毎日働くオフィスですが、皆さん職場での所作やマナーに気を配っていますか?
毎日同じメンバー、同じ場所だからといって気を抜いているといつかは「お局さん」認定されてしまうかもしれません。年齢に関わらずオフィスで輝いている女性には“華”があるものです。
オフィスの華と呼ばれる存在に必要なのは、顔のかわいさやスタイルではなく、一緒に働く人にも欠かさない敬意や気遣い。好感の高い振る舞いで周囲を魅了します。そこでオフィスで輝く人がさりげなくやっている所作について学んでいきましょう。
やりっぱなしにしない
デスクから立ち上がるとき、パソコンを開いたまま放っておいたり、イスを引いたまま放置したり、窓を開けてそのままに……なんてことをしていませんか?
プライバシーの面でもパソコンを閉じる癖はつけておいた方が間違いありません。またイスを引いたままにしていると、通路を通る人の邪魔になってしまいます。こういったオフィスの自宅化は、気づかぬうちに人にストレスを与えている可能性もあります。オフィス美人は、何事もやりっぱなしにせず、自分がいた場所を整えてからその場を去ります。「この人になら物を貸しても大丈夫」というようなキッチリした印象がついているものです。
気づいたら自分から動く
コピー用紙が足りなくなった時や、ゴミが落ちていたときなど「誰かがやってくれるだろう」と見ぬふりをしていませんか。誰かに甘えてばかりいるのではなく、自分が気づいた時にやる。それが自立した大人というものです。オフィス美人は特定の誰かだけではなく、周囲にいる人に気遣いができます。そういった小さな気配りが職場の人間関係を良くするのです。
メモと口頭を上手に使い分ける
電話を取り次ごうと思ったら相手が不在だった時は、要件をメモしてデスクに貼っておく。メールで急ぎの依頼をした時は時間を見つけて「ありがとう」を伝えに行く。伝え方がうまいのもオフィス美人の特徴です。
メモと口頭を上手に使い分け、相手を嫌な気持ちにすることなく物事を進めることができます。チャットツールの登場が増えたからこそ、あえて手書きにしたりといった工夫が凝らせる人です。
人の時間を邪魔しない
時間と周囲を様子をみる。これは円滑に仕事を進めるためにも意識しておきたいことです。例えば、休憩中の社員にわざわざ仕事の話を持ちかけたり、定刻ギリギリで仕事を依頼したり……このような行為は相手の時間を必要以上に奪うことになってしまいます。
「後でお願いしたら残業になってしまうかもしれないから、今のうちに言っておこう」というような気遣いができると、相手の時間を奪うことなく物事が進められます。これは社内の人間だけでなく社外の人に対しても同じです。電話をするタイミングや質問するタイミングなどを間違えないよう、時間を確認しながら仕事を進めていきましょう。
譲ることを知っている
エレベーターや階段などで人とはち合わせた時、しっかりと相手に「譲る」ことができていますか? ドアを開けるときなども同様です。我が物顔で一番をとるのではなく、相手に譲ることで相手への敬意を表すことができます。たとえ知り合いであってもそうではなくても、どちらにしても相手への配慮は配りたいものです。忙しいときでも、慎ましく優雅な振る舞いを忘れずに。
話しかけられた時は体ごと相手を見る
自分が作業をしているとき、人に話しかけられた。そんなとき、皆さんはどうしているでしょうか? 顔をPCの画面から動かさず、口だけで返事をしている人は注意が必要です。周囲の人に「話しかけづらい」と思われているかもしれません。これでは、マネジメントのスキルはおろか、職場の人間関係も自ら悪くしている可能性があります。
会話をするときは相手の目をみるのがマナー、というのは幼い頃から学びますが、オフィス美人はその一歩先。体ごと相手に向けた上で会話を進めます。そのような“聞く姿勢”が余裕となって、人を寄せ付けるのです。
気持ちよく過ごせるのは一人一人のマナーがあってこそ
ビジネスシーンでのマナーは学んだことがあっても、このような職場での所作や振る舞いについては学ぶ機会がありません。けれど、職場で気持ちよく過ごせるのは互いへの気遣いがあってこそ。
オフィスでの振る舞いが綺麗な人は、外でもきっとそれを発揮することができます。「気づいて欲しい」とおもってすることではなく、互いが気持ちよく過ごせるためのちょっとしたコツだと心得ておきましょう。見返りを求めず気配りができるのも、オフィス美人と見なされる人の特徴かもしれませんね。