こんなはずじゃなかったのに!そう思わないためには?
皆さんは、結婚に対してどのようにお考えでしょうか?その時、付き合っている彼と交際期間が長いから自然と……という場合もあるでしょうし、明確に「こういう人じゃないとイヤだ!」という条件を持つかたもいますよね。
私はというと、相手のことはもちろん大切に思っていましたがその実、勢いとタイミングで結婚をしたような感覚もありました。お互いに結婚を考える良い年齢だった。夫が昇進をきっかけに転勤になるタイミングだった。この2つが結婚するキッカケになりました。もちろん、お付き合い時は互いに性格的な不一致もなく問題なし!
ただ、今にして思えばもっと深く結婚というものを考えるべきだったし、互いに気持ちを話し合うべきだったと実感しています。そこで今回は、結婚前にすり合わせておきたい3つのことをご紹介します。
1:納得いくまで話し合いができる?
まず、パートナーとすり合わせておきたいことの1つめ。それは「お互いに納得がいくまで話し合える関係性であるか」です。付き合いの長い間柄であればケンカをした時の対応の仕方がわかるので、すり合わせるまでもないかもしれませんね。
ただ、今まで一度もケンカをしたことがない方や交際期間が浅い方は、まずこの点を重視することが大切です。というのも、結婚生活は話し合いの連続だからです。具体的な生活に関すること、子どものこと、仕事と家事の分担のこと、お金のこと、そして時には性生活のことまで。
さらに一緒にいればいるほど、相手のイヤな部分というのが見えてきます。良い一面はもちろんですが、悪い一面が見えた時にお互いそれについてしっかり向き合う姿勢が取れるのかどうか。これがなかなか出来ない夫婦は割と多いです。かくいう私も話し合いができないことが離婚の決め手の一つにもなりました。
大事なことなのに、向き合って欲しいのに、それができない。となると、必然的に相手への愛情も薄くなってしまうのでこの点の見極めはかなり重要かと思います。
2:価値観の違いを受け入れ、譲り合うことができるか
離婚原因によくあげられる「価値観の違い」。あまりにもざっくり過ぎていまいちどういうものか想像しにくいと思うことはありませんか?これは、先にお伝えした「話し合いができない」もしくは「話し合っても解決しない」ことが原因になっている場合が非常に多いです。
話し合って解決できるうちはまだ続けられる余地があります。でも、話し合って解決できないことが互いの深い溝になってしまうと、どうしても元に戻ることは難しくなります。
大事なのは価値観の違いをどれだけ受け入れられるか。そして、どれだけ譲り合うことができるかではないでしょうか。相手の大事にしている考え方や生き方、それそのものに共感ができないとまず確実にぶつかり合うことになります。そうなった時、あなたはそれを許せるのか・許せないのかを今の段階から考えておくと良いかもしれません。
余談ですが、価値観が完璧に合う人は存在しません。また、結婚相手や恋人はなぜか自分とは大きく違う価値観を持っているケースが多いです。補い合えるからこそ魅力に感じるのかもしれませんね。なので「価値観が同じ人」を探すよりも「価値観の違いを受け入れ合える人」を探すほうが大切。
3:互いに尊敬しあえる部分があるか
あなたは今のパートナーに対して尊敬できる部分はありますか?そしてパートナーはアナタのどんなところに尊敬をしていますか?「好き」という情熱が次第になくなると、その人の本質が見えてきます。
この時に、人として尊敬できる部分をお互いに見つけられないと、やがてどちらか一方かもしくは両方ともに相手を見下してしまうようなことになります。
「価値観が違うし、嫌だなと思う部分もあるけれど、この点は心から尊敬する」そう、思えるポイントがあるなら、長い夫婦生活においてもお互いを敬愛していくことができます。気恥ずかしくて尊敬できる点について話しあったことがないというカップルはぜひ、これを機にお互いどんなところを尊敬しているのか伝えあってみてはいかがでしょうか。
そして時には諦めも肝心……かも?
これは個人的な意見ですが、相手に期待することを諦めるのも大切です。相手に期待をしてしまうと「夫なんだから、家事を少しは手伝ってよ」「夫なんだから、愛情をしっかり示してよ」と要求が生まれやすくなります。
そしてそれに応えてくれなかった時、えも言われぬ虚無感や裏切られたという怒りが湧いてきてしまうのですね。どういう状況に陥っても、自分を満たすのは自分しかいない。そう考え、相手に何かを期待することを諦めれば自ずと関係は良好になっていくのかも。私自身も次に結婚の縁があれば、それをできるようにしたいですね……。
ぜひ、ご参考までに!