「チャレンジし続けたい 」|#つくるを選ぶ 【サロン経営 小田切 奈央】



Cinq編集部:撮影/松本 唯 文字/古河 莉奈

若くして起業する学生や、女性が増えている現代。会社を立ち上げるということは、生半可な気持ちじゃいけない、人生にとっての大きな決断ともいえます。 そんな世界で挑戦し続ける起業家さんたちの、起業しようと思ったきっかけや、仕事の楽しみ方、思いを知りたい。
今回はセラピストとしてタイ古式マッサージを経営をしている小田切 奈央さんにお話を伺いました。

起業(きぎょう)とは、新たに事業を手がけること。その担い手を起業家(アントレプレナー)と呼ぶ。創業ともいう。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%B7%E6%A5%AD

思い立ったらまず行動、そして学んでいくという姿勢

タイ古式マッサージをやろうと思った理由は?

20代の頃は全くマッサージに行っていなかったんですが、30代を過ぎてから体のメンテナンスを兼ねて色々なマッサージに行きはじめました。色々なマッサージを受けた中で、一番気に入ったのがタイマッサージでした。私自身、ツボを押してちょっと痛いくらいが気持ちが良いと感じたのと、ストレッチが入るのでより体がほぐれる感じがしたんです。

「働く」って人生の中でかなりのウェイトを締めるものだと思うので、自分の楽しいこと・好きなことをやりたいと思い、すぐにネットで調べました。それまでは不動産の営業をずっとしていたので、貯めたお金の使い道を学校に使ったという感じです。

最初は整体の学校に通って、人の身体についてのこと、ツボを押すことについての勉強をしました。そのあとタイに行って、1ヶ月間泊まりながら教えてくれるプログラムを現地で受けたんです。観光を楽しみつつ勉強もして、一旦帰国してからまた勉強しにいって・・・と何回か繰り返しました。

タイマッサージちゃおちゃおの店内

なぜ起業をしようと?

国家資格ではなく民間資格、簡単にいうとサービス業になるのですが、基本的にマッサージは業務委託が多く、成果報酬なので、自分でお店を作った方が早いと思ったんです。起業するのも他の業種と比べると、資金も少なくて済むので始めやすいんですよ。もちろん友達からの反対もありましたが、反骨精神ですね。やる時はやる!って決めていたから不安もなかったです。石橋をたたかないで渡ってました(笑)

もともと行動的な性格でしたか?

もともと行動的な性格ではあると思います。
だけどうまくいく時って、衝動的に見えても、なぜかパズルがはまっていくようにうまくいくんですよね。そっちにいけってことかなって思うほどに、何かを起こすタイミングがくる。そんな風に物事が進んでいくので結局は「やるしかない」って言われているように感じるんです。

経営をして苦労をしたところは?

やっぱり、継続する事と、継続する為にモチベーションを維持する事が一番苦労しました。
集客がいちばんの運営上課題でした。集客は、起業前、別のお店のお客さんに伝える、ということはしていなくて、新しい場所で新しいお客様を確保しようと1から集客を始めました。看板や口コミで来店してくれることもありましたが、私の中で一番効果があったと思ったのはポスティングです。
地道で孤独な作業ではありますが、継続してやり続ける事で、地域の皆さんに少しずつ知ってもらうことができるので、リピーターになってくれることも多いんです。継続してやればやるほど効果が出る方法だと思います。
モチベーションを維持する為には、リフレッシュが必要、しかし継続して運営していかなければ中々お客さんの信頼を得る事が出来ません、そのバランスがとても難しいと思います。

起業してから3年半経過して気が付いたことは?

最初はみんなでマッサージをやろう、と思ってお店づくりをしていました。その頃はスタッフさんにマッサージに専念してもらえるように、受付やビラ配りや掃除などメインとしてやっていましたが、ある時に、私は経営がしたいわけじゃない、と気づいたんです。

お客さんって人につくっていうじゃないですか? そういう仕事をしたくて始めていて、お店をもっと大きくしようとか、チェーン展開しようというのは考えていないなかったんです。やってみて、自分のやりたいことがマッサージなんだと改めて気が付いたんです。そう悩んでいたタイミングで、スタッフさんの入れ替えの時期がきたことから、次は1人でやってみようと決めました。

その時には、不安もありましたが、自分でなんでもやるというのが好きみたいです。もしそれが失敗しても自分の責任なので、「仕方ないね」って納得がいくんですよね。

今後はどのように働きたいですか?

マッサージはメインで続けていきつつ、今後はもっと自分のやりたいことをたくさんやっていきたいな、と思っています。それも自分にとって価値観が変わる瞬間があったからなんですけど…。やりたいことが”いつかできる”じゃなくて、”今やらないと”と思うようになりました。なので、これからははずっとやりたかった「モノ作り」にも挑戦していきたいな、と思っています。

仕事を楽しくできるためのコツって?

シンプルに食べる・寝る・遊ぶを楽しむことだと思います。あと、これは他の経営者さんに怒られるかもしれないんですが、時には愚痴を吐いてスッキリさせることも大事なのかな、と思っています。結局は自分のせいだとわかってはいるんですが、毒素をだして、切り替えることが私には大切に思いました。習慣にするためには、我慢しすぎず、程よく継続するしかないと思います。

働く時には働く、休み時にはとことん休むって決めたヨーロッパ人のようなはたらき方に憧れていたので、旅行にもよく行っています。仕事とプライベートをそんなに分けていないので、時にはメリハリをつけて刺激を得るようにしています。

まとめ

店内にある衣料・雑貨も小田切さんが海外などでセレクトしてきたものだそう!

自分自身が落ち込んでいるときに、マッサージや美容室、ネイルなどのサービスで癒しを感じる女性は多いですよね。そこで自分が好きだと思えるマッサージに出会い、体も心も軽くなったことがきっかけでからそれを仕事にしようと思いついたのだそう。その決断力の速さと、感覚の鋭さが彼女のビジネスオーナーとしての魅力でもあるように感じます。

そんな小田切さんがオーナーを務める、マッサージ店はこちらから。ぜひその素敵な人柄とマッサージに癒されてみてくださいね。

次回は価値観の変わった出来事、これからのこと、ライフスタイルについてのお話もじっくりお伺いします。お楽しみに!