私と彼、価値観が違うみたい……
恋人や友達、自分にとって大切な人であるほど気になる「価値観の違い」。とくに恋愛においては価値観の不一致が別れの原因になることが多いですよね。自分にとって完璧と思える相手なんていないのに、でも価値観の違いが許せない。
さらに、どこまでを許せて、どこまでが許せないのか。そんなボーダーラインさえ見失ってしまうことも多々あります。そこで今回は、価値観の違いを受け入れあうための上手な話し合い方についてご紹介いたします。
まずは相手の気持ちを聴くことから
言いたいことがあるときは、まず先に相手の主張や気持ちを聴きましょう。先に自分の言いたいことを話してしまうと、相手は否が応でも「否定された!」と思い、聴く耳を持ってくれなくなります。それが例え正論であったとしてもです。誰だって自分を否定するような意見は聞きいれたくないものですよね。
なので、まずはあなたを否定したいワケではないという意思表示が必要。それが相手の話を聴くということなのです。「この事について、〇〇くんの意見を聞かせて欲しいんだけど」「本当はどう思っているのか教えて」と伝えることで相手の真意が伝わりやすくなりますしご自身も感情に身を任せてモノを言うことがなくなるのでオススメですよ。
主張はあくまで自分の感じた気持ちを伝える
話し合いというと、つい自分の意見を通してもらうことをイメージしがちですがこれもNG。基本的に人を変えることはできません。例えばパチンコやタバコをやめて欲しいと彼に懇願しても、彼が心から自分の意思でやめたいと思わない限り、変わることはありません。
言って変わってもらうことを期待するから、してくれなかった時に裏切られたような気分になって相手への信頼をなくしてしまうのです。なのでまずは人は変わらないものだということを理解し、話し合いの場では「変えて欲しいこと」を伝えるのではなく「嫌だと思った」感情そのものを伝えるだけにしましょう。
・あの時、ああ言われてこう思った
・あなたのその態度はないがしろにされている気がして傷ついた
・あれをしてくれなかったことに不満を持った
などというように「変わって欲しいと思ってはいないけれど、こういう事に不満を持ったのは確かなんだよ」ということを伝えると、彼も何かしら考える機会を作ってくれるのではないでしょうか。
「どうしたら私たちはうまくいく?」と伝える
価値観の違いは、お互いに譲れない考えがあり、その主張をぶつけ合おうとする気持ちから生じます。話し合いはその違いをどう譲り合うことができるか、お互いが極力ストレスなく過ごすためにどうすれば解決していくのか、相手がどう思っているかを理解するための場です。
どう話し合っても堂々巡りでまとまらない……と感じた時は「別れよう」と言う前に「どうしたら私たちはもっとうまくいくと思う?」と聞いてみましょう。すると相手も自然とうまくいく方向で物事を考えようとしてくれます。
我慢しすぎないことも大切
相手に変わることを求めてはいけませんが、それと同時にあなたが無理をして変わろうとすることをしてもいけません。大事なのは、好きな相手のために自らの意思で「してあげたい」と思える範囲の中で努力をすることなのです。
そして話し合った結果、やっぱり分かり合えないということもあるでしょう。その場合は、お付き合いを本当に続けていくべき相手なのかどうかを知る良い判断材料にもなります。ぜひ、これらのことを踏まえて建設的で前向きな話し合いを心がけてみてくださいね。